タコピーの原罪 東くんはどうなった？自首の真相と彼が背負った“罪”とは

「タコピーの原罪」を読み終えたとき、胸の奥に残るザラつきの正体──それは、東くんという“正しすぎる少年”の存在でした。

明確な悪役ではない。だけど、確かに“罪”を背負った彼の行動と、その後の運命は、読者の心に静かに爪痕を残していきます。

しずかと共に“あの事件”に関わり、やがて自首を決意した東くん。彼がどのように壊れ、そして再生を試みたのか──物語の奥底に流れる“贖罪”と“依存”の構造に迫っていきます。

この記事では、東くんのその後・自首の真相・彼が背負った“罪”の本質まで、深く丁寧に解き明かしていきます。

東くんというキャラクター──“正しさ”の罠と孤独

優等生であることが彼を縛った──家庭環境と自己否定

「タコピーの原罪」に登場する東直樹くんは、一見して“真面目な優等生”という典型的なキャラに見えるかもしれません。しかし物語が進むにつれ、彼の「正しさ」はむしろ歪なものであり、その内側には深い孤独と葛藤が潜んでいることが明かされていきます。

彼の家庭環境は、表面上は崩壊していないようでいて、実は“兄との比較”という圧力に満ちています。兄・潤也は要領よく立ち回れるタイプで、そんな兄と比較されるたびに、東くんは“ちゃんとしていなければ”という呪縛に縛られていったのでしょう。優等生であることが、彼の自我を守る唯一の手段だったとも言えます。

その「正しさ」は、誰かに求められてそうしているだけの、いわば“借り物の正義”です。彼自身の願いや感情は、家庭でも学校でも受け止められず、結果として他者への関与の仕方も極端に“型”に囚われたものになっていきます。

東くんが「いじめを止めようとした」のも、単なる善意ではなく、“正しい行動をしていれば認められる”という無意識の期待があったからこそ。しかし現実は、彼のその行動すらクラスメイトの評価を変えることはなく、逆に浮いた存在として孤立を深めてしまう結果になりました。

ここで私が強く感じたのは、「正しいことをしても救われない」ことへの絶望です。東くんのキャラクターは、現代の多くの子どもたちが抱える“承認欲求と孤独”を極めてリアルに映し出していると思います。正しさの仮面は、彼自身の心をも蝕んでいった──その静かな叫びが、読者の胸に痛みとして残るのです。

しずかへの想いが“共犯”へと変わるまでの心理描写

東くんの物語において、もう一つ欠かせないのが、彼の“しずかへの想い”です。ただの好意や恋心といった単純なものではなく、もっと危うく、依存に近い感情が描かれています。彼は“しずかを守ること”に自らの存在意義を重ねていくようになり、それがやがて「共犯」というかたちで現れてしまいます。

まりなの死というショッキングな出来事に直面したとき、しずかは彼に「手伝って」と告げます。この瞬間、東くんは自らの“正義”ではなく、“しずかに求められること”を選んだ。これは、彼が初めて“自分の意思で歪んだ選択をした”場面とも言えます。

ここにあるのは、「誰かのために何かをすることで、自分の価値を見出したい」という欲望です。正しいことをしても認められなかった彼は、しずかの無言の期待に応えることでしか、自分の存在を確かめられなかった。その切なさと痛々しさが、読むたびに胸を締めつけます。

また、しずかもまた東を“利用”することに無自覚ではいられないはずです。彼女の計算高さと無垢さが交錯する中で、東くんはどんどん“自分で選んでいるつもりの従属者”になっていきます。これは、恋愛ではなく、共依存の構図に近い関係性です。

そして、その関係性が行き着いた先が“自首”という結末──すべてを背負い、しずかのために身を差し出す彼の姿は、正しさの仮面を捨てた“贖罪の覚悟”のようでもあり、同時に“愛情の歪み”の果てでもあるのです。

“自首”という選択の裏にある本当の動機とは

しずかの言葉に導かれて──恋慕か、それとも償いか

「タコピーの原罪」の中盤、東くんはしずかの言葉を受けて“自首”を選択する決意を固めます。この場面は、物語の中でも特に重要な転機です。ただ、この“自首”という行動が、彼自身の意志から生まれたものか、それともしずかへの想いによる盲目的な献身なのか──その問いは非常に重いものを孕んでいます。

東くんは、まりなの死体の隠蔽に関して、しずかと共に「罪」を背負う立場に立たされます。しずかにとって東は、“唯一信じられる存在”であり、東にとってのしずかは、“唯一自分を必要としてくれる存在”だった。互いに寄りかかる関係性のなかで、東くんは「彼女のために」自首することを選びます。

だが、その選択が「本当の贖罪」だったのかと問われると、私は少し違和感を覚えます。東くんは、しずかに“認められたい”“必要とされたい”という動機が先にあったように見えるのです。つまり、自首という行動も“純粋な償い”ではなく、しずかからの承認を得るための手段に過ぎなかった──そう捉えることもできる。

ここにあるのは“歪んだ恋慕”です。しずかに必要とされることでしか、自分の価値を確認できなかった東くん。だからこそ、彼の自首には“愛情”と“贖罪”が複雑に絡み合い、行動の純度を不確かなものにしています。この微妙な揺らぎが、彼というキャラクターのリアリティを際立たせているのです。

自首という決断の背後にある心理は、単純な“正義感”ではなく、“誰かに必要とされたい”という欲望の表れでもある──そこにこそ、東くんの“罪”の本質が宿っているように感じます。

兄・潤也の存在が照らす、“東直樹”という少年の痛み

東くんが自首に向かう過程で、重要な鍵を握る人物がもうひとりいます。それが、兄・潤也です。彼の登場は、東くんの内面に踏み込むための“導線”として極めて巧みに配置されており、兄弟という鏡像的な関係が、東くんの選択に新たな視点を与えていきます。

潤也は、東くんと対照的なキャラクターです。自由で奔放、それでいて弟の苦しみに敏感であり、決して“優等生”ではないけれど、東が求めていた“理解者”でもあります。しずかへの依存が極まり、自首を選ぼうとした東くんに対して、潤也は真正面からこう言います──「お前だけが悪いんじゃない」。

この言葉は、東くんにとっては“呪縛の解除”のようなものでした。これまで自分の中にしかなかった罪悪感や孤独を、誰かが“共に抱えてくれる”と感じた瞬間。それは、しずかとの関係とは違う形の“救い”だったのだと思います。

潤也の存在は、東くんの中にあった「自分が全てを背負わなければならない」という思い込みをほぐしていきます。そしてそれは、東くん自身が“他者を信じる”第一歩となった。自首を選んだことに変わりはありませんが、その動機は“しずかのため”から、“自分自身のため”へと静かに移行していったのではないでしょうか。

東くんが自首に至るまでの背景には、兄弟の絆という見落とされがちな感情のレイヤーがあります。それを丁寧に描いたことで、彼の選択は単なる“罪の清算”ではなく、“自己回復の旅路”としての意味を帯びてくる──私はそう感じました。

東くんが背負った“罪”の正体──タコピー不在世界との対比

殺害の共犯者？それとも利用された加害者？

「タコピーの原罪」の物語において、東くんは“まりな殺害の共犯者”として重大な局面に関わります。しかし彼が本当に“加害者”だったのかという問いは、読者の心に深い問いかけを残します。行動だけを見れば確かに共犯ですが、その動機や状況を辿ると、東くんの“罪”はもっと複雑で、切実な人間ドラマの中に埋もれたものだとわかります。

東くんはしずかに頼まれたから協力した──その一言で片付けられるほど、彼の行動は単純ではありません。しずかが唯一自分を必要としてくれたこと、誰にも頼られなかった自分が初めて“役に立てた”こと。その瞬間に、彼は正しさではなく“絆”を選んだ。けれども、その絆は“事件”という最悪のかたちで結ばれた、偽りの共犯関係でした。

では、東くんの“罪”とは何か──それは、「自分の心を見ないふりをしたこと」にあるのではないかと思います。しずかに利用されていることに、彼は薄々気づいていた。それでもなお、“自分が誰かの役に立つこと”にしがみついていた。それは加害というより、むしろ“依存の代償”としての罪でした。

読者の多くが戸惑うのも当然です。行動としてはアウト。でも感情としては、彼の苦しみも痛いほど伝わってくる。だから東くんは、ただの加害者ではなく、罪を背負わされた“悲しき犠牲者”でもある。その二面性こそが、この作品の核心にあるのです。

こうして振り返ると、東くんの「罪」とは、他者の言葉に従ってしまう“弱さ”であり、自分自身を守ることを後回しにした“優しさ”でもあった。その曖昧で揺らぎのある罪こそが、人間らしく、リアルで、切ないのです。

もしタコピーがいなかったら…もう一つの時間軸の選択

「タコピーの原罪」の最終話近くでは、タコピーが存在しなかった“別の時間軸”──いわゆる2016年世界線が描かれます。ここで示される東くんの姿は、私たちが見てきた“罪を背負った少年”とはまるで違い、むしろ静かで平凡な日常を送っているように見えるのです。

しずかとの接点もなく、まりな事件にも関わっていない。あの世界では、東くんは“何も背負わなくてよかった少年”として、ちゃんと“自分の場所”を確保しているようでした。この対比は非常に象徴的で、「タコピーがいたからこそ起きた悲劇」でもあり、「タコピーがいたからこそ見えた感情」でもある──そんな二重性を提示してきます。

では、タコピーがいなければ東くんは幸せだったのか？　ある意味では、そうかもしれません。彼は罪を背負わずに済んだし、自分を見失うこともなかった。でも、あの世界の東くんには、“誰かを本気で愛する”ことも、“自分の弱さと向き合う”こともなかった。つまり、東直樹というキャラクターが“深まらないまま終わる”可能性すらあったのです。

タコピーの存在が呼び起こした連鎖は、確かに残酷でした。だけど、それによって東くんは“人間としての複雑さ”を得た。痛みを知り、絶望を経て、他人と繋がるために必要なものを見つけた。その意味で、東くんの“罪”とは、彼自身を人間らしくした“必要な傷”だったとも言えるのではないでしょうか。

だから私は、タコピーがいなかった時間軸の静けさを肯定しきれない。あの混沌の中で、東くんが一度壊れて、再び立ち上がったからこそ、彼の物語には光が宿ったのだと──そう思うのです。

“東くんのその後”が語る、罪と向き合うということ

クラスでの居場所と“ふつう”の日常への回帰

「タコピーの原罪」の終盤、東くんの姿は“タコピーが存在しなかった時間軸”の2016年という世界で再び描かれます。そこにいたのは、しずかやまりなとの悲劇に関わらなかった東直樹。罪を背負うことなく、他者と穏やかに接する、いわば“ふつう”の少年としての彼でした。

この世界の東くんは、特別目立つわけでもなく、クラスの中で静かに居場所を確保しています。彼が抱えていた“優等生の仮面”も、“誰かに必要とされたいという渇望”も、どこか遠ざかったように見える。タコピーという存在がもたらした“介入のない世界”で、彼はようやく“自分らしい日常”に立ち戻ることができたのです。

しかし、ここで私が感じたのは「それで本当に良かったのか？」という問いです。確かにこの東くんは罪を背負っていない。だけど、彼があの痛みや苦しみの中で得た“気づき”や“感情の深さ”もまた、この世界には存在していない。つまり、この“ふつう”は、“傷つかないこと”と引き換えに、“感情の厚み”を失っているのではないか──そんな風にも見えるのです。

東くんが“普通の少年”に戻ることは、救いであると同時に、“かつての東くん”の記憶がリセットされたような切なさも伴います。それでも彼がこの静かな世界で笑っていられることに、物語としての“赦し”が託されているのだと感じました。

たとえ直接的な贖罪がなされなかったとしても、“罪を背負わなかった東くん”が“罪を知っていた東くん”の痛みを間接的に救ってくれている──そう思えたからこそ、私はこの時間軸の描写にどこかホッとしたのです。

もう彼は、誰かの正義に流されない──内なる変化の兆し

時間軸が変わったことで、東くんの“罪”という要素は確かに消えました。しかし、私が注目したのはその先──彼の“選択する力”が物語の外側に描かれていることです。以前の東くんは、常に誰かの言葉に流され、誰かのために生きていました。それは正義であれ、愛情であれ、彼自身の“軸”がどこにもなかったからです。

しかし2016年の世界の東くんは、自分の意志で動き、誰かの“正義”に飲み込まれることなく、距離を取ることができているように見えました。しずかとの接点がなかったこともそうですし、無理に介入せず、静かにその場にいるだけの立ち方にも“選ぶ強さ”が滲んでいました。

この“内なる変化”は、一見すると地味ですが、実は東くんにとって大きな意味を持つものです。罪を背負っていなくても、人は変われる。その“兆し”を描いてくれたからこそ、私はこの描写に希望を感じたのです。

過去の東くんは、“自分がどうしたいか”ではなく、“どうすれば誰かにとって役に立てるか”で行動を決めていました。でも、この東くんは違う。無理に踏み込まないこと、正しさの名のもとに誰かを助けないこと。それは、罪を犯してしまった東くんにはできなかった選択です。

だからこそ、この“変わる前提のない東くん”が、自分の意志で穏やかな場所にいること──それは、すでに彼の中に“何かを超えてきた気配”があるように思えて仕方ないのです。

タコピーの原罪の中で、東くんが象徴するもの

共感と拒絶の狭間で揺れる“リアルな少年像”

「タコピーの原罪」という作品は、誰もが“救われない”物語だとよく言われます。その中でも東くんは、最も評価が分かれるキャラクターかもしれません。彼の行動は“正義”にも“加害”にも見える。その曖昧さが、私たち読者の感情を揺さぶってくるのです。

一部の読者は、東くんを「共犯者」「弱すぎる男の子」として拒絶します。一方で、「誰かのために行動できる優しさ」「自分の存在を必死に探す姿」に共感する声も少なくありません。この両極端な反応こそ、彼が“リアルな少年”として描かれている証ではないでしょうか。

東くんは、いわゆる“良い子”の皮を被ったまま、内面では“誰にも理解されない寂しさ”を抱えています。それがしずかとの共犯関係、まりな事件への関与という形で表に出てしまったとき、読者は彼を裁くか、抱きしめるかの選択を迫られる。私はこの葛藤に、むしろ作家の意図を感じずにはいられませんでした。

「正しい行いをしても、誰も救えないことがある」──この物語の冷酷な現実を、最も体現しているのが東くんです。だから彼は“象徴的存在”であると同時に、読者に「どう感じるか」を問いかけ続ける存在でもある。

共感と拒絶。その狭間に立ち続ける東くんは、私たち自身の中にある“不安定な正しさ”や“未熟さ”を映し出しているのかもしれません。

読後の静かな余韻──“赦し”とは誰のためにあるのか

東くんの行動を通して描かれた“罪”と“贖罪”の物語は、読後に静かで深い余韻を残します。彼は最終的に誰からも罰を受けることなく、タコピーがいなかった時間軸では普通の生活を送っています。けれどそれは、果たして「救い」だったのでしょうか。

ここで問われるのは、“赦し”という行為の本質です。東くんは誰かから赦されるのを待っていたわけでもなく、自分自身を裁くこともなかった。ただ、しずかの言葉と兄・潤也の存在によって、“赦しとは他者から与えられるものではなく、自分がどう向き合うかで決まるもの”だと少しずつ気づいていったのです。

私はこの描写に強く心を揺さぶられました。社会的には罰せられていない。でも、心の中では何度も自問自答し、自分を許すことに時間をかけている──東くんのその姿が、まさに“タコピーの原罪”という作品が描こうとした「人間の再生」の核心だと思います。

そして、それは読み手にも作用します。東くんを赦せるかどうか、赦すべきかどうか。それは作品に対する答えではなく、むしろ“自分自身が何を信じているか”を問う鏡のようなものなのです。

だからこそ、物語が終わっても東くんのことを考え続けてしまう。彼の“罪”と“赦し”は、読者にとっても個人的な問いとして残り続ける。それがこの作品の、そして彼というキャラクターのすごさなのだと、私は思います。

タコピーの原罪 東くん考察まとめ

彼が歩んだ“正しさ”と“罪”の交差点

「タコピーの原罪」における東直樹くんの存在は、単なる脇役では終わりませんでした。彼はしずかやタコピーと同様に、作品の中心に“人間の複雑さ”という主題を背負ったキャラクターでした。正しさとは何か、罪とは何か──その問いを背負い、東くんは苦しみながらも、まっすぐに進もうとした少年です。

自首を選んだ背景には、しずかへの恋慕と依存、そして優等生としての義務感が混在していました。表面的には「正しい行動」に見えるその選択も、内実は「誰かに必要とされたかった」という感情が原動力だった。私はこの矛盾にこそ、彼の人間味が凝縮されていると感じています。

さらに、兄・潤也との関係性が彼に与えた“許し”の感覚は、東くんの精神的なターニングポイントでした。潤也は東の苦しみを否定せず、真正面から受け止め、共に抱える姿勢を示しました。そのことが、東くんの“誰かのためにではなく、自分のために生きる”という意志の萌芽に繋がっていきます。

“タコピーがいなかった世界”では、東くんは罪を背負うことなく、静かに生活を送っていました。この描写が物語にもたらしたのは、“もしも”という問いです。けれども、私は思うのです──罪を通じて彼が手にした“痛み”と“赦し”こそが、彼をひとりの人間として育てたのだと。

東くんの選択は正しかったのか。彼は本当に罪人だったのか。その答えはひとつではありません。ただ確かなのは、彼の歩んだ道が、私たちに「人を理解するとはどういうことか」を静かに問うているということです。

“タコピーの原罪”という物語の中で生きたということ

東くんというキャラクターがここまで多くの感情を呼び起こした理由──それは、彼が単なる“善悪”のフレームに収まらない存在だったからです。彼は“正義”の名のもとに傷つき、“贖罪”の中で誰かを想い、“赦し”という名の沈黙を選びました。そのすべてが、読む者の心を揺らします。

「タコピーの原罪」は、善人も悪人もいない世界で、“どう生きるか”を問いかける作品です。その中で、東くんは“最も人間らしいキャラクター”だったと私は思います。彼は失敗し、間違え、壊れて、それでも前に進もうとした。誰かに認められるためではなく、自分を許すために。

彼の旅路には、読者一人ひとりが自身の記憶や感情を重ねる余白があります。それは、私たちが“過ちを許せない自分”や、“許されたいと願う自分”と向き合うことでもあります。

東くんがいたから、この物語はただのSFやホラーではなく、“人間の物語”になった。そう断言できるほど、彼は重要な存在でした。

彼の罪は、もしかしたら一生消えないかもしれない。でも、それを背負いながらも歩いていけること──その姿こそが、「タコピーの原罪」という作品が描いた最大の“希望”だったのではないでしょうか。