暁のヨナのキスシーンはどこ?恋愛の進展と重要場面を紹介

夕暮れの高華国を背景に、赤い髪の姫と黒髪の青年が互いを見つめ合う切ない恋愛シーン 未分類

『暁のヨナ』でハクとヨナが初めて唇を重ねるのは原作24巻137話です。その後も30巻・35巻・39巻に重要なキスシーンがあり、31巻では互いの恋心が言葉でも確かめられます。

ただし、2人の恋愛は突然始まったわけではありません。11巻の不意打ちのキスから、長い片思いとすれ違いを経て、少しずつ関係が変化していくのです。

暁のヨナのキスシーンは何巻何話?重要場面を時系列で紹介

『暁のヨナ』のキスシーンを探しているなら、まず押さえておきたいのは11巻・24巻・30巻・35巻・39巻です。

なかでも24巻137話はヨナからハクへの初めての唇へのキス、30巻175話はハクからの想いが強く表れる重要場面になっています。

草凪みずほ先生が描く2人の恋愛は、キスをするたびに関係が少しずつ変化していくところが魅力です。

単に甘い場面が増えるのではなく、触れる理由そのものが変わっていく。その違いを意識すると、ひとつひとつのシーンがさらに切なく感じられます。

11巻62話|ハクからヨナへの不意打ちのキス

原作11巻62話「その刃が届く前に」では、ハクがヨナに突然キスをする場面があります。

ただし、これは24巻の初めての唇へのキスとは別の場面です。11巻では、ヨナがハクの気持ちをまだ十分に理解していない段階で、ハクが思いを抑えきれずに行動します。

当時のヨナは、スウォンとの出来事を引きずりながらも、自分の力で前に進もうとしていました。

剣の稽古に励むヨナを見守るハクですが、その胸には複雑な感情が渦巻いています。

大切な人を守りたい。けれど、自分が守ろうとするほど、ヨナが危険へ近づいていくようにも感じられる。

そんなハクの苦しさに気づいたヨナは、彼自身がもっと自由に生きてもいいのだと伝えます。

そこでハクは、ヨナを引き寄せてキスをするのです。

この場面で印象的なのは、ヨナが驚いてしまう一方、ハクの気持ちは決して冗談ではないこと。

僕には、ハクが長い間隠してきた感情を、一瞬だけ表に出してしまったように見えました。

その後、ヨナはハクの行動を意識するようになりますが、すぐに恋心を自覚するわけではありません。

一緒に眠る場面でも、彼の顔や唇をあらためて見つめ、自分でも説明できない戸惑いを抱きます。

ずっとそばにいた人なのに、今まで知らなかった表情がある。

この小さな変化こそ、後の恋愛につながる最初の揺らぎだったのでしょう。

24巻137話|ヨナからハクへの初めての唇へのキス

『暁のヨナ』でハクとヨナが初めて唇を重ねるのは、24巻137話「協力者たちへ」です。

驚くことに、このキスを仕掛けたのはハクではなくヨナでした。

このとき2人は、事情があって別々に行動することになります。

ハクはヨナの身を案じていますが、その心配を素直に言葉にするだけでは済まない関係になっていました。

そんな彼の表情を見たヨナは、離れがたい気持ちに突き動かされ、思わず口づけてしまいます。

ここで重要なのは、ヨナ自身もまだ自分の気持ちを整理しきれていないことです。

ハクへの愛情が確かに芽生えている。それでも、その感情を恋だと認めるには、彼女にはまだ時間が必要でした。

一方、長年ヨナを想い続けてきたハクは、予想外の出来事に完全に動揺します。

いつも冷静で、戦いでは頼もしい彼が、ヨナの行動ひとつで言葉を失ってしまう。

……あの落差が、本当にたまらないんですよね。

そしてヨナも、ハクに拒まれたのではないかと不安を抱きます。

本来なら幸せなはずのキスなのに、2人とも相手の気持ちが分からず、距離ができてしまうのです。

僕はこの137話を、ハクとヨナの恋愛が決定的に動き始めた転換点だと考えています。

それまでのハクは、ヨナを守る側に立つことが多かった。

ところが、この場面ではヨナのほうから距離を縮めています。

守られる姫が、自分の意思で大切な相手に触れた。その意味は、想像以上に大きいのではないでしょうか。

※画像はAIによるイメージ

30巻175話|水の口移しからハクがキスする場面

30巻175話「夢で何度も呼んでいた」では、24巻とはまた違った意味を持つキスが描かれます。

この場面では、火事やそれまでの戦いによってヨナとハクが傷ついており、とくにハクは身動きが難しいほど消耗していました。

そんな彼を助けるため、ヨナは瓶の水を口移しで飲ませます。

最初の接触は、恋愛感情を伝えるためというより、傷ついたハクを救うための行動でした。

しかし、水を飲み終えたあと、今度はハクのほうからヨナにキスをします。

24巻ではヨナが先に行動しましたが、30巻ではハクが自分の想いを表す側に回るのです。

この違いが、とても大きい。

2人が生き延びられるかどうかも分からない状況だからこそ、普段は飲み込んでしまう感情が抑えきれなくなったように感じられます。

しかも、ハクはすでに26巻でヨナへの想いを告げています。

つまり30巻のキスには、以前よりも明確な恋愛感情の積み重ねがあるわけです。

ここでのヨナは、単に守られる存在ではありません。

傷ついたハクを支え、自分から彼を救おうとしています。

お互いがお互いを必要としている。その関係が、言葉以上にはっきり伝わってくる場面でした。

35巻・39巻|両思いになってからのキスシーン

ハクとヨナの恋愛は、31巻の告白で終わりません。

35巻では、牢屋越しにハクからヨナへキスする場面があります。

自由に触れ合えない状況でのキスは、これまでとは違う切なさを感じさせます。

2人は気持ちを確かめ合っていても、政治的な事情や危険な状況によって、いつも一緒にいられるわけではないのです。

ここで僕が注目したいのは、物理的な距離と心の距離が逆転していること。

24巻では自由に近づける状況でも、相手の気持ちが分からず戸惑っていました。

それに対して35巻では、互いの気持ちを知っているからこそ、隔てられていることが苦しい。

同じキスでも、そこに込められた意味が大きく変わっています。

さらに39巻では、再会したハクとヨナがキスを交わす場面が描かれます。

以前ほど戸惑うだけではなくなった2人の距離感には、確かな変化が感じられます。

ただし、ヨナが自分の意思をはっきり示す場面もあり、恋愛が進展したからといって何もかも受け入れる関係になったわけではありません。

僕はそこも、この2人らしいと思っています。

好きだからこそ近づきたい。でも、相手にも自分にも大切にしたいものがある。

そんな関係だから、ハクとヨナのキスは単なる恋愛イベントに終わらないのでしょう。


ハクとヨナの恋愛はいつ進展した?告白までの流れを解説

ハクとヨナの恋愛が大きく進展するのは、24巻のキス、26巻のハクの告白、そして30〜31巻のヨナの告白です。

この順番には、物語上の意味があります。

普通なら告白してからキスをする展開を想像しますが、『暁のヨナ』では気持ちが整理される前に身体が動き、後から言葉が追いついていきます。

だからこそ、恋愛の進み方が不器用で、どこか現実味を帯びているのです。

ハクがヨナを好きになった理由と長い片思い

ハクは幼いころから、ヨナとスウォンのそばにいました。

ヨナにとってハクは、気心の知れた幼なじみであり、自分を守ってくれる頼もしい存在です。

しかしハクにとってヨナは、単に守るべき姫ではありませんでした。

長い時間をともに過ごすうちに、彼女は特別な存在になっていたのです。

それでもハクが積極的に気持ちを伝えなかった背景には、2人の立場の違いがあります。

ヨナは高華国の王女であり、ハクは彼女を守る立場にありました。

さらに、ヨナが恋心を寄せていた相手はスウォンです。

ハクは、ヨナがスウォンを想っていることを知りながら、その恋心ごと彼女を大切にしていました。

この関係が切ないのは、ハクが自分の願いよりもヨナの幸せを優先してきたように見えるところでしょう。

一方で、その優しさは、彼自身を長く苦しめる原因にもなっています。

11巻で見えたスウォンへの想いとハクへの変化

11巻では、ヨナが自分の過去と向き合う姿が描かれます。

戒帝国の千里村を訪れたヨナは、火鎮の祭で踊ることになります。

そこには、高華国と戒帝国の争いによって命を落とした人々を悼む意味がありました。

ヨナはもともと、スウォンのために練習していた舞を思い出します。

しかし彼女は、かつてスウォンから贈られた簪を、その場で身につけないことを選びました。

さらに扇ではなく剣を使い、自分の今の気持ちを映すような舞を披露します。

この行動は、ヨナが過去の恋心を簡単に消したという意味ではないでしょう。

むしろ、自分の人生をスウォンへの想いだけで決めることをやめ始めたように感じられます。

そんなヨナを見つめるハクの姿も、印象深いものでした。

村の女性アロはハクに関心を示しますが、ヨナを見つめる彼の切なげな視線に気づき、身を引きます。

本人たちがまだ言葉にしていない感情を、第三者が先に理解してしまう。

こうした描写の重ね方に、草凪みずほ先生の繊細さが表れていると思います。

さらにハクは、ヨナが大切にしている簪を見つけても、それを捨てるようには求めません。

自分がどれほど苦しくても、ヨナの選択を尊重しようとするのです。

彼女がまだスウォンへの複雑な想いを抱えていることを知っているからこそ、ハクは簡単には踏み込めない。

その我慢が、24巻の突然のキスをより鮮烈なものにしているのでしょう。

※画像はAIによるイメージ

26巻152話|ハクがヨナへ気持ちを伝える告白

ハクがヨナに明確な恋愛感情を伝えるのは、26巻152話「大事なものはひとつじゃないけど」です。

24巻ではヨナから突然キスをされ、ハクは強く動揺しました。

しかし、その出来事だけで2人が恋人同士になったわけではありません。

ハクはヨナの気持ちを確信できず、ヨナも自分が何をしたのか整理できないままでした。

そんなすれ違いを経て、ついにハクが自分の恋心を言葉にします。

興味深いのは、その告白が静かで美しい愛の誓いというより、長年抑えてきた気持ちがあふれ出すようなものだったこと。

ハクは普段、軽口や皮肉で本音を隠すことがあります。

しかし本当に大切なことほど、不器用な形でしか伝えられない。

僕には、この告白が彼の人間らしさを強く感じさせる場面に思えました。

長い間、守ることを優先してきたハクが、初めて自分自身の願いを正面から表現した。

それは単に恋愛関係が進展したというだけでなく、彼自身の成長でもあったのではないでしょうか。

30〜31巻|ヨナもハクへの恋心を告白する

ハクの告白に続いて、ヨナも自分の気持ちを明確にすることになります。

大きな転機となるのは、30巻174話「すぐそこに」から175話「夢で何度も呼んでいた」にかけての出来事です。

火事に巻き込まれて意識がはっきりしないヨナは、助けに来たハクに対して、彼を好きだという気持ちを漏らします。

ただし、この時点では意識が十分に戻っておらず、はっきりした告白とは少し性質が異なります。

そして31巻176話「聞こえた?」で、ヨナは改めてハクに想いを伝えるのです。

火事の影響で声が出にくくなっていたヨナは、喉の薬を飲み、かすれた声でハクへの恋心を告げます。

この場面が胸に響くのは、ようやく伝えたいことを伝えられたヨナの表情です。

ハクが長い間抱え続けてきた片思いに、ついにヨナの言葉が届く。

あれほど遠回りしてきた2人を思うと、何とも言えない気持ちになります。

ただ、ハクはその場ですべての不安を手放せるわけではありません。

ヨナの好きという言葉が、自分の抱いてきた恋心と同じ意味なのか、まだ確信を持ちきれないのです。

長年の片思いは、想いが通じた瞬間にすべて解決するほど単純ではなかったのでしょう。

それでも31巻の告白によって、2人が互いを恋愛対象として想っていることは、以前よりはるかに明確になりました。

ここが、ハクとヨナの関係を語るうえで大きな区切りになると僕は考えています。


暁のヨナのキスシーンを考察|ハクとヨナの恋が切ない理由

ハクとヨナのキスシーンが特別なのは、触れ合うことよりも、触れ合うまでに何を我慢してきたかが描かれているからだと思います。

24巻の初めての唇へのキスと、11巻でハクがキスをためらう場面を比べると、その特徴がよく分かります。

ハクの優しさは本当に自分を犠牲にした愛だったのか

ハクの愛情は、よく一途で献身的なものとして語られます。

確かに彼は、ヨナを守るために危険へ飛び込み、自分の気持ちを抑え続けてきました。

しかし僕は、その姿を単純に美しい自己犠牲として受け止めることには、少し抵抗があります。

なぜなら、ハクもまたヨナに愛されたいと願う、ひとりの青年だからです。

11巻でヨナに自由にしていいと言われたとき、ハクは普段隠していた欲求を一瞬だけ表に出します。

ところが、その後のやり取りでは、ヨナの戸惑いを受けて再び距離を取ろうとします。

ここに、彼の抱える矛盾があるように思えます。

ヨナに近づきたい。でも、彼女が望まないなら踏み込めない。

守りたい気持ちと愛されたい願いが、同じ場所でぶつかっているのです。

とくに火鎮の祭のあと、ハクがヨナに近づきながらもキスを思いとどまる場面は忘れられません。

ヨナはスウォンからもらった簪をまだ手元に残しています。

それを知っているハクは、彼女の過去の想いを否定しようとはしません。

あの距離の取り方には、単なる遠慮だけでは説明できないものがある。

自分の気持ちを押しつけたくないという誠実さと、これ以上傷つきたくないという恐れが、同時に存在していたのではないでしょうか。

僕には、そんなふうに見えました。

そして24巻では、その関係が逆転します。

今度はヨナが、ハクの気持ちを完全には理解しないまま、自分からキスをする。

これまで近づきたいのに近づけなかったハクに対し、ヨナは思いがけない形で境界線を越えます。

だからこそ、ハクは簡単に喜べない。

長年望んできたことが突然現実になると、人はかえって何も信じられなくなるのかもしれません。

ヨナのキスは恋心の自覚より先に生まれた

24巻のヨナの行動を、単純に恋愛感情の爆発として片づけるのも、少し違う気がします。

このときのヨナは、まだ自分の気持ちを十分に理解していません。

それでも離れようとするハクを見た瞬間、彼に触れたいという衝動が生まれます。

僕が興味深いと思うのは、ヨナが頭で答えを出す前に、行動によって本音を示していることです。

彼女にとってハクは、いつもそばにいることが当たり前だった人物です。

自分が危険な目に遭えば助けに来てくれる。困っていれば、言葉にしなくても気づいてくれる。

その安心感があまりにも大きかったからこそ、失う可能性を前にして初めて、自分の中の感情が形を持ったのではないでしょうか。

これは僕の解釈ですが、24巻のキスは恋を完成させた瞬間ではなく、ヨナが自分の恋心を知るための入口だったと思います。

そして、その入口を通ったあとも彼女は迷い続けます。

ハクがどう思ったのか分からない。自分の行動が間違いだったのではないか。

相手を大切に思っているからこそ、かえって距離を縮められないのです。

あの不器用さが、僕にはとても愛おしく感じられます。

30巻のキスが示した「守る側」と「守られる側」の変化

30巻175話のキスは、24巻と対照的な構造を持っています。

24巻では、離れようとする相手を引き止めるようにヨナがキスをしました。

30巻では、傷ついたハクを助けるためにヨナが行動し、そのあとハクからもキスが生まれます。

この変化は、2人の関係が対等なものに近づいていることを示しているように思えます。

初期のハクとヨナには、護衛と王女という立場の違いがありました。

ハクは守る側で、ヨナは守られる側。

しかし旅を続ける中で、ヨナは自分自身の意思と力で誰かを守ろうとするようになります。

30巻では、そんな彼女がハクを助ける立場に立っているのです。

もちろん、これだけで2人の立場が完全に同じになったとは言えません。

それでも、一方的に守られる関係ではなくなったことには、大きな意味があるでしょう。

僕は、ハクがヨナに惹かれ続ける理由も、ここに関係していると思っています。

彼が愛しているのは、ただ守ってあげたい弱い姫ではありません。

苦しみながらも立ち上がり、自分の信じる道を進もうとするヨナそのものなのではないでしょうか。

そしてヨナも、強く頼れるハクだけを見ているわけではありません。

傷つき、迷い、ときには感情を抑えられなくなる彼の弱さにも触れていきます。

互いの強さだけでなく、弱い部分まで受け止めようとする。

その積み重ねがあるから、30巻のキスは単なる甘い場面以上の重みを持っているのだと感じます。

※画像はAIによるイメージ

キスを重ねても恋人らしくなりきれない2人の本音

31巻で気持ちを確かめ合ったあとも、ハクとヨナの関係には不器用さが残ります。

普通の恋愛作品なら、告白を経て恋人同士になれば、それまでの緊張感が少しずつ和らいでいくでしょう。

しかし『暁のヨナ』では、2人の恋愛だけを中心に世界が動いているわけではありません。

高華国を取り巻く政治的な対立や、旅の仲間たちが背負う事情があります。

そんな中で、ハクとヨナは簡単に平穏な時間を手に入れられません。

だから35巻の牢屋越しのキスも、39巻の再会後のキスも、単純な幸せだけでは説明できないのです。

会いたいときに会えない。気持ちが通じていても、一緒にいられるとは限らない。

その現実が、2人の触れ合いに切実さを与えています。

一方で、僕はこの関係を悲劇としてだけ捉えたくありません。

なぜなら2人は、状況に流されるだけではなく、少しずつ自分の意思を示せるようになっているからです。

11巻では、ハクの想いに戸惑っていたヨナ。

24巻では、自分からキスをしたことに動揺していたヨナ。

そして31巻では、声が十分に出ない状況でも、自分の言葉で気持ちを伝えようとしたヨナ。

この変化は、彼女が恋愛においても自分の意思を持つようになったことを感じさせます。

ハクも同じです。

自分の想いを隠して守り続けるだけだった青年が、26巻では告白し、30巻では自分からキスをします。

どちらか一方が変わったのではありません。

2人がそれぞれ成長しながら、少しずつ同じ場所へ近づいてきたのです。

そして忘れてはいけないのが、2人を見守る四龍やユンの存在でしょう。

キジャやジェハにもヨナへの特別な感情を感じさせる描写があるからこそ、ハクとヨナの恋愛を見守る関係には、単純な祝福だけでは語れない複雑さがあります。

それでも仲間として互いを支え合っているところに、この作品の温かさがあると感じます。

恋愛が成就したからといって、周囲の人々の感情が消えるわけではない。

そうした人間関係の厚みまで描かれているから、『暁のヨナ』の恋愛は印象に残るのでしょう。

僕は、ハクとヨナがキスを重ねることで、初めて愛を手に入れたのだとは思いません。

愛情そのものは、もっとずっと前から存在していたはずです。

ただ、それを言葉にする勇気がなかった。相手に触れることを許していいのか分からなかった。

だから長い時間が必要だったのでしょう。

11巻で近づきながらも立ち止まったハクと、24巻で衝動的に踏み出したヨナ。

この2人が31巻で互いの気持ちを伝え合うまでの道のりを考えると、胸がいっぱいになります。

本当に、遠回りしすぎなんだよね。

でも、その遠回りがあったからこそ、たったひとつのキスにあれほどの感情が宿ったのだと思います。

まとめ|暁のヨナのキスシーンで見える2人の成長

『暁のヨナ』のキスシーンで、とくに重要なのは24巻137話と30巻175話です。

24巻ではヨナからハクへ初めて唇へのキスがあり、30巻ではヨナを想うハクの気持ちが、より直接的な形で表れます。

その前には11巻の不意打ちのキスがあり、26巻にはハクの告白、31巻にはヨナの告白という大きな転機があります。

さらに35巻と39巻では、気持ちを確かめ合ったあとの2人の関係が描かれています。

この流れで大切なのは、キスの回数そのものではありません。

最初は相手の本心が分からなかった2人が、少しずつ自分の気持ちを伝えられるようになっていくこと。

そこに、ハクとヨナの恋愛の魅力が凝縮されていると思います。

守りたいだけだった人が、愛されることを願うようになる。

守られるだけだった姫が、自分から愛する人に手を伸ばすようになる。

その変化を知ってから過去のキスシーンを振り返ると、何気ない沈黙や戸惑いまで、違った意味を持って見えてくるのではないでしょうか。


よくある質問

暁のヨナでハクとヨナの初キスは何巻何話?

ハクとヨナが初めて唇を重ねるのは、原作24巻137話「協力者たちへ」です。

それ以前にも11巻62話でハクからヨナへの不意打ちのキスが描かれているため、初めての唇へのキスと、それまでの触れ合いは区別しておくと分かりやすいでしょう。

ハクとヨナは何巻で両思いになる?

ハクがヨナに告白するのは26巻152話、ヨナが自分の気持ちを明確に伝えるのは31巻176話です。

そのため、31巻は互いの恋愛感情が言葉でも確かめられる重要な巻といえます。ただし、この段階で正式な結婚が描かれるわけではありません。

暁のヨナのアニメでハクとヨナのキスシーンは見られる?

2014年から2015年に放送されたテレビアニメ全24話では、原作24巻137話や30巻175話のキスシーンまでは描かれていません。

ハクとヨナの恋愛が大きく進展するこれらの場面は、原作漫画で描かれたエピソードです。

相沢 透(あいざわ・とおる)

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