『氷の城壁』いつ付き合う?告白・カップリングの進展を整理

氷川小雪・雨宮湊・安曇美姫・日野陽太の4人がそれぞれ異なる方向を見つめる放課後の教室 未分類

『氷の城壁』で最終的に付き合うのは、小雪×湊が第104話、美姫×陽太が第110話。そこまでには一度の告白や別の交際を挟む、長いすれ違いがあります。

「好きなら、好きって言えばいい」。そんな単純な話を、この作品は最後まで単純にはしてくれません。

誰かを好きだと認めることより、自分の気持ちを相手に預けることのほうが怖い。だからこそ、ようやく言葉になった告白の一つひとつが、胸の奥にゆっくり刺さってくるんです。

『氷の城壁』ではいつ付き合う?カップリングの結論は?

『氷の城壁』で最終的に成立する中心カップリングは、氷川小雪×雨宮湊、安曇美姫×日野陽太の2組です。

原作は阿賀沢紅茶さんによる青春群像劇で、単行本は集英社から全14巻。恋愛だけを一直線に進める作品ではなく、それぞれが抱えている対人関係の傷や「相手からどう見られているか」という恐怖をほどきながら関係が変化していきます。

まず、検索している方が知りたい進展を整理すると次の通りです。

カップリング・関係 大きな進展
氷川小雪×雨宮湊 第104話で気持ちが通じ、交際へ
安曇美姫×日野陽太 第71話で陽太が告白、第107話で美姫が告白し、第110話で正式に交際
雨宮湊×栗木桃香 一時交際するが、第96〜97話で別れる
氷川小雪×五十嵐翼 中学時代に交際済み。高校で復縁はしない

こうして数字だけ並べると、意外と終盤まで付き合わないことが分かります。

でも、『氷の城壁』の恋愛は「何話で付き合うか」だけを見てしまうと、一番おいしいところがこぼれてしまうんですよね。付き合う直前まで、彼らはそれぞれ別の方向を向きながら、それでも相手のことばかり考えています。

そこが、しんどい。


小雪と湊はいつ付き合う?第104話までのすれ違い

氷川小雪と雨宮湊が正式に恋人へ進む大きな節目は、第104話の修学旅行編です。

湊が小雪へ自分の想いを伝え、互いの気持ちがようやく同じ場所にあることを確認します。序盤からかなり長く関係を積み上げてきた2人だけに、この到達点は単なる「主人公カップル成立」とは少し違う重みを持っています。

小雪は、人と接することそのものに強い警戒心を抱えてきた少女です。

中学時代には周囲からの嫌がらせや、五十嵐翼との交際をめぐる苦い経験もあり、「誰かと親しくなるほど傷つく可能性が増える」という感覚を抱えるようになりました。

そこへ現れたのが、他人との距離をほとんど恐れない湊でした。

最初の湊は、小雪からすればかなり危険な人です。閉じている扉の前で待つのではなく、ノックしながら「なんで開けてくれないの?」と首を傾げるような人物だからです。

それでも小雪は、少しずつ湊を特別な存在として認識していきます。

一方の湊も、表面上は誰とでも自然に付き合える人物でありながら、実際には周囲の空気や相手の反応を細かく読み、自分自身の感情を押し込めてしまうところがあります。

つまり、この2人は正反対に見えて、じつは似ています。

小雪は「近づかない」ことで傷つかないようにし、湊は「相手に合わせる」ことで嫌われないようにする。方法こそ違いますが、どちらも自分の本音をそのまま差し出すことが怖いんです。

※画像はAIによるイメージ

だから、第104話で必要だったのは派手な告白ではありません。

相手を好きだと認めるだけではなく、「自分の気持ちを言っても、ここにいていい」と信じることだったのではないでしょうか。

恋人になるという結果以上に、この2人がそこまで来られたこと自体が大きい。

本当に、長かった。

湊は桃香と付き合うが最終的には別れる

小雪と付き合う前、湊は後輩の栗木桃香と交際します。

桃香は小雪たちの1学年下で、自分の気持ちに正直なタイプ。湊に対して積極的にアプローチし、一度は恋人という位置までたどり着きます。

ただ、湊は桃香と付き合った後も、小雪への気持ちを完全には切り離せません。

表面では恋人としてきちんと向き合おうとしながら、心の奥に小雪を残したままです。その無理が限界に達し、第96話から第97話にかけて桃香との関係は終わります。

桃香にとっては、かなり苦い別れです。

それでも彼女は、単なる「主人公カップル成立のために退場する恋敵」として処理されません。湊の本心を理解しながら、自分自身も次の幸せへ向かおうとする姿が描かれています。

個人的には、この遠回りがあるからこそ第104話が軽くならないのだと思います。

湊は「小雪が好きだった」と言うだけでは済まない。別の誰かを傷つけ、自分が本当は何を求めていたのかまで直視したあとで、ようやく小雪の前に立てるんです。


美姫と陽太はいつ付き合う?第71話の告白から第110話まで

安曇美姫と日野陽太が正式に恋人関係になるのは、第110話です。

ただし、恋愛そのものが動き出すのはもっと早く、重要なのが第71話の陽太から美姫への告白です。

陽太は中学時代から美姫を想っていました。

アニメ第1期最終回となる第14話「爆弾」でも、その気持ちは決定的な局面を迎えます。体育祭後、陽太の様子がおかしいことに小雪と湊が気づき、陽太は小雪へ「美姫に告白する」と決意を伝えます。

一方の美姫も、陽太が自分を好きなのではないかと考え始めていました。

さらに体育祭応援団の打ち上げでは、2人のことを気にしている小雪に栗木桃香が話しかけます。2026年6月30日に公開された第14話のあらすじは、この恋がいよいよ「気づかないままではいられない段階」に入ったことを示していました。

アニメ第1期は2026年4月2日からTBS系28局で放送され、全14話。第14話終了後、第2期が2026年10月1日から放送されることも発表されています。

つまりアニメ組にとっては、ちょうど「陽太と美姫がどうなるのか」が最大級の宿題として残された形です。

※画像はAIによるイメージ

原作では、陽太は第71話で気持ちを伝えます。

しかし、美姫はその時点では陽太の想いを受け止めきれません。大切な友達として築いてきた関係が変わってしまう怖さもあり、一度は告白を断ります。

ここが、このカップリングの核心でしょう。

美姫は陽太が嫌いだから断ったわけではない。むしろ大切だからこそ、関係に名前を付けることが怖かった。

……これ、かなり残酷なんですよね。

好きではない相手なら、もっと簡単に線を引ける。でも「失いたくない人」から恋愛感情を向けられた瞬間、今まで安全だった友情の形が壊れてしまう。

陽太の告白は、美姫に答えを迫ったというより、「今まで友達だと思っていた関係には、もう一つ別の意味があった」と知らせる爆弾だったのだと思います。

美姫から陽太への告白は第107話

陽太の告白を断ったあと、美姫は彼をそれまで以上に意識するようになります。

それでも陽太は、振られたことを理由に急に美姫へ冷たくなるわけではありません。以前と同じように接し続けます。

その距離が、美姫にとって逆に効いてくる。

自分を持ち上げる「学校のアイドル」としてではなく、本来の少し大雑把で不器用な自分を知っている陽太が、どれほど大きな存在だったのか。美姫は時間をかけて理解していきます。

そして第107話で、今度は美姫の側から気持ちを伝えます。

第109話前後では、陽太自身が突然返ってきた好意をうまく受け止めきれず戸惑う姿も描かれ、最終的に第110話で2人は正式な恋人関係へ進みます。

陽太が告白してすぐ成立ではない。

一度断られ、関係を壊さず、それでも相手の気持ちが自然に変化するまで待つ。その時間の長さこそ、美姫×陽太の恋の個性です。


『氷の城壁』五十嵐の告白と小雪との交際はどうなった?

「氷の城壁 五十嵐 告白」で気になっている人が押さえておきたいのは、五十嵐翼は小雪の中学時代の元彼であり、最終的に復縁する相手ではないという点です。

五十嵐は小雪を本気で好きでした。

ただし、2人は同じ温度で恋愛を始めたわけではありません。

五十嵐は小雪に強い好意を抱いていましたが、小雪は周囲の空気や当時の精神状態もあり、自分から積極的に恋人関係を求めたとは言いにくい状況でした。

この時点ですでに、2人の間には大きな認識の差があります。

五十嵐からすれば「好きな子と付き合えた」。

小雪からすれば「断り切れず、期待されている彼女をやろうとした」。

同じ「交際」という出来事なのに、見えていた風景がまるで違うんです。

五十嵐は社交的で友人も多い反面、相手の戸惑いを「照れているだけ」と受け取るような未熟さもありました。さらに周囲から2人の関係を冷やかされる中、友人の前で見栄を張り、小雪を傷つける言葉を口にしてしまいます。

結果として、その交際は小雪に深い傷を残しました。

ただ、ここで五十嵐を単純な悪役と考えてしまうと、『氷の城壁』が描いているものから少し離れてしまいます。

彼は小雪を好きではなかったのではありません。

好きだった。でも、好きな相手を安心させる方法を知らなかった。

この違いが、ものすごく苦い。

第86話・第87話で五十嵐と小雪は過去に向き合う

五十嵐と小雪の関係を理解するうえで重要なのが、第86話「視点A・B」と第87話「緩解」です。

高校生になった2人が過去を振り返ることで、当時まったく違う受け止め方をしていたことが見えてきます。

小雪にとっては、自分の本心を押し殺し続けた交際でした。

五十嵐にとっては、本気で好きな相手と付き合っていた記憶でした。

どちらか一方の記憶が嘘なのではありません。

ここが怖いところなんですよね。

人間関係は「実際に何があったか」だけでできているのではなく、「そのとき本人がどう受け取ったか」で形が変わる。相手には幸せな思い出でも、自分には傷として残っていることがある。

第87話で2人は過去と向き合いますが、復縁はしません。

小雪にとって必要だったのは、五十嵐をもう一度好きになることではなく、「あの出来事に縛られ続けなくてもいい」と知ることだったのでしょう。


なぜ『氷の城壁』のカップリングは付き合うまで長いのか?

表面的に見ると、『氷の城壁』はかなりじれったい恋愛漫画です。

好きなのに言わない。言われてもすぐには答えられない。別の人と付き合う。過去の元恋人が心に残る。

「もっと早く素直になればいいのに」と思う瞬間は何度もあります。

ただ、僕はこの作品を「素直になれない高校生たちの恋愛」とだけ読むと、少し足りないと思っています。

彼らが怖がっているのは、告白そのものではない。

本音を見せた結果、それまで相手から向けられていた好意まで失ってしまうことが怖いんです。

小雪は、人と距離を置くことで自分を守ってきました。

美姫は、周囲が求める明るく可愛い自分を演じることで人間関係を守ってきました。

湊は相手の顔色を読み、求められている人物になることで関係を保とうとします。

陽太も穏やかに見えますが、自分の気持ちだけを優先して相手を困らせないよう慎重に振る舞います。

4人とも方法は違うのに、「本当の自分をそのまま見せて拒絶されること」を恐れている。

だから恋が進まないんです。

※画像はAIによるイメージ

綺麗な告白の物語ではなく「拒絶されても関係は終わらない」と知る物語

恋愛漫画の告白は、よくゴールとして描かれます。

しかし『氷の城壁』では、むしろ告白した後のほうが重要です。

陽太は告白して、美姫に断られます。

綺麗な青春の失恋に見えるかもしれません。

でも、本当に見るべきなのは、そのあと陽太が美姫との関係そのものを壊さなかったことではないでしょうか。

好きだと告げた。

受け入れてもらえなかった。

それでも、それまで相手を大切にしていた事実まで消えるわけではない。

この経験を通じて美姫は、「本音を言ったら関係が全部壊れるわけではない」と知ったようにも見えます。

それまで彼女は、周囲が期待する「安曇美姫」を守ろうとしていました。

だからこそ、誰かの期待を裏切ることにも、人間関係の形を変えることにも敏感だった。

そんな美姫が最後には、自分から陽太へ気持ちを伝える。

あれは単なる恋心の自覚ではなく、「自分の望みを言ってもいい」と思えるようになった証なのではないでしょうか。

もう、そこまで考えると第71話の拒絶すら必要だったように見えてしまう。

しんどいけれど、すごく優しい構造です。

小雪と湊は「壁を壊した」のではなく話せる距離を作った

そして、小雪と湊。

「氷の城壁」というタイトルから、小雪の壁を湊が壊す物語だと考えたくなるかもしれません。

でも僕は、少し違うと思っています。

湊が小雪の壁を破壊したのではない。

小雪自身が「この人の前では、扉を少し開けてもいい」と思えるようになった。その違いはかなり大きいです。

序盤の湊は、他人との距離を縮めることにためらいがありません。

けれど物語が進むにつれて、小雪には小雪の速度があり、自分の善意や好意だけでは踏み込めない場所があることを知っていきます。

一方の小雪も、ただ待っているだけでは湊に自分の本音が伝わらないことを学びます。

だから第104話までかかる。

言葉がなくても分かり合える関係になるのではなく、むしろ「分からないから話す」関係になるための104話だったのではないでしょうか。

これに気づくと、付き合った瞬間より、その直前までの言葉の選び方や沈黙のほうが痛いほど愛おしくなります。

どうかもう、相手の気持ちを勝手に想像して一人で傷つかないでほしい。

ちゃんと聞いて。ちゃんと言って。

そんな祈りみたいな気持ちで2人を見てしまいます。


『氷の城壁』の告白・カップリング進展まとめ

『氷の城壁』で最終的に成立する中心カップリングは、小雪×湊、美姫×陽太です。

小雪と湊は第104話で気持ちが通じ、恋人関係へ進みます。それ以前には湊と桃香の交際と第96〜97話での別れがあり、湊自身が自分の本音と向き合う過程が描かれます。

美姫と陽太は、第71話で陽太が告白するものの一度は成立しません。

その後、美姫自身が陽太への気持ちを自覚し、第107話で今度は美姫から告白。最終的に第110話で正式に恋人同士になります。

そして五十嵐翼は、小雪の中学時代の元彼です。

五十嵐の小雪への好意そのものは本気でしたが、2人には最初から恋愛感情の温度差があり、未熟なコミュニケーションと周囲の冷やかしも重なって破局しました。高校では第86話・第87話を通じて過去と向き合いますが、復縁はしません。

『氷の城壁』で大切なのは、「誰と誰が付き合うか」だけではないのだと思います。

告白とは、本当の自分を相手に差し出して、それでも隣にいてくれるか確かめる行為でもある。

だから彼らは、あれほど遠回りしたのでしょう。

壁がなくなったから恋人になれたのではない。

壁があることを互いに知ったまま、それでも話し続けられるようになったから、ようやく「付き合う」という言葉までたどり着いた。

僕には、そんな物語に見えます。


よくある質問

『氷の城壁』で小雪と湊は何話で付き合う?

原作では第104話が大きな成立回です。修学旅行編で互いの気持ちが通じ、恋人関係へ進んでいきます。

美姫と陽太は何話で付き合う?

陽太は第71話で美姫へ告白しますが、一度は断られます。その後、第107話で美姫から想いを伝え、第110話で正式に交際します。

五十嵐は小雪に告白して付き合った?最終的に復縁する?

五十嵐翼は小雪の中学時代の元彼で、小雪への好意は本気でした。ただし2人の交際には最初から気持ちの温度差があり、破局後も復縁はしません。第86話「視点A・B」と第87話「緩解」で、当時のすれ違いと和解が描かれます。

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