『鬼の花嫁』25話は、幼馴染み・浩介の再登場によって、柚子と玲夜の関係に新しい揺れが生まれる回です。
noicomiで連載中の原作クレハ先生、作画・富樫じゅん先生による『鬼の花嫁』では、柚子の過去と現在の愛情がぶつかり、玲夜の独占欲や一龍斎家をめぐる不穏な伏線まで見えてきます。
一見すると「幼馴染みが告白して玲夜が嫉妬する回」なのですが、読み込むほど、これは恋愛の三角関係だけでは終わらない。柚子が誰を選ぶのか、玲夜が何を恐れているのか、そして“花嫁”という存在が物語でどれほど重い意味を持つのかが、じわっと浮かび上がる重要回です。
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『鬼の花嫁』25話ネタバレの要点|浩介の再登場で何が起きた?
『鬼の花嫁』25話の中心にある出来事は、柚子と透子がカフェで幼馴染みの浩介と偶然再会することです。
浩介は小学生の頃から会っていなかった人物であり、柚子と透子にとってはかなり久しぶりの再会になります。大学でたまたま顔を合わせるという流れは、日常の中に突然、過去の扉が開くような場面でした。
この“過去から来た人物”という立ち位置が、25話の空気を一気に変えています。
柚子はすでに鬼龍院玲夜の花嫁として歩み始めていますが、浩介の登場によって、彼女が玲夜と出会う前に持っていた感情や記憶が表に出てくる。ここが、ただの再会イベントではないんですよね。
浩介は再会早々、柚子に対して「相変わらず可愛い」といった親しげな態度を見せます。
さらに、柚子の頭に触れようとするのですが、その瞬間に小鬼が登場。柚子を守るように浩介の接触を阻止し、浩介の洋服はボロボロになってしまいます。
この小鬼の動きは、コミカルにも見える一方で、物語上はかなり重要です。
小鬼は単なるマスコット的存在ではなく、柚子が“鬼龍院玲夜の花嫁”であることを可視化する存在でもあります。浩介が柚子に近づいた瞬間に反応することで、柚子の周囲にはもう普通の人間関係だけでは説明できない境界線ができていると示しているわけです。
浩介はその後、柚子が鬼龍院玲夜の花嫁だと知り、大きな衝撃を受けます。
鬼龍院という家の重み、玲夜という存在の特別さを考えれば、浩介の驚きは自然です。けれど同時に、浩介は柚子を“鬼龍院の花嫁”としてではなく、“昔好きだった幼馴染み”として見ている。
ここに25話の感情的な火種があります。
読者としては、浩介の目線に少し切なさも感じるんです。彼にとって柚子は、突然遠くに行ってしまった初恋の相手のような存在だったのかもしれません。
ただし、柚子の現在はもう玲夜と強く結びついています。
だからこそ、浩介の登場は懐かしさだけでは済まない。穏やかな再会の顔をした、玲夜との関係を揺らす小さな嵐だったと言えます。
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浩介と柚子は両想いだった?初恋の告白が25話で持つ意味
25話でとくに読者の感情を動かすのが、浩介の告白です。
浩介は柚子に対して、昔、約束を果たせなかったことを謝ります。そして、柚子のことが好きだったと明かし、今からでも遅くないから鬼ではなく自分と付き合わないか、と迫ります。
この場面、かなり大胆です。
相手は鬼龍院玲夜の花嫁です。しかも、玲夜は作中でも圧倒的な存在感を持つ人物。普通に考えれば、浩介の発言は無謀に見えます。
でも、浩介の立場で見ると少し違います。
彼は柚子を、玲夜の花嫁として最初から見ているわけではありません。幼い頃に近くにいた、好きだった女の子として見ている。だからこそ、社会的な立場やあやかしの世界の常識よりも、まず自分の感情が先に出てしまったのだと思います。
ここで面白いのは、柚子自身も後に、あの頃は浩介が好きだったと電話で伝えることです。
つまり、浩介の片想いではなかった。
柚子にとって浩介は初恋の相手であり、もし過去に告白が成立していたら、今とは違う未来があったかもしれない。柚子は笑いながら「今頃恋人だったかも」というニュアンスで話しますが、これは浩介にとってかなり刺さる言葉だったはずです。
もちろん、柚子は悪気なく、思い出話として口にしています。
けれど、読者としては少しヒヤッとしますよね。柚子は今、玲夜を大好きだとはっきり言っている。でも、過去の初恋をあまりにも無防備に語ることで、浩介に余白を与えてしまっている。
これ、柚子らしい優しさでもあり、危うさでもあります。
柚子は相手を傷つけようとしない人です。だからこそ、昔の気持ちも否定せず、柔らかく伝える。でもその優しさは、時に相手に期待を残してしまう。
このあたりが、恋愛描写としてかなり繊細です。
“今好きな人”と“昔好きだった人”は、同じ好きでも意味が違います。柚子の中では整理されていても、浩介の中ではそう簡単に終わらない。
25話は、そのズレを静かに描いています。
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透子の反応が光る理由|『鬼の花嫁』25話の空気を締める友人ポジション
浩介の告白に対して、透子の反応も25話の大きな見どころです。
突然の告白に柚子が困っていると、透子はかなり冷静に、浩介と玲夜ではスペックが違うという趣旨の言葉を放ちます。さらに、かなり先の来世に期待したら、というような容赦ないツッコミまで入れる。
この透子の発言、読者としては思わず笑ってしまう場面です。
けれど、透子はただのギャグ担当ではありません。
彼女は柚子の友人として、現実をちゃんと見ています。浩介の気持ちを完全に否定するというより、柚子が今どこに立っているのかを、読者にも浩介にも分かる形で突きつけている。
つまり透子は、作品内の“読者の代弁者”に近い役割を担っています。
浩介の告白はドラマとしては盛り上がります。幼馴染み、初恋、再会、未練。恋愛漫画の文脈ではかなり強いカードです。
でも『鬼の花嫁』という物語では、柚子と玲夜の結びつきは単なる恋人関係ではありません。花嫁という特別な運命、あやかしの世界における絶対的な価値、玲夜の深い執着と愛情が重なっています。
透子はその差を、非常に現実的に切ってくる。
個人的には、このバランス感覚が『鬼の花嫁』の読みやすさにつながっていると感じます。
シリアスな設定や重い運命を扱いながらも、透子のようなキャラクターがいることで、物語が過剰に湿っぽくなりすぎない。読者が息をつける場所を作ってくれるんです。
それに、透子のズバッとした言葉があるからこそ、柚子の返答もより際立ちます。
浩介にどう思っているのかを聞かれた柚子は、玲夜が大好きだと笑顔で答えます。
ここは、25話の中でもかなり大事な確認ポイントです。
浩介との過去があっても、初恋があっても、柚子の現在の気持ちは玲夜に向いている。しかも迷いではなく、笑顔で言い切る。
この笑顔があるから、読者は安心できます。
一方で、浩介は再会直後に振られたような形になり、大きく反応します。切ないけれど、どこか賑やかで、浩介というキャラクターの明るさも感じられる場面です。
ただ、この明るさが今後もそのまま続くかは判断が難しいところです。
浩介には、まだ隠している事情があるように見えます。小学生の時に急に姿を消した理由も「家庭の事情」と説明されますが、その言い方にはどこか含みがある。
この“言い切らない部分”こそ、原作を追う楽しさなんですよね。
アニメ化されたとしても、表情や間だけでは拾いきれない微妙な温度があります。原作のコマの流れ、セリフの置き方、沈黙の余白を読むと、浩介の明るさの奥にある影が少しずつ見えてくる。
そこを先に知っておくと、後の展開で「あの時の言い方、そういう意味だったのか」と腑に落ちる瞬間が増えるはずです。
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玲夜の嫉妬とキス|『鬼の花嫁』25話で感情が動く場面
25話後半で一気に空気が変わるのが、柚子が浩介と電話している場面です。
柚子は家に帰ったあと、浩介からの電話を受けます。そこで、昔は自分も浩介のことが好きだった、初恋だったと話します。
この言葉だけを見ると、柚子に未練があるようには見えません。
彼女にとっては過去の思い出です。けれど、玲夜がその会話をどこから聞いていたのか分からない状態で部屋に入ってくるため、読者側には一気に緊張が走ります。
ここ、すごくうまいです。
柚子は無邪気に「お帰り」と声をかける。けれど玲夜は、穏やかな反応では返さない。勢いよく柚子の腰に手を回し、今の相手は誰なのかと詰め寄ります。
玲夜の嫉妬が、かなり分かりやすく出る場面です。
普段の玲夜は柚子に対して深い愛情を向けていますが、その愛情はとても強く、時に独占欲に近い熱を帯びます。25話では、その熱が“過去の男”という存在によって刺激される。
そして玲夜は、柚子にキスをします。
このキスは甘いだけの場面ではありません。
むしろ、玲夜の不安と怒りと愛情が一気に混ざった行動です。柚子が自分から離れていくわけではないと分かっていても、浩介という過去の存在が彼の心を揺らしている。
ここで重要なのは、玲夜が単に浩介に嫉妬しているだけではないということです。
玲夜にとって柚子は、代わりのいない花嫁です。恋人として好き、というだけでは足りないほど、存在そのものが大きい。だからこそ、柚子の過去に自分以外の誰かがいた事実さえ、彼にとっては穏やかではいられない。
個人的には、この嫉妬の描写に玲夜の“強さ”より“怖さと弱さ”を見ます。
鬼龍院の若様としては圧倒的でも、柚子の心に関してだけは、彼は完全に無敵ではない。柚子が自分を選んでいると分かっていても、不安になる。
その人間くささが、玲夜というキャラクターをただの完璧な男性にしていないんです。
完璧に見える人が、たった一人の存在にだけ心を乱される。
こういう瞬間に、恋愛ファンタジーとしての『鬼の花嫁』の温度がぐっと上がります。

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浩介の体に傷がない違和感|『鬼の花嫁』25話の伏線を読む
25話で見逃せないのが、浩介の体に傷がないという描写です。
小鬼の力によって浩介の服はボロボロになります。普通に考えれば、服だけでなく体にも相応のダメージが残っていてもおかしくありません。
ところが、着替えの際に浩介の体に傷がないことに柚子は驚きます。
この違和感は、かなり大事です。
表面的には、浩介の再会と告白が25話のメインに見えます。けれど物語全体の視点で見ると、浩介という人物には単なる幼馴染み以上の何かが隠されている可能性がにじんでいます。
まず、彼は小学生の時に急に柚子たちの前から姿を消しています。
理由については家庭の事情と説明しますが、その話し方には何かを伏せているような印象があります。これは読者に「本当にそれだけなのか?」と問いを残す描き方です。
さらに、体に傷がないという不自然さが重なる。
もちろん、これだけで浩介の正体を断定することはできません。断定してしまうと、作品の繊細な伏線を乱暴に扱うことになります。
ただ、少なくとも浩介は“ただ懐かしいだけの幼馴染み”ではなさそうです。
『鬼の花嫁』は、恋愛感情と家系、あやかしの世界のルールが密接に絡み合う作品です。ある人物の登場が、後から大きな家の因縁や過去の真相につながることも珍しくありません。
その文脈で見ると、25話の浩介は恋のライバルであると同時に、物語の裏側へ読者を誘導する鍵でもあります。
特に気になるのは、柚子が浩介に対して自然に心を許している点です。
玲夜に対する愛情は揺るがない。それでも、浩介との過去には確かに温かいものがある。この温かさがあるからこそ、浩介が抱えている秘密が明らかになった時、柚子の心はさらに揺さぶられる可能性があります。
読者としては、ここで浩介を単純な当て馬として処理しない方が面白いです。
彼は物語に波風を立てるだけの人物ではなく、柚子の過去、初恋、そして見えない家の事情を運んでくる存在かもしれない。
こういう“ちょっとした違和感”は、原作で追うと本当に楽しいところです。
アニメではテンポの都合で一瞬の描写になりがちな部分でも、漫画ではコマの間や表情の止まり方で、読者に考える時間をくれます。浩介の服、柚子の驚き、彼の言葉の濁し方。その一つひとつが、後で効いてくる可能性を持っている。
ここを拾えるかどうかで、25話の読み味はかなり変わります。
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一龍斎ミコトと龍の加護|25話周辺で深まる物語上の意味
元ネタとして並んでいる原作小説側の流れでは、玲夜が一龍斎ミコトとの顔合わせに向かう場面も描かれています。
ここでは、25話で見えた“玲夜の嫉妬”とは別の角度から、柚子がどれほど特別な存在なのかが強調されています。
玲夜は、ミコトとの顔合わせを見合いのつもりではなく、仕事の延長線上として捉えています。
目的は一龍斎との関係に悔恨を残さないこと、そして柚子が気にしている龍について確認すること。つまり、玲夜の関心はミコト本人ではなく、あくまで柚子に関わる謎に向いているわけです。
顔合わせの場には、玲夜と千夜、そして一龍斎側からミコトと当主の護が現れます。
ミコトは玲夜に好意を抱いている様子を見せますが、玲夜は柚子という花嫁がいるため、心を動かされません。むしろ、その好意に不快感すら抱いているように描かれます。
ここが玲夜らしい。
彼の愛情は、他の選択肢と比較して柚子を選んでいるのではありません。柚子がいるから、他の選択肢そのものが成立しない。
この絶対性が、玲夜の魅力でもあり、物語の緊張感でもあります。
一龍斎護は、ミコトが器量の良い女性であり、どの家に嫁いでも恥ずかしくないと語ります。そして、玲夜にミコトとの関係を考えるよう持ちかけます。
しかし玲夜は、すでに花嫁と呼ばれる婚約者がいると返します。
さらに、柚子以上の存在はいないと明言します。
この一刀両断の返しは、恋愛的な強さだけでなく、あやかしの世界における“花嫁”の価値観を示す場面でもあります。
一龍斎側は、柚子を庶民の出として見下すような見方をします。そこにあるのは、家格や血筋、権力の論理です。
一方で玲夜は、花嫁以上の存在はないという立場を崩しません。
どれほど美しくても、器量がよくても、背後に一龍斎が控えていても、柚子を得ること以上の利にはならない。これは、あやかしの価値観としても、玲夜個人の感情としても非常に重い言葉です。
ただし、ここで一龍斎側は驚くべき情報を出してきます。
初代花嫁の血を引く一龍斎の直系の娘ならば、花嫁でなくてもあやかしに嫁ぐことができ、子をなすこともできるというのです。
この情報に、玲夜も驚きます。千夜も否定せず、それを肯定します。
ここで物語のルールが一段深くなります。
これまで“花嫁ではない人間はあやかしの伴侶になれない”という常識があった中で、一龍斎の血筋は例外のような位置づけを持っている。しかも、その背景には初代花嫁と龍の加護が関わっている。
この設定が入ることで、25話周辺の物語は単なる恋愛の嫉妬劇から、家系と伝承の対立へ広がっていきます。
玲夜は、それでも柚子以外を伴侶に迎えることはないと断言します。
ここでの「絶対に」という強い意志は、25話で浩介に嫉妬した玲夜の感情とつながっています。
浩介に対しては感情が揺さぶられ、一龍斎に対しては理屈と立場で柚子を守る。形は違っても、玲夜の中心には常に柚子がいる。
この一貫性があるから、読者は玲夜の重い愛情を信じられるのだと思います。

『鬼の花嫁』25話の考察|感情が動く場面はなぜ重要なのか
『鬼の花嫁』25話で感情が動く場面は、大きく分けると三つあります。
一つ目は、浩介が柚子に告白する場面。
二つ目は、柚子が浩介を初恋だったと認める場面。
三つ目は、玲夜が嫉妬をあらわにして柚子に迫る場面です。
この三つはすべて恋愛イベントに見えますが、物語上の意味は少しずつ違います。
浩介の告白は、柚子の過去を現在に持ち込む出来事です。
柚子は玲夜と出会う前にも、人を好きになったことがある。これは当たり前のことですが、玲夜との運命性が強い作品だからこそ、過去の恋が出てくると独特の揺れが生まれます。
柚子が浩介を初恋だったと語る場面は、彼女の人間らしさを広げています。
柚子はただ玲夜に愛されるだけの存在ではなく、自分の過去、自分の感情、自分の選択を持った人物です。初恋の思い出があるからこそ、今玲夜を選んでいることにも重みが出る。
そして玲夜の嫉妬は、玲夜の愛情を“完璧な保護”から“揺れる感情”へ変えています。
玲夜は強い。家柄も力もある。柚子を守る存在として圧倒的です。
でも25話では、彼が柚子を失う可能性に敏感であることが見えます。
ここが私はとても好きです。
強い人が、好きな人の前でだけ余裕をなくす。その瞬間、キャラクターは記号ではなく、人の体温を持ちはじめるんですよね。
玲夜は柚子を守る側でありながら、同時に柚子に救われている側でもあるのだと思います。
だからこそ、浩介のような過去の存在、一龍斎ミコトのような外部からの圧力が現れると、玲夜の中にある不安や怒りが露出する。
この回は、その内側を読者に見せるための回でもあります。
さらに、25話周辺で一龍斎や龍の加護の話が重なることで、柚子の存在は個人的な恋愛の対象から、家系や伝承に関わる重要な存在へと押し上げられます。
柚子をめぐる争いは、誰が誰を好きかだけでは終わらない。
花嫁とは何か。
初代花嫁とは何者だったのか。
龍の加護は柚子に何を見せようとしているのか。
一龍斎はなぜそこまで自信を持っているのか。
こうした問いが、25話の後ろ側に静かに置かれています。
原作を読む面白さは、まさにこの“表の感情”と“裏の伏線”が同時に動くところにあります。
表では、浩介の告白と玲夜の嫉妬で心がざわつく。裏では、龍、一龍斎、初代花嫁という大きな謎が動き出している。
一粒で甘くて、後から少し苦い。そういう回です。
『鬼の花嫁』25話から今後どうなる?浩介・玲夜・柚子の関係の見通し
今後の見通しとして、まず浩介はまだ柚子に関わってくる可能性が高いと考えられます。
理由は、彼の告白があまりにも早く、しかも退場するには伏線が多いからです。
小学生の頃に突然姿を消した理由。
体に傷がない違和感。
柚子への未練。
そして、柚子が自分も昔好きだったと伝えたこと。
これだけ材料がそろっている以上、浩介は単なる一話限りの懐かしい人物では終わらないでしょう。
ただ、柚子の気持ちは玲夜に向いています。
25話では、柚子が玲夜を大好きだと明言しているため、恋愛の軸そのものが大きく揺らいだわけではありません。むしろ、過去の初恋を出すことで、現在の愛情がよりはっきりしたとも言えます。
問題は、柚子の優しさが浩介にどう伝わるかです。
柚子は相手を拒絶しきれないところがあります。浩介に対しても、懐かしさや思いやりから柔らかく接しています。
その態度が浩介の期待を完全に断ち切るのか、それとも逆に未練を深めるのか。
ここは今後の見どころです。
玲夜については、嫉妬心がさらに表に出る場面が増えるかもしれません。
ただし、玲夜の嫉妬は単なる束縛ではなく、柚子を失いたくないという不安と結びついています。そこを丁寧に読まないと、彼の行動の意味を取り違えてしまう。
玲夜は柚子を所有物として扱いたいのではなく、柚子が自分にとって唯一無二だからこそ、近づく者に過敏になるのだと思います。
もちろん、その重さが柚子にとって負担になる可能性もあります。
この作品が面白いのは、玲夜の愛が圧倒的に甘い一方で、その甘さの奥に危うさもあるところです。完璧な溺愛だけではなく、嫉妬、恐れ、怒り、守りたい衝動が混ざっている。
だから読んでいて目が離せない。
一龍斎側の動きも、今後さらに大きくなりそうです。
ミコトは玲夜を望み、護は一龍斎の血筋と龍の加護に強い自信を持っています。しかも、花嫁でなくてもあやかしに嫁げるという例外的な設定が示されたことで、柚子の立場に対する外部からの圧力は強まりそうです。
ただ、玲夜は柚子以外を伴侶に迎えることはないと明言しています。
この断言があるからこそ、読者は安心しながらも、では一龍斎は何を仕掛けてくるのかと不安になる。
そして、千夜が語ろうとする初代花嫁の口伝も気になります。
“胸くその悪くなる話”という表現からは、かなり重い過去があることがうかがえます。柚子が見た龍、一龍斎に伝わる加護、初代花嫁の血筋。これらがつながった時、物語は恋愛だけではなく、あやかしと人間の歴史そのものへ踏み込むはずです。
筆者としては、25話は“恋の波乱回”であると同時に、“大きな因縁の入口”だと見ています。
浩介の登場で心が揺れ、一龍斎の存在で世界が揺れる。
柚子を中心に、過去の恋と古い血筋の物語が同時に迫ってくる。ここから先は、ただ甘いだけではない『鬼の花嫁』の深みがさらに濃くなっていくはずです。
『鬼の花嫁』25話ネタバレまとめ|初恋と嫉妬が物語を動かす
『鬼の花嫁』25話では、柚子と透子の幼馴染みである浩介が登場し、柚子にかつての想いを告げます。
浩介は柚子の初恋の相手でもあり、二人がかつて両想いだったことが明らかになります。ただし、柚子の現在の気持ちは玲夜にあり、柚子は玲夜が大好きだとはっきり答えています。
その一方で、浩介との電話を聞いた玲夜は強く嫉妬し、柚子に迫ります。
この場面によって、玲夜の愛情が甘さだけではなく、不安や独占欲を含む深い感情であることが描かれました。
また、浩介の体に傷がない違和感や、過去に突然姿を消した事情など、今後につながりそうな伏線も残されています。
さらに、一龍斎ミコトや護、龍の加護、初代花嫁の血筋に関する情報が重なることで、柚子をめぐる物語は恋愛だけではなく、あやかしの世界の歴史や家同士の対立へ広がっていきます。
25話は、初恋の再会に胸がざわつく回であり、玲夜の嫉妬に息をのむ回であり、そして大きな謎の入口に立つ回です。
ここで描かれる感情の動きは、後の展開を読むうえでかなり重要になります。
浩介は本当にただの幼馴染みなのか。
一龍斎の自信はどこから来ているのか。
そして、柚子だけが見る龍は何を意味しているのか。
答えを急ぎたくなるけれど、全部を一気に言い切らないからこそ、『鬼の花嫁』は先を読みたくなるんです。
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その結果、次の要素は削られがちです。
- ・キャラクターの判断に至るまでの思考過程
- ・後半展開につながる伏線や説明
- ・感情表現の行間や余白
「あの行動、そういう意味だったのか」と後から腑に落ちる体験は、
原作を読んで初めて得られることが多いです。とくに完結済み、もしくは終盤に入っている作品ほど、
先に原作で全体像を把握したほうが満足度が高くなる傾向があります。
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迷っている間に失効するタイプの特典なので、
「いつか読むつもり」の作品があるなら、先に確保しておくほうが無難です。
よくある質問
『鬼の花嫁』25話では何が起きますか?
柚子と透子が幼馴染みの浩介と再会し、浩介が柚子に昔から好きだったと告白します。
柚子も浩介が初恋だったと明かしますが、現在は玲夜を大好きだとはっきり伝えており、玲夜はそのやり取りに嫉妬を見せます。
浩介と柚子は両想いだったのですか?
25話では、浩介が柚子を好きだったことに加え、柚子も昔は浩介のことが好きだったと語っています。
ただし、それは過去の初恋として語られており、現在の柚子の気持ちは玲夜に向いています。
玲夜はなぜ嫉妬したのですか?
柚子が浩介と電話で話し、昔は浩介が好きだったと伝えたことを玲夜が聞いた可能性があるためです。
玲夜にとって柚子は唯一無二の花嫁であり、過去の初恋相手である浩介の存在が、玲夜の不安や独占欲を刺激したと考えられます。


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