氷の城壁の主題歌・エンディング曲は?OP・ED情報まとめ

氷のように透き通る壁を背景に並ぶ小雪、美姫、湊、陽太と4曲の主題歌を表す音符 未分類

『氷の城壁』の主題歌は、第1期と第2期を合わせてOP・EDの全4曲が発表されています。

第1期はNovelbright「透明」とポルカドットスティングレイ「逆様」、第2期はTHE BEAT GARDEN「エスコート」とSuperfly「花蔭」です。

『氷の城壁』の主題歌・エンディング曲一覧

『氷の城壁』のOP・ED情報を先に整理すると、次の4曲です。

シーズンオープニングテーマエンディングテーマ
第1期Novelbright「透明」ポルカドットスティングレイ「逆様」
第2期THE BEAT GARDEN「エスコート」Superfly「花蔭」

第1期は2026年4月2日に放送が始まり、主題歌情報は同年2月27日に発表されました。

第2期の主題歌2曲は2026年9月3日に発表されています。第2期は2026年10月1日から毎週木曜よる11時56分、TBS系28局で全国同時放送される予定です。

配信は10月2日からNetflixで先行スタートし、Prime Video、Disney+、U-NEXTなどでは10月9日から順次始まる予定となっています。放送・配信時間は変更される可能性があるため、視聴前には最新情報も確認しておきたいところです。

4曲はそれぞれ異なる音楽性を持っていますが、並べてみると不思議なほど一本の感情の道筋が見えてきます。

見えない壁を映す「透明」、整理できない心を鳴らす「逆様」、誰かに連れ出される「エスコート」、孤独ごと自分を受け止める「花蔭」。これは単なる担当アーティストの交代ではなく、4人の関係が進んだ証しのようにも感じられるのです。


第1期の主題歌はNovelbright「透明」と「逆様」

第1期のオープニングテーマはNovelbrightの「透明」、エンディング曲はポルカドットスティングレイの「逆様」です。

方向性の異なる2組が、同じ青春群像劇を表と裏から挟み込むような組み合わせになっています。

OP「透明」はNovelbrightによる書き下ろし曲

第1期OP「透明」の楽曲クレジットは次の通りです。

  • 作詞:竹中雄大
  • 作曲:竹中雄大・沖聡次郎
  • 編曲:Novelbright

「透明」は『氷の城壁』のために書き下ろされ、2026年3月30日に先行配信されました。4月1日発売のMajor 4th Full Album『PYRAMID』にも、3曲目として収録されています。

楽曲の中心にあるのは、青春のただ中にいる人間が抱えるもどかしさです。将来への不安、人との適切な距離、恋愛、そして明日へ進もうとする希望が、Novelbrightらしいハイトーンとアップテンポなサウンドに重ねられています。

明るく駆け出す曲なのに、どこかに消えそうな儚さが残る。進みたいのに、自分の足がどちらを向いているのか分からない――その揺れ方が、氷川小雪たちの青春とよく似ています。

そして何より、「氷の城壁」という作品名に対してOPの題名が「透明」であることが印象的です。

主人公の小雪は、感情を表に出さず、幼なじみの安曇美姫以外とは必要以上に関わろうとしません。周囲からは冷たく見えるものの、その距離は無関心から生まれたものではなく、傷つくことや誰かを傷つけることへの恐れから築かれています。

つまり、小雪の壁は目には見えません。それでも確かに存在し、彼女と他者の間を隔てている。その見えない境界線を一語で表したものが「透明」なのではないかと、僕は感じています。

※画像はAIによるイメージ

OP映像では、小雪、美姫、雨宮湊、日野陽太が学校へ向かい、放課後を一緒に過ごす日常が描かれています。買い食い、ファミレス、プリントシール機での撮影といった、ごく普通の高校生活です。

しかし、『氷の城壁』で人間関係を大きく動かすのは、派手な事件ではありません。教室で一瞬だけ重なる視線、隣を歩くときのわずかな距離、何気なく放たれた一言、返信する前の沈黙。そんな小さな揺れが、本人にとっては世界の形を変えるほど大きいのです。

だからこそ、日常を切り取ったOP映像は単なる爽やかな青春の紹介ではありません。言えなかった本音が積み重なる『氷の城壁』という物語そのものなのだと思います。

ED「逆様」はポルカドットスティングレイが担当

第1期エンディングテーマ「逆様」は、ポルカドットスティングレイによる書き下ろし曲です。

  • 作詞:雫
  • 作曲:雫
  • 編曲:ポルカドットスティングレイ

2026年4月2日の第1話で初めてオンエアされ、4月8日に配信リリースされました。

「逆様」はパワフルなロックを土台としながら、ジャズを思わせるニュアンスも備えています。制作では、不穏さ、ドラマチックさ、キャッチーさ、そして簡単には割り切れない感覚が意識されました。

雫さん自身が『氷の城壁』のファンで、安曇美姫を推していると明かしている点も見逃せません。

美姫は華やかで社交的に見え、小雪とは正反対の存在に映ります。しかし、人と自然に話せることと、自分の本音を正しく伝えられることは同じではありません。

近づきたいのに離れたくなる。気にしていないふりをするほど、相手のことばかり考えてしまう。傷つけたくないから選んだ態度が、結果として最も冷たく届いてしまう。

「透明」が未来へ進もうとするOPなら、「逆様」は一話分の物語が終わった後、まだ胸の奥に残っている矛盾を拾い上げるEDです。前へ進んだはずなのに、心だけが元の場所を向いている。もう、この題名だけで苦しいんだよね。


第2期の主題歌は「エスコート」と「花蔭」

第2期のオープニングテーマはTHE BEAT GARDEN「エスコート」、エンディング曲はSuperfly「花蔭」です。

第2期では、友達以上の感情を抱くようになった小雪と湊、長年の想いを美姫に伝えた陽太を中心に、4人の感情の矢印がさらに複雑にすれ違っていきます。

公開された第1弾PVも、教室で笑う4人を描いたキービジュアルとは対照的に、すれ違っていく心を強く映し出す内容でした。この展開に「エスコート」と「花蔭」がどう寄り添うのかが、第2期の大きな注目点です。

なお、2026年9月29日時点では第2期の放送開始前です。両曲が実際のOP・ED映像とどのように組み合わされるかについては、本編放送後に確認する必要があります。

OP「エスコート」はTHE BEAT GARDENが担当

第2期OP「エスコート」のクレジットは次の通りです。

  • 作詞:U
  • 作曲:U
  • 編曲:KOHD

Uさんが『氷の城壁』のために書き下ろした楽曲で、小雪、美姫、湊、陽太が他者と関わることで知る痛み、ぬくもり、不安、迷い、喜びが込められています。

音楽面では、4人が歩む「青い春」を青春パンクとハイパーポップによって表現。THE BEAT GARDENは制作を進める中で原作へ深く没入し、自分では触れられなかった痛みに誰かの優しさが届くような感覚から曲が生まれたことを伝えています。

ここで気になるのが、第1期の「透明」から第2期の「エスコート」へと変わった題名です。

「透明」は、そこにあるのに見えないものを想像させます。一方の「エスコート」は、一人ではなく、誰かと一緒に動くことを示す言葉です。

小雪にとって、心の内側へ誰かが入ってくることは、最初から温かいだけの出来事ではありません。自分のペースを乱され、知らなかった感情を呼び起こされ、時には閉じていた頃より苦しくなる。

それでも、誰かと関わらなければ行けなかった場所があります。「エスコート」とは恋愛的な案内だけではなく、一人では触れられなかった感情へ他者に連れ出されることなのではないでしょうか。

※画像はAIによるイメージ

ED「花蔭」はSuperflyの書き下ろし曲

第2期エンディングテーマは、Superflyの新曲「花蔭」です。

  • 作詞:越智志帆・jam
  • 作曲:越智志帆
  • 編曲:宮田‘レフティ’リョウ・越智志帆

「花蔭」は2026年9月30日に配信リリースされる予定です。それぞれの想いが一筋縄ではいかない形で絡み合う第2期に呼応し、切ない心理描写とSuperflyのたおやかな歌声を軸にしたミッドナンバーに仕上げられています。

初めて油絵で制作されたジャケットには、涙をこぼす一つの瞳と、その周囲を舞う花びらを思わせるモチーフが描かれました。美しさの中に消えそうな脆さが同居するデザインです。

楽曲を読み解く鍵は「孤独」にあります。

越智志帆さんは、誰かと自分を比べて孤独を感じた過去や、他者との違いを認めながら自分らしく生きる難しさを振り返って制作しました。その先で、孤独もまた自分らしさの一部になり得るという視点へたどり着いています。

『氷の城壁』は、友達や恋人ができれば孤独が消えるという物語ではありません。親しくなっても、自分と相手は別の人間です。同じ景色を見ても、まったく同じ感情を抱くとは限りません。

だから「花蔭」は、登場人物を孤独から救い出す歌というより、孤独を抱えた自分のままで誰かと関係を築く歌になるのではないか。僕は、そんな響き方をする可能性に注目しています。


4曲が描く「壁の内側から誰かと関わる自分へ」

『氷の城壁』は、阿賀沢紅茶先生による青春群像漫画です。LINEマンガの累計閲覧数は2026年4月時点で1.9億回を超え、コミックスの累計発行部数は電子版を含め、2026年8月末時点で300万部を突破しています。

アニメの中心となる4人とキャストは次の通りです。

  • 氷川小雪:永瀬アンナ
  • 安曇美姫:和泉風花
  • 雨宮湊:千葉翔也
  • 日野陽太:猪股慧士

監督はまんきゅうさん、シリーズ構成は中西やすひろさん、キャラクターデザインは荻野美希さん、アニメーション制作はスタジオKAIが担当しています。

この作品を高校生の恋愛だけで説明すると、大切なものがこぼれ落ちます。中心にあるのは、「他者と自分はどのような距離で向き合えるのか」という問いだからです。

小雪は人と距離を取る。美姫は社交的に振る舞えても、本当の望みをすぐ言葉にはできない。湊は積極的に近づきますが、近さがそのまま理解になるわけではありません。陽太は優しいからこそ、自分の想いを差し出すことに別の難しさを抱えています。

4人は誰も、単純に「不器用」という一語では括れません。不器用さの形が、それぞれ違うのです。

この視点から4曲を順番に並べると、次のような心の移動が見えてきます。

  • 「透明」――見えない壁と、その向こうにある明日への希望
  • 「逆様」――誰かと関わったことで、かえって複雑になる感情
  • 「エスコート」――他者によって、一人では行けない場所へ動かされること
  • 「花蔭」――他人と違う自分や孤独を、自分自身の一部として受け止めること

もちろん、これは楽曲情報と作品の流れを重ねた僕自身の解釈です。

ただ、第1期から第2期へ進むにつれ、音楽のテーマが「自分と他者の間にある壁」から、「他者と関わった結果として知る自分」へ広がっているように思えてなりません。

綺麗な青春物語だけでは終わらない理由

表面的には、誰かの優しさによって心の壁が溶けていく、綺麗な青春物語に見えるかもしれません。

けれど、僕はそう簡単な美談ではないと思っています。

第1期OPに映る日常を思い出すと、4人はいつも同じ場所にいながら、視線の向きや立つ距離まで完全には重なりません。言葉を返すまでの間、相手を見てからふっと逸らす目、隣にいるのに触れられない空間。『氷の城壁』は、その小さな沈黙に本音を閉じ込めます。

「嫌いだから離れる」のではありません。むしろ大切だから、自分の言葉で壊してしまうのが怖い。そばにいてほしいという願いが強いほど、その願いを相手の重荷にしたくなくて、反対の態度を選んでしまう。

「逆様」が鳴らしているのは、まさにその殺された本音ではないでしょうか。

優しい言葉だけを残して身を引く姿は、外から見れば思いやりです。しかし、その内側には「本当は自分を選んでほしい」という願いが消えずに残る。口にしなかったから無かったことになるのではなく、言えなかった分だけ心の奥で重くなっていく。

そして「エスコート」は、その閉じ込めた感情を無理に暴く歌ではないはずです。閉ざした扉の前で、勝手に入らず、それでも立ち去らずに待ってくれる誰か。その存在に促され、自分の意思で一歩だけ外へ出る歌なのだと、僕は受け取っています。

最後に「花蔭」が孤独へ視線を戻すことにも意味があります。誰かと結ばれることが、自分の欠けた部分をすべて埋めてくれるわけではない。それでも違う人間同士が、理解できない部分を残したまま隣にいようとする。

完全に分かり合えなくても、離れるしかないわけではないんだよね。

この不完全な関係を失敗として描かず、そのまま抱きしめようとするところに、『氷の城壁』の優しさがあります。もう、しんどいほど誠実です。どうか4人が誰かの望む形へ無理に変わるのではなく、自分の輪郭を守ったまま幸せへ近づいてほしいと願ってしまいます。

※画像はAIによるイメージ

僕が4曲を通して最も美しいと感じるのは、壁が「壊すべき悪」として扱われていない点です。

人との距離を取ることは、小雪が自分を守るために必要だった選択でもあります。成長とは、誰に対しても壁をなくし、社交的な別人になることではありません。

誰になら扉を開けられるのか。どのくらいの距離なら自分も相手も苦しくないのか。それを知っていくことこそ、『氷の城壁』が描く成長ではないでしょうか。

第2期の映像が公開された後は、「エスコート」と「花蔭」がどの人物の視線や沈黙に重なるのかにも注目です。特に、明るいサウンドと痛みを含む言葉がどの場面で交差するのかによって、4曲の物語はさらに明確になると考えられます。


まとめ|氷の城壁の主題歌は第1期・第2期で全4曲

『氷の城壁』第1期の主題歌は、OPがNovelbright「透明」、EDがポルカドットスティングレイ「逆様」です。

第2期は、OPをTHE BEAT GARDEN「エスコート」、EDをSuperfly「花蔭」が担当します。第2期は2026年10月1日からTBS系28局で放送され、翌2日からNetflixで先行配信される予定です。

「透明」は見えない壁と未来への希望、「逆様」は簡単に整理できない感情、「エスコート」は他者によって新たな感情へ連れ出されること、「花蔭」は孤独や違いを含めて自分を受け止めることを映しています。

4曲を順番に聴くと、壁の内側にいた人物が誰かと出会い、その関係の中でもう一度自分自身を見つめるまでの流れが浮かびます。OPとEDは物語の外側に添えられた音楽ではなく、小雪、美姫、湊、陽太が言葉にできなかった心を引き受ける、もう一つの本編なのだと思います。


よくある質問

『氷の城壁』第1期の主題歌は何ですか?

オープニングはNovelbright「透明」、エンディング曲はポルカドットスティングレイ「逆様」です。「透明」は2026年3月30日、「逆様」は4月8日に配信リリースされました。

『氷の城壁』第2期のOP・EDは誰が担当しますか?

OPはTHE BEAT GARDEN「エスコート」、EDはSuperfly「花蔭」です。「花蔭」は2026年9月30日に配信リリースされる予定です。

『氷の城壁』第2期はいつから放送されますか?

2026年10月1日から毎週木曜よる11時56分、TBS系28局で全国同時放送される予定です。Netflixでは10月2日から先行配信が始まり、ほかの対象サービスでは10月9日から順次配信されます。

執筆:相沢 透

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