氷の城壁で付き合うのは何話?キス・交際成立・別れる回をカップル別に解説

雪の降る放課後に互いを意識しながら向き合う高校生4人 未分類

『氷の城壁』では、小雪とミナトが104話、美姫とヨータが109話で恋人になります。

途中ではミナトと桃香も交際しますが、96話で別れが決定的になります。小雪とミナトのキスは108話です。

まず、付き合うシーンや別れる回をカップル別に整理すると、次のようになります。

カップル関係が動く話数結末収録巻
氷川小雪(こゆん)×雨宮湊(ミナト)第104話で交際、第108話でキス最終話まで交際が続く12~14巻
安曇美姫×日野陽太(ヨータ)第108話で告白、第109話で交際第110話で本音を確かめ合う13巻
雨宮湊×栗木桃香第79~81話付近で交際、第96話で破局が決定的に最終的に別れる9~11巻
氷川小雪×五十嵐翼中学時代に交際復縁しない過去編など

結論だけなら、小雪とミナトは104話、美姫とヨータは109話、ミナトと桃香は80話前後で付き合い、96話で別れると覚えておけば迷いません。

ただし、『氷の城壁』の恋愛は、交際成立の瞬間だけを切り取ると大切なものが抜け落ちます。誰かを好きになるより、自分の本音を相手へ差し出すことのほうが難しい――その静かな痛みが、それぞれの話数の間に積み重なっているからです。

『氷の城壁』で最終的に付き合うのは誰と誰?

最終的に恋人同士になるのは、氷川小雪と雨宮湊、安曇美姫と日野陽太の2組です。

一方、雨宮湊と後輩の栗木桃香は物語の途中で付き合うものの、最終カップルにはなりません。小雪も中学時代の元彼である五十嵐翼とは復縁せず、過去の傷を乗り越えた先でミナトを選びます。

この結末だけを見ると、物語は最初から予定されていた2組へ素直に着地したように感じるかもしれません。しかし実際には、その途中で小雪、ミナト、美姫、ヨータの全員が、自分を守るために隠していた感情と向き合います。

小雪は人を遠ざけることで本音を隠し、ミナトは誰とでも親しく振る舞うことで本音を隠す。見た目には正反対なのに、心の最深部を見せることが怖いという点では、驚くほど似た2人です。

美姫とヨータにも、別の形の壁があります。美姫は周囲から期待される「かわいい自分」を守り、ヨータは大切な関係を壊さないため、好きだという気持ちを胸の奥へ押し戻してきました。

だからこの作品の「付き合う」は、単なる恋愛イベントではありません。自分を守っていたやり方を少しだけ手放し、相手に傷つけられる可能性まで引き受ける瞬間なのです。


小雪とミナトが付き合うのは104話!キスは108話

小雪とミナトが正式に付き合うのは、第104話「修学旅行2」です。単行本では第12巻の最後に収録されています。

第12巻には第98話「移り目」から第104話までが収録され、桃香との破局後に元気をなくしたミナトと、小雪が再び距離を縮めていく過程が描かれます。

小雪はミナトと話すきっかけを自分から作り、誕生日プレゼントを渡そうとします。誰かを必要とすることさえ怖がっていた序盤の彼女を思えば、この小さな行動は、告白に匹敵するほど大きな一歩でした。

第104話「修学旅行2」で交際が成立する

修学旅行中、2人きりで時間を過ごすことになった小雪とミナトは、互いの恋心を言葉にします。

ミナトが先に、自分は小雪を恋愛対象として好きなのだと伝え、小雪も同じ気持ちを返します。返事を保留したり、雰囲気だけで終わったりする場面ではなく、双方が好意を確かめるため、104話が明確な交際成立回です。

けれど僕が忘れられないのは、告白の言葉そのものより、その直前にある沈黙です。伝えたいことがあるのに、核心へ触れようとすると言葉が途切れる。相手を見たいのに、まっすぐ見続けることができない。

きれいな両思いの場面に見えますが、あの間には、これまで飲み込んできた何十もの本音が詰まっています。もし拒まれたら、今ある関係まで失うかもしれない。それでも言わなければ、もう隣にはいられないかもしれない。

恋を伝えるというより、自分を守っていた最後の壁を、相手の前でほどく場面なんですよね。静かなのに、息が苦しくなるほど重い。ようやく言えたんだ、と抱きしめたくなります。

※画像はAIによるイメージ

小雪とミナトがキスするのは第108話

2人のキスが描かれるのは、第108話「週末 sideB」です。単行本第13巻に収録されています。

交際成立が104話、キスが108話なので、付き合った瞬間から急に恋人らしく振る舞えるわけではありません。小雪は、自分の感情をどこまで見せてよいのか迷い、ミナトも以前のように勢いだけで距離を縮めるのではなく、小雪の心の準備を確かめようとします。

ただの甘いキスに見えるかもしれません。でも、その手前にある迷い、言葉が途切れる時間、相手の反応を待つ慎重さこそが、この2人らしさです。

小雪にとって誰かを近くへ迎えることは、自分の弱さまで見られることでした。ミナトにとって待つことは、自分の望む距離ではなく、相手が安心できる距離を選ぶことでした。

だから108話のキスは、好意の証明だけではありません。2人が互いの歩幅を尊重できるようになった証しなのだと思います。もう、しんどいほど丁寧です。急がずにここまで来た2人だからこそ、この一瞬があまりにも尊い。

小雪とミナトは最後に別れる?

小雪とミナトは、104話で付き合ったあとも第13巻、第14巻で交際を続け、最終話まで別れません。

全14巻の最終巻には、第112話から最終話「解氷」までが収録されています。最終盤では、小雪が帰ろうとするミナトを引き留め、一人になる寂しさや、そばにいてほしい気持ちを自分の言葉で伝えます。

104話が「好きだと認める」場面なら、最終巻は「あなたを必要としている自分を見せる」場面です。壁が消えたのではなく、小雪自身が扉を開けられるようになった。その違いが、とても大切なのだと感じます。


美姫とヨータが付き合うのは109話!告白から110話まで解説

美姫とヨータが付き合うことになるのは、第109話「はじまらない」です。単行本では第13巻に収録されています。

ただし、2人の関係は1話だけで完成するわけではありません。告白前後の流れは第107話から第110話まで続きます。

  • 第107話:美姫とヨータが2人で出かける
  • 第108話:美姫がヨータへ気持ちを伝える
  • 第109話:2人が付き合うことになる
  • 第110話:互いの本音を伝え、関係を確かめ直す

「何話で付き合う?」への答えは109話ですが、恋人としての関係が落ち着くところまで知りたいなら、108~110話を続けて読む必要があります。

美姫がヨータを選んだ理由

ヨータは物語の早い段階から、美姫を特別な存在として大切にしています。しかし、その好意を押しつけようとはしません。

恋を伝えて美姫との関係が壊れるくらいなら、友達のまま近くにいたい。そんな思いから、ヨータは自分の気持ちを表へ出さず、美姫が必要とするときにそばにいる道を選んできました。

美姫にとっても、ヨータはあまりに近く、安心できる存在です。そのため、彼を恋愛相手として意識するまでには時間がかかりました。

転機になるのは、美姫が「ヨータを好き」なだけでなく、ヨータと一緒にいるときの自分を好きでいられると気づくことです。

周囲から見られる自分を意識し、かわいく人気者であろうとしてきた美姫が、失敗や格好悪さを見せても離れない相手を選ぶ。これは恋人選びであると同時に、演じなくてもよい自分を選ぶ決断だったのではないでしょうか。

※画像はAIによるイメージ

109話で付き合っても、すぐには噛み合わない

美姫が気持ちを伝えたあと、2人は109話で付き合うことになります。しかし、ヨータの返事は、美姫が思い描いていたような情熱的なものではありません。

長い間、「好きだからこそ壊さない」を選んできたヨータは、両思いになった瞬間に感情を解放できるわけではないのです。美姫も、その反応を前にして、本当に付き合ってよかったのかと不安になります。

一見すると、優しく穏やかなカップルの成立です。けれど、ただの優しい返事として片づけてしまうと、ヨータが飲み込んできた本音を見落とします。

彼の間の取り方や、すぐに喜びを爆発させない態度には、長く抑え続けた感情の癖が残っています。欲しいと言った瞬間に失うかもしれない――そんな怖さを何度も胸の内で反復してきた人は、望んだ答えを渡されても、すぐには手を伸ばせません。

美姫の不安も同じです。勇気を出して差し出した気持ちに、期待した熱が返ってこない。その一瞬の沈黙は、「私は本当に選ばれたの?」という痛みに変わります。

第110話で2人が本音を伝え合うことにより、ようやく関係は落ち着きます。恋人という名前を先につけて終わるのではなく、その名前の中でどう一緒にいたいのかを話す。遠回りだけれど、この2人にはその確認が必要だったんだよね。


ミナトと桃香が付き合うのは何話?別れるのは96話

ミナトと栗木桃香の交際は、第79話から第81話付近で成立します。単行本では第75~82話を収録した第9巻にあたります。

具体的には、第80話「夏休み♪」の時点で2人が付き合い始めたことが小雪たちへ伝わり、第81話「チャンス」で桃香の告白とミナトが交際を選ぶまでの経緯が詳しく描かれます。

そのため、「ミナトと桃香は何話で付き合う?」への短い答えは第80話前後です。告白から選択まで正確に追うなら、第79~81話をひとまとまりとして読むと理解しやすいでしょう。

ミナトはなぜ小雪ではなく桃香と付き合った?

ミナトは、桃香と付き合った時点でも小雪への特別な感情を完全には手放していません。

しかし小雪は、自分の気持ちを素直に言葉へできず、ミナトとの距離を縮めることにも強い不安を抱えていました。ミナトからすれば、自分は小雪にとって特別なのか、踏み込めば拒絶されるのかが分かりません。

一方の桃香は、自分の好意を比較的はっきり示します。相手の気持ちが見えない小雪と、自分を好きだと伝えてくれる桃香。その差に迷ったミナトは、桃香の思いへ向き合うことを選びました。

そこには、小雪への報われない気持ちを終わらせたいという思いもあったのでしょう。そして、相手の期待に応え、「いい彼氏」になろうとするミナト自身の性格も影響しています。

ミナトは桃香を遊びで選んだわけではありません。彼女を大切にし、真剣に付き合おうとします。

けれど、桃香を大切にしたい気持ちと、小雪を好きな気持ちは別のものでした。誠実であろうとすればするほど、本心とのずれが積み重なっていきます。

ミナトと桃香が別れるのは第95~97話

2人の破局は、単行本第11巻の第95話「蓄積」から第97話「放免」にかけて描かれます。

  • 第95話:ミナトの中で無理が積み重なり、別れへ向かう
  • 第96話「変」:2人の関係が決定的に変わる
  • 第97話「放免」:別れの裏側や桃香側の感情が描かれる

したがって、「何話で別れる?」への短い答えは第96話です。別れ話の経緯と桃香の思いまで含めるなら、第95~97話を続けて読む必要があります。

第12巻の時点では、すでに桃香と別れ、元気をなくしているミナトが描かれます。破局直後に小雪へ乗り換えるような軽い展開にならず、自分の選択を受け止める時間が置かれている点も重要です。

※画像はAIによるイメージ

桃香は恋を邪魔しただけの人物ではない

ミナトと桃香の別れは、浮気や決定的な裏切りが原因ではありません。ミナトが小雪への気持ちを消せず、本心を隠したまま付き合い続けることが、桃香に対しても誠実ではないと気づいたためです。

きれいな「本当の恋に気づいた話」に見えるかもしれません。ですが、その美談だけで終わらせると、桃香が背負った痛みを消してしまいます。

桃香は、ミナトの気持ちが完全には自分へ向いていないことを感じながら、それでも好意を伝えました。交際できた喜びのそばで、小雪とミナトのわずかな視線や沈黙に反応せずにはいられない。恋人になれたのに、心の中心までは自分のものにならない。その不安は、ほとんど呪いです。

だからこそ、桃香だけを悪者にはできません。交際を選んだのはミナトでもあり、小雪への気持ちを抱えたまま相手の期待へ応えようとした責任も、彼の側にあります。

桃香との交際は、ミナトに「人と仲良くなること」と「本音を見せた関係を築くこと」は違うのだと突きつけました。そして小雪には、ミナトを失う苦しさから目をそらせない状況を作りました。

誰かの成長に必要だったからといって、傷ついた桃香の恋が道具になるわけではない。彼女にも彼女の生活があり、別れたあとも物語から消えず、自分なりに前へ進もうとします。どうか桃香の時間にも、彼女自身をまっすぐ選んでくれる出会いがあってほしい。そう祈らずにはいられません。


付き合うシーンが示す『氷の城壁』の本当のテーマ

『氷の城壁』で描かれる恋愛は、好きな相手を手に入れる競争ではありません。僕には、自分を守るために身につけた方法を、誰かとの関係の中で見直す物語に見えます。

小雪は離れることで傷を避け、ミナトは相手に合わせることで拒絶を避けます。美姫は理想的な自分を演じ、ヨータは望まないふりをして大切な関係を守ろうとします。

4人とも、本音を隠す理由は「相手を大切にしたい」「嫌われたくない」という思いです。ところが、その優しさが限界を超えると、相手には何も伝わらず、自分自身の感情まで分からなくなってしまいます。

表面的には、104話も109話も恋が実った美しい回です。しかし、その美しさは、上手な告白や劇的な演出から生まれたものではありません。

視線を外す。言葉が止まる。相手の返事を待つ。すぐには喜べない。そんな誰もが見過ごしそうな小さな揺れに、彼らが殺してきた本音がにじみます。

「本当はそばにいてほしい」「自分だけを見てほしい」「失うのが怖い」。口にすれば重くなりそうで、相手を縛りそうで、何度も飲み込んできた感情です。

それをきれいな優しさだけで包まず、少し身勝手で、執着にも似たものとして描くから、『氷の城壁』の恋は刺さるのだと思います。人を好きになる気持ちは、いつも美しく整っているわけではない。だからこそ、ようやく差し出された本音が尊いんだよね。

今後を見通すうえでも、交際成立はゴールではなく出発点です。小雪とミナトは恋人になったあと、会いたい、寂しい、どうしてほしいといった日常の感情を共有する必要があります。美姫とヨータも、109話でついた「恋人」という名前へ、110話から2人なりの意味を与えていきます。

誰かが壁を力ずくで壊すのではなく、壁の内側にいる本人が、自分の意思で扉を開ける。その瞬間を待ち続ける物語だから、最終話「解氷」という題があれほど静かに胸へ残るのでしょう。


まとめ|『氷の城壁』の交際・キス・破局回

『氷の城壁』で小雪とミナトが付き合うのは、第104話「修学旅行2」です。第108話「週末 sideB」では、交際後のキスが描かれます。

美姫は第108話でヨータへ気持ちを伝え、2人は第109話で付き合います。第110話では互いの本音を確かめ、恋人としての関係を落ち着かせます。

ミナトと桃香は、第79~81話付近、短く答えるなら第80話前後で交際が成立します。しかし小雪への気持ちを消せず、第95~97話にかけて破局し、第96話で別れが決定的になります。

話数だけを追えば数行で終わる恋の結論です。それでも、その間に置かれた沈黙や迷いを知ると、「付き合う」という言葉の重さがまるで違って見えます。

彼らは誰かに選ばれる前に、自分の本音を選ばなければならなかった。そこまで遠回りしたからこそ、104話と109話で交わされる思いは、恋の成就以上の救いになったのだと思います。


よくある質問

小雪とミナトは何話で付き合いますか?

第104話「修学旅行2」で互いの恋心を確認し、正式に付き合います。単行本第12巻に収録されています。

小雪とミナトのキスは何話ですか?

第108話「週末 sideB」です。単行本では第13巻に収録されています。

ミナトと桃香は何話で付き合い、何話で別れますか?

第80話の時点で交際が周囲に伝わり、第81話で経緯が詳しく描かれます。破局は第95~97話にわたり、第96話で別れが決定的になります。

美姫とヨータは何話で付き合いますか?

美姫が第108話で思いを伝え、第109話で付き合います。第110話では互いの本音を確かめ合います。

小雪と五十嵐は復縁しますか?

復縁しません。五十嵐は小雪が過去の傷と向き合うための重要人物ですが、最終的に小雪が選ぶ相手はミナトです。

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