『氷の城壁』2巻はどこまで進む?続きの展開をチェック

教室で小雪、美姫、陽太、ミナトの4人が少しぎこちない距離感で向き合う青春群像シーン 未分類

『氷の城壁』2巻では、小雪・美姫・陽太・ミナトの4人がそろい、勉強会から五十嵐の登場まで、人間関係が本格的に動き始めます。

1巻で築かれた関係をすぐ恋愛へ進めるのではなく、「この人は自分をどう見ているのか」という微妙な距離感を絡ませていくのが2巻です。ここから『氷の城壁』らしい、誰か一人だけの恋では説明できない青春の混線が始まります。

『氷の城壁』2巻はどこまで進む?

『氷の城壁』2巻は、小雪・美姫・陽太の3人にミナトが加わり、4人で勉強会をするところから、五十嵐が現れて関係がさらに複雑になっていくところまでが大きな流れです。

集英社の単行本情報では、2巻は2023年7月4日発売。B6判・208ページで、著者は阿賀沢紅茶さんです。

電子版については、コミックシーモアで2023年6月4日から配信されており、単行本版はフルカラー。作品全体は全14巻で完結しています。

ただし、今回確認できた出版社・電子書店の資料には「第○話から第○話まで収録」といった具体的な話数までは記載されていません。

そのため、「2巻は何話までか」を根拠なく断定するのではなく、この記事では公式に確認できる物語上の到達点を中心に整理していきます。

そして、この2巻の到達点がかなり重要です。

1巻までの小雪には、周囲との間に文字どおり「氷の城壁」がありました。ところが2巻では、その壁の外側に立っていた人たちが、少しずつ同じ場所へ集まってくる。

まだ誰かと誰かが決定的に結ばれる段階ではありません。

むしろ、「近づかれること」そのものに小雪が戸惑う姿が丁寧に描かれる巻です。……恋が始まる前って、こんなにも怖かったんだな、と少し息が詰まります。


『氷の城壁』2巻では4人の勉強会から何が変わる?

2巻の大きな出来事のひとつが、小雪、美姫、陽太、ミナトの4人による勉強会です。

それまで小雪・美姫・陽太という組み合わせだったところへ、ミナトが入ってきます。

ミナトは小雪に対して遠慮なく距離を詰めていくタイプです。一方、小雪は人との距離を縮めること自体に慎重で、ミナトの接近に戸惑います。

この「近づく人」と「近づかれることを警戒する人」という組み合わせが、2巻の空気を大きく変えていきます。

小雪は中学時代、人とのコミュニケーションで嫌な思いを経験しており、高校でも周囲から浮いた存在になっていました。社交的で人気者の幼なじみ・美姫とは対照的です。

だからこそ、ミナトの振る舞いを単純に「積極的な男子がヒロインへアプローチしている」とだけ読むと、この作品の核心を少し取りこぼしてしまう気がします。

小雪にとって問題なのは、相手が好意的かどうかだけではありません。

自分の領域へ入ってこられることを、自分が受け入れられるか。

そこが、ずっと問われています。

※画像はAIによるイメージ

一緒に勉強する。

文字にすれば、それだけです。

でも『氷の城壁』では、同じ机を囲むという些細な出来事が、人間関係の配置を変える大事件になるんですよね。

それまで別々だった線が、同じ場所で交差してしまう。

ここから物語は、「小雪と誰か」の話ではなく、「4人それぞれが、ほかの3人をどう見ているのか」という群像劇へ一段深く入っていきます。


美姫はなぜ小雪とミナトの関係を気にする?

2巻でもうひとつ重要なのが、美姫が小雪とミナトの関係を意識し始めることです。

公式のあらすじでも、美姫が2人の関係を気にしていることが明示されています。

ここが面白い。

恋愛漫画なら、「ミナトが小雪へ近づく」という一本の矢印だけでも物語は成立します。

しかし『氷の城壁』は、それを見ている美姫の視線まで描く。

つまり重要なのは、誰が誰を好きかという答えだけではなく、誰かの距離が変わったとき、周囲の人間の心までどう揺れるかなんです。

美姫は小雪の幼なじみであり、小雪とは正反対ともいえる社交的な人物です。

だからこそ、小雪の世界に新しい人物が入ってくる変化を、ほかの誰よりも敏感に感じ取る立場でもあります。

綺麗に言えば「親友を気にかけている」と説明できます。

でも、それだけなのかな。

人間って、大切な人が別の誰かと急に近くなったとき、必ずしも恋愛感情がなくても少し落ち着かなくなることがあります。

自分が知っていたその人の表情を、知らない誰かも知り始める。

昨日まで自分だけが知っていると思っていた場所へ、別の人が立っている。

『氷の城壁』が痛いほどリアルなのは、こうした「名前をつけるにはまだ早い感情」を急いで恋と呼ばないところだと、僕は思っています。


五十嵐の登場で2巻の人間関係はどう混線する?

さらに2巻では、小雪と美姫の中学時代の同級生・五十嵐が登場します。

この人物が加わることで、現在の高校生活だけでは見えてこなかった小雪たちの過去が、いまの人間関係へ入り込んできます。

集英社も2巻について、五十嵐の登場によって4人の関係がさらに混線していくと紹介しています。

ここでポイントになるのは、「新キャラクターが増えた」ということだけではありません。

小雪という人物の現在を理解するために、彼女が過去に何を経験し、どんなふうに人との間に壁を作ってきたのかという問題が前へ出てくることです。

1巻の小雪を見ているだけなら、無口で人付き合いが苦手な女の子、と捉えることもできます。

でも、壁には理由がある。

扉を閉めた人には、閉めなければならなかった時間があるんですよね。

※画像はAIによるイメージ

五十嵐という「過去を知る人物」が現れることで、ミナトの距離の詰め方にも別の意味が生まれます。

本人に悪意があるかどうかとは別に、距離を急に縮められることそのものが、小雪には負担になる可能性があるからです。

だから2巻は、恋愛が急加速する巻というより、それぞれの人物が抱えている人との距離感が可視化され始める巻と見るほうがしっくりきます。

『氷の城壁』というタイトルの意味も、ここからだんだん重くなっていく。

壁は壊せばいいものではありません。

その向こうにいる人が、自分で扉を開けたいと思えるまで待つ必要もある。

この作品がただの青春ラブコメでは終わらない理由が、2巻から少しずつ見えてきます。


『氷の城壁』2巻の続きでは何に注目すればいい?

2巻まで読んだあとに気になるのは、やはりこの4人の関係が今後どう変わっていくのかでしょう。

作品全体は全14巻で完結しているため、2巻はまだ物語の序盤です。

この時点では、小雪、美姫、陽太、ミナトの感情を単純な恋愛相関図へ固定しないほうが、この作品をより楽しめると思います。

注目したいのは、次のような変化です。

  • ミナトとの距離を小雪がどう受け止めていくのか
  • 小雪とミナトを見つめる美姫の感情がどう変わるのか
  • 陽太が4人の関係の中でどんな位置に立つのか
  • 五十嵐の登場によって小雪の過去が現在へどう影響するのか

2巻で投げ込まれたのは、「誰と誰が付き合うか」という単純な問いではありません。

人は、自分を守るために作った壁を、誰かのためなら開けられるのか。

もっと言えば、その壁を開くことは本当に「成長」なのか。

ここが『氷の城壁』のおそろしいところです。

誰かと仲良くなれることを、無条件に正解として描かない。

自分を守るための距離だって必要だったのだと認めながら、それでも人を求めてしまう心を描いていくんです。


2巻はただの「恋の始まり」ではないと考える理由

一見すると、2巻はミナトが小雪との距離を縮め、美姫がそれを気にし、そこへ過去を知る五十嵐まで現れる「恋愛関係が動き始める巻」に見えます。

でも僕は、これを単純な恋のスタートとは考えていません。

むしろ2巻で描かれているのは、小雪が他人から見られること、近づかれることにもう一度向き合わされる過程ではないでしょうか。

ただの優しい接近に見えても、小雪にとってはそう簡単ではありません。

距離を詰められた瞬間、相手を見るより先に「どう反応すればいいのか」を考えてしまう。

そうやって一度、自分の内側へ引いてしまう人の感覚を、『氷の城壁』はものすごく丁寧に拾っています。

僕がとくに気になるのは、登場人物たちが感情をはっきり言葉にする前の「間」です。

何かを言われたあと、すぐには答えない。

視線が少し止まる。

相手ではなく、別のところを見てしまう。

もちろん今回の参考資料だけから特定のコマや表情を断定することはできません。ただ、作品全体が評価されている理由として、電子書店でも「細やかな描写」「表現力」といった特徴が挙げられているのは、この感情の粒度と無関係ではないでしょう。

コミックシーモアでは、本作に385件のレビューが付き、確認時点で平均評価は4.8。

レビューにも、主人公だけではなく登場人物それぞれへ共感できることや、高校生の複雑な感情の描写を評価する声が見られます。

これはかなり象徴的です。

「誰が正しいか」ではなく、「なぜその人はそうしてしまったのか」を追える作品だからこそ、読む人によって感情移入する相手が変わる。

その土台が、本格的に組み上がり始めるのが2巻なのでしょう。

※画像はAIによるイメージ

そして、ここからが少ししんどい。

誰かを好きになることだけなら、きっともっと簡単なんです。

でも、自分の気持ちを優先したら誰かが傷つくかもしれない。

相手に踏み込めば拒まれるかもしれない。

何もしなければ、そのまま離れてしまうかもしれない。

高校生の恋愛なのに、選択肢の一つひとつに他人の心が乗っている。

だから『氷の城壁』は、恋が進むほど胸が軽くなる作品ではなく、むしろどんどん重たくなっていくんですよね。

それでも、彼らには人を好きになることを怖がりきらないでいてほしい。

壁を全部壊さなくてもいい。

ほんの少しだけ、自分で開けられる扉が見つかればいい。

そんなふうに願いたくなる2巻です。


まとめ|『氷の城壁』2巻は4人の関係が動き始める重要巻

『氷の城壁』2巻は、小雪、美姫、陽太の3人にミナトが加わった勉強会を起点に、人間関係が本格的に混ざり始める巻です。

ミナトは小雪へ距離を詰め、小雪はその接近に戸惑います。さらに美姫が2人の関係を意識し始め、小雪と美姫の中学時代の同級生・五十嵐まで登場します。

紙版は2023年7月4日発売の208ページ。作品全体は全14巻で完結していますが、今回確認した公式情報には2巻の具体的な収録話数までは記されていません。

そのため物語上の区切りとして見るなら、「4人が集まり始め、そこへ過去を知る五十嵐が現れ、人間関係の混線が本格化するところまで」と捉えるのが最も正確です。

まだ恋の答えは出ません。

でも、答えが出ていないからこそ、視線ひとつ、沈黙ひとつが痛いほど大きく見える。

2巻は『氷の城壁』の恋愛が始まる巻というより、「人を好きになる前に、その人の心へどう近づくのか」という、この作品でずっと続いていく問いが動き出す巻なのだと僕は感じています。


よくある質問

『氷の城壁』2巻ではどこまで進みますか?

小雪・美姫・陽太・ミナトの4人が勉強会をする流れから、小雪と美姫の中学時代の同級生・五十嵐が現れ、4人の関係がさらに複雑になっていくところまでが大きな展開です。

『氷の城壁』2巻は何話まで収録されていますか?

今回確認できた集英社および電子書店の資料には、具体的な収録話数の記載がありません。そのため、根拠のない話数は断定せず、物語上の到達点で確認するのが安全です。

『氷の城壁』は全何巻ですか?

単行本版は全14巻で完結しています。2巻はまだ序盤で、小雪・美姫・陽太・ミナトを中心とした人間関係が本格的に形作られていく段階です。

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