『正反対な君と僕』で西さんを演じる声優は、81プロデュース所属の大森こころさんです。
原作ファンとして西を深く読み込んできた大森さんは、外では言葉に詰まりながら、心の中では驚くほど多くを語る西の二面性を、繊細な声の変化で表現しています。
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『正反対な君と僕』西さんの声優は大森こころ
TVアニメ『正反対な君と僕』で西さんの声を担当しているのは、声優の大森こころさんです。
西役への起用は2025年10月17日に公式発表され、同じタイミングで本田役を楠木ともりさんが演じることも明らかになりました。
西は、鈴木や谷とは隣のクラスにいる女子生徒です。
物静かで控えめに見える一方、実は笑い上戸。極度の人見知りで、本田以外のクラスメイトを前にすると緊張してしまい、会話へ入ろうとしてもタイミングがずれることに悩んでいます。
西と関わりの深いキャラクターと声優は、次の通りです。
キャラクター 声優 西との関係
西 大森こころ 人見知りで控えめな女子生徒
山田 岩田アンジ 西へ積極的に近づいていく男子生徒
本田 楠木ともり 西が自然に話せる数少ない友人
谷 坂田将吾 西が自分と似たタイプだと感じる図書委員
西さんの声優を調べている人が、とくに押さえておきたいのは、単に大森さんの声質が柔らかいということではありません。
重要なのは、西の口から出る言葉と、西の頭の中にある言葉の量が大きく異なることです。
外から見ると、西はほとんど何も話していないように見えます。
しかし、その短い沈黙の中では、相手に嫌われないだろうか、いま話しかけても迷惑ではないか、どう答えれば会話が続くのかと、いくつもの考えが激しく行き交っています。
大森さんに求められるのは、小声でおどおどと話すだけの演技ではありません。
声を出す前の呼吸、返事を決めるまでの間、思い切って言葉を発した直後の揺れまで使い、画面には映りきらない思考の動きを伝える必要があります。
私は、この「外の静けさ」と「内側の騒がしさ」を同時に成立させている点こそ、大森こころさんの西役で最も注目すべき部分だと感じました。
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大森こころの公式コメントとは?西への思いを紹介
大森こころさんは、西役の発表に際して、西を「とても内気だけど、誰よりも心の声が饒舌なキャラクター」と表現しています。
考え込みすぎてネガティブになってしまう姿に、共感する視聴者も多いのではないかと語りました。
さらに大森さんは、以前から『正反対な君と僕』の原作が好きで、ずっと西を演じたいと思っていたことも明かしています。
これは宣伝用の美しい言葉だけではありません。
2026年2月9日に配信された公式番組「TVアニメ『正反対な君と僕』放課後ポッドキャスト」には、山田役の岩田アンジさんと大森さんがゲスト出演しました。
その番組内では、大森さんがアニメ化を知る以前から西を想定したボイスサンプルを自分で作っていたことや、西役がオーディションを経て合格した初めての役であることが語られています。
誰かに求められてから役を研究したのではなく、まだアニメになると決まっていない段階で、自分なりの西の声を探していた。
この事実は、大森さんの演技を見るうえで非常に大きな意味を持ちます。
漫画には実際の音声がありません。
読者は表情、吹き出しの形、コマとコマの間、会話相手との距離から、キャラクターの声を頭の中で作ります。
大森さんも一人の原作読者として、西ならどの高さで話すのか、どの程度の速さで言葉を区切るのか、笑うときには普段の緊張がどこまでほどけるのかを想像していたのでしょう。
もちろん、原作への愛情だけでキャストに選ばれるわけではありません。
配役には演技力や声質だけでなく、作品全体の方向性、音響演出、共演者との声のバランスなど、複数の判断が関わります。制作側が大森さんの選考理由を詳しく公表しているわけではないため、「原作ファンだったから選ばれた」と断定することはできません。
ただ、役を得る前から西の声を探し続けていた経験が、オーディションや収録での解釈を支える土台になった可能性は高いと考えられます。
好きなキャラクターを演じることには、喜びと同じくらい怖さもあるはずです。
自分の中にはすでに理想の声がある。それでも、アニメでは監督や音響監督、共演者と対話しながら、そのイメージを作品全体になじむ声へ更新しなければなりません。
憧れていた役だからこそ、自分の解釈だけでは押し切れない。
その緊張まで含めて西と向き合っているから、大森さんの演技には「キャラクターを目立たせよう」とする力より、「西がそこにいる状態を壊したくない」という慎重さが感じられるのだと思います。

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声優・大森こころとは?公式プロフィールと出演作品
大森こころさんは、大阪府出身で、81プロデュースに所属している声優です。
公式プロフィールでは、誕生日は11月17日、方言は関西弁。趣味は読書、お笑い、特撮鑑賞、アイドル、動画編集で、特技は静物デッサンと紹介されています。
第14回81オーディションでは優秀賞を受賞しました。
なお、81プロデュースの現行プロフィールには生まれた年が掲載されていないため、本記事では根拠を明確にできない生年や年齢を断定していません。
主なアニメ出演作として、公式プロフィールには次の作品が掲載されています。
- 『魔導具師ダリヤはうつむかない』エミリヤ・タリーニ
- 『ハニーレモンソーダ』楓
- 『不遇職【鑑定士】が実は最強だった』ミア
- 『野生のラスボスが現れた!』ウィルゴ
- 『僕の妻は感情がない』女子高生
- 『ATRI -My Dear Moments-』商店街の方々
- 『正反対な君と僕』西
ゲームでは、『De Last Memories』神山オトハ、『城姫クエスト』河後森城、『少女とドラゴン-幻獣契約クリプトラクト-』レーツェル、フォルトナなどが公式プロフィールに掲載されています。
テレビアニメだけでなく、ナレーション、ボイスオーバー、オーディオブック、ラジオなど、声を中心とした複数の分野で活動している点も特徴です。
ここで注意したいのは、出演作品の数だけを並べても、西役との相性は説明できないことです。
西は、派手な必殺技や大声の感情表現によって印象を残すキャラクターではありません。
会話へ入れずに視線をさまよわせる場面や、話しかけられた喜びを隠そうとして失敗する場面など、日常の中にある小さな揺れを積み重ねて人物像が作られています。
そのため西役は、大森さんにとって名前のある主要キャラクターを演じる機会であると同時に、細部の演技を継続的に見せる重要な役だと考えられます。
視聴者が確認すべきなのは、一つの場面で強烈な声を出せるかではありません。
物語が進むにつれて、西の返事がどのように変わるのか。話し始めるまでの時間や声の明るさが、相手によってどう違うのか。
その積み重ねにこそ、大森こころさんの声優としての表現が見えます。
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大森こころの起用が西さんに合うと考えられる理由
ここからは、公式設定とアニメ本編を踏まえた筆者の考察です。
制作側が大森こころさんの具体的な選考理由を公表したわけではないため、以下は事実としての「起用理由」ではなく、実際のキャラクター描写と演技から見える相性の分析となります。
西の「内声」と「外声」を演じ分けられる
西の大きな特徴は、口数が少ないのに、考えていること自体は非常に多い点です。
大森さん本人が西を「心の声が饒舌」と表現した通り、西の中には少なくとも二つの声があります。
一つは、相手に実際に聞こえている外側の声。
もう一つは、失敗の可能性を何度も検討し、会話の展開を先回りし、ときには自分自身を厳しく評価する内側の声です。
この二つを同じ調子で演じてしまうと、西は単に反応の遅い人物に見えてしまいます。
一方、心の中だけを極端に騒がしくすると、今度はコメディーの記号へ寄りすぎてしまう危険があります。
大森さんの西役では、内面で慌てている場面でも、その奥に「相手とちゃんと話したい」という意志が残っています。
私はここに、西を弱々しいだけの人物へ変えない演技の強さを感じました。
不安はある。でも、逃げたいだけではない。
声が小さくても、言葉を相手へ届けようとする方向性が失われていないから、西の一言が物語の前進として成立するのです。
人見知りを一つの声色に固定していない
人見知りのキャラクターは、ともすれば常に震えた声で話す人物として描かれがちです。
しかし西は、誰に対しても同じように緊張するわけではありません。
本田といるときには比較的自然に言葉が出ます。
山田と話すときには緊張しますが、それは怖いからだけではなく、うれしさや期待が混ざり始めているからです。
谷を見るときには、自分と似ていると思っていた人物が周囲と自然に関わっていることへの驚きや羨望があります。
つまり、西の静けさには場面ごとに別の理由があります。
本田の前での静けさは安心に近く、山田の前での静けさは感情を処理しきれない時間、谷を見つめる静けさは自分自身を見直す時間です。
大森さんの演技が西に合っていると感じるのは、この違いを「急に別人のような声を出す」のではなく、呼吸や語尾のわずかな変化として見せているからです。
西の性格はそのままなのに、相手との距離によって聞こえ方が変わる。
これは、人物を性格設定ではなく、人間関係の中で演じている証拠だと考えます。
山田役・岩田アンジとの速度差が関係性を作る
山田は、西よりも人との距離を縮めることに慣れています。
西が会話を始める前に何度も考えるのに対し、山田は興味を持ったら行動へ移し、言葉を相手へ投げられる人物です。
この二人の関係では、声の高さ以上に会話の速度差が重要になります。
山田役の岩田アンジさんが前へ進むように言葉を届けるほど、大森さんが作る西の間が際立ちます。
ただし、その間は山田を拒絶している時間ではありません。
どの言葉を返せば、この会話を終わらせずに済むのか。自分が感じているうれしさを、どこまで相手へ見せてもよいのか。
西はその答えを探しています。
山田の速度に西が完全に合わせてしまえば、二人の違いは消えてしまいます。
反対に、西が最後まで動かなければ関係は始まりません。
異なる速度のまま少しずつ歩幅を合わせる。その過程を声だけでも感じられる点が、大森さんと岩田さんの掛け合いの魅力です。
本田役・楠木ともりとの対比で西の温かさが見える
西と本田は、どちらも教室の中心で大声を出すタイプではありません。
しかし、二人の静けさの性質は異なります。
公式設定で本田は、何事も効率的にこなす合理的な人物と説明されています。西にとっては、緊張せずに会話できる大切な友人でもあります。
楠木ともりさんが演じる本田の言葉には、周囲を観察し、必要な情報を整理してから話す落ち着きがあります。
一方、大森さんが演じる西の言葉には、考えがまとまりきらないままでも、相手に気持ちを届けようとする不器用さがあります。
同じ小さな声でも、本田は状況を見通しているように聞こえ、西は状況へ追いつこうとしているように聞こえる。
この差があるから、西の緊張や誠実さがより鮮明になります。
キャスティングの相性は、一人の声だけで決まるものではありません。
隣に別の声が置かれたとき、人物同士の性格や距離が説明なしでも伝わるか。『正反対な君と僕』の西役では、山田や本田とのアンサンブルによって、大森さんの演技がさらに立体的になっています。

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西さんの演技が分かる具体的な話数と場面
以下では、TVアニメ第12話までの内容と、第14話の公式あらすじに触れます。
西さんの声優としての大森こころさんを詳しく知りたい場合は、プロフィールだけでなく、第5話から続く西と山田の関係の変化を追うのが最も分かりやすい見方です。
第5話「考える人、考えない人」では西の出発点が分かる
第5話では、人見知りで教室の会話になじめない西が、同じ図書委員で隣のクラスにいる谷へ意識を向けます。
西は、谷を自分と似たタイプだと考えていました。
ところが谷は、物静かでありながら周囲の生徒から慕われ、自分の考えを必要なときには言葉にできます。
西にとって谷は、自分と同じ場所にいるように見えて、実は少し先に立っている人物です。
公式あらすじでも、西が谷へ驚きと羨ましさを感じていたことが示されています。
この段階の西には、まだ山田との関係以前に、「自分も人と自然に関われるようになりたい」という願いがあります。
一方、山田は本田を通じて西と知り合い、西の笑顔に興味を持ち始めます。
やがて山田は西へ「友達になって」と声をかけ、二人は連絡先を交換します。
この場面で注目したいのは、西が劇的に明るくなることではありません。
大森さんは、西が突然社交的になったようには演じず、驚き、疑い、うれしさを一度に処理できずにいる状態を残します。
西の心では大きな事件が起きているのに、外へ出てくる反応は小さい。
この落差こそ、西というキャラクターの基本形です。
第7話「ドキモヤ」では感情に名前を付けられない声が聞こえる
第7話では、西が山田との関係に戸惑いながらも、少しずつ打ち解け始めます。
しかし西は、自分に生まれている感情が何なのか、まだ確信を持てません。
本田からのさりげない助言にも心を揺らし、西と山田の間には、友人だけでは説明しにくい空気が流れ始めます。
恋愛感情を自覚する場面では、驚いて大声を出したり、顔を赤くして否定したりする表現も考えられます。
ただ、西の場合は、感情が生まれる速度より、それを理解する速度のほうが遅い。
山田に会えてうれしいことは分かる。
話しかけられると緊張することも分かる。
しかし、その二つを結んで「好き」という言葉にするまでには、長い思考が必要です。
大森さんの演技では、山田への返事に以前より温かさが生まれている一方、自分の気持ちを断定する強さはまだありません。
声だけが感情の答えを先に知り、本人の理解が後から追いついてくる。
第7話は、その微妙なずれを確認できる回です。
第10話と第11話では「待つ西」から「動く西」へ変わる
第10話では、修学旅行の準備中に山田が西と本田の作業を手伝います。
西は山田に会えたことをうれしく思いながら、同時に恥ずかしさも感じています。
ここまでの西は、山田から話しかけられた後にどう反応するかを考えることが中心でした。
ところが第11話では、西自身が山田に会える機会をうかがい、偶然見つけた山田へ、本田に背中を押されながら声をかけます。
さらに夜、山田から会いたいと呼び出された西は、自分の感情が「好き」なのだと気付きます。
人物の成長を、声量の増加だけで示すのは簡単です。
しかし西の成長は、話し方が急に堂々とすることではありません。
緊張した声のままでも、自分から相手を探し、自分から声を出すことを選べるようになる。
私は、第11話における大森さんの演技の要点は、この「怖くなくなった」のではなく、「怖くても動いた」という違いにあると考えています。
西らしい迷いは消えていません。
むしろ、相手が大切になったからこそ緊張は大きくなっている。それでも山田へ向かう声を出せたことが、人物の変化なのです。
第12話の横浜デートでは沈黙の意味が変わる
第12話では、西と山田が横浜デートへ出かけます。
二人は少しずつ打ち解け、手をつなぎますが、同じくデート中だった鈴木と谷に出会い、焦ってその場を離れます。
第5話の西にとって沈黙は、会話へ入れず取り残される時間でした。
しかし第12話の沈黙は、山田と同じ時間を過ごしていることを意識し、言葉にしなくても相手の存在を感じている時間へ変わっています。
同じように口数が少ない場面でも、初期の西と第12話の西では、空気がまったく異なります。
大森さんは、西の基本的な声質を大きく変えず、声の中に含まれる警戒を少しずつ薄くすることで、この変化を表現しています。
だからこそ、西がわずかに笑ったり、短い返事を返したりするだけで、以前より山田を近くに感じていることが伝わるのです。
第14話では山田の告白を受ける西の声に注目
TVアニメ第1期は2026年1月から3月まで全12話が放送され、第2期は2026年7月5日にスタートしました。
2026年7月12日放送予定の第14話「冬の夜のジレンマ」では、冬休みに入り、西との関係が思うように進まないことへ焦りを感じた山田が、宿題を口実に西と会います。
山田は告白する機会を探しますが、なかなかタイミングをつかめません。
ここで見どころになるのは、山田の告白そのものだけではないでしょう。
第11話で自分の気持ちに気付いた西が、相手から明確な言葉を向けられそうになったとき、どのような声を返すのか。
内心では多くの言葉があふれているはずなのに、それを外へ出せるのか。
大森さんが第1期で積み重ねてきた「外声と内声の距離」が、どこまで縮まるのかに注目です。
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原作漫画を読むと大森こころの西さん役が深く分かる
西さんの声をより深く味わうには、アニメだけでなく、阿賀沢紅茶さんによる原作漫画もあわせて読む方法があります。
原作『正反対な君と僕』は「少年ジャンプ+」で連載され、単行本は全8巻です。
アニメでは、大森こころさんの声、息遣い、会話の間、音楽、表情の動きによって、西の気持ちが時間の流れとして提示されます。
一方、漫画では、西が黙っている一コマに、読者が好きなだけ立ち止まれます。
この違いは、西のようなキャラクターと非常に相性がよいのです。
漫画では、西が返事をする前に何を考えていたのかを、表情やコマの間から自分で想像できます。
アニメでは、同じ沈黙に大森さんの呼吸が加わり、その迷いが具体的な長さを持ちます。
原作を先に読んだ人は、自分の中で想像していた西の声と、大森さんの演技を比較できます。
アニメを先に見た人は、大森さんの声を思い出しながら原作へ戻り、以前は気付かなかった表情や視線の意味を探せます。
この往復をすると、西の声が単なる正解ではなく、原作に含まれていた感情の可能性を一つずつ形にしたものだと分かってきます。
とくに注目したいのは、アニメで聞こえる心の声と、実際に相手へ届ける声の違いです。
原作では、文字の配置や吹き出しの形によって、西の思考と発言を読み分けられます。
アニメでは、その差を大森さん自身が声の速度、強さ、距離感として演じ分けます。
つまり原作を読むことは、アニメで省略された情報を補うためだけではありません。
大森さんがどの部分を声として前に出し、どの感情を沈黙の中へ残したのかを確かめる作業でもあります。
単行本には、本編とは異なる角度でキャラクターを見られるページや、細かな表情を自分の速度で確認できる利点もあります。
すべてのおまけページに西の重要設定があると断定することはできませんが、本編以外の細部まで眺めることで、人物同士の距離感を再発見できる可能性があります。
私は、大森さんの西役を「漫画に正解の声を付けたもの」とは考えていません。
声のなかった西を一つの解釈で閉じるのではなく、原作の沈黙を残したまま、視聴者が感情へ近づくための道を作っている。
だからアニメを見た後でも、原作へ戻る余地が失われていないのです。
声が付いたことで答えが決まるのではなく、新しい問いが増えていく。
西はあの瞬間、本当にうれしいだけだったのか。
山田に返した短い言葉の奥に、言えなかった別の言葉が残っていたのか。
その続きを自分の目で確かめると、次にアニメで西の声を聞いたとき、同じ一言が以前より深く響いてきます。

大森こころの西さん役は今後どう変化する?
ここからは筆者の私見です。
今後の西さん役で注目すべきなのは、人見知りな性格がなくなるかどうかではありません。
人見知りのまま、自分の気持ちを相手へ渡せるようになるかが重要です。
西の慎重さは、単純に克服すべき欠点ではないと私は考えています。
相手の言葉を軽く扱わず、自分の返事がどう受け取られるかを真剣に考える姿勢は、西の誠実さでもあるからです。
成長した西が突然よく話すようになり、誰とでも緊張せずに交流できるようになれば、変化は分かりやすいでしょう。
しかし、それでは西が西である理由まで薄くなってしまいます。
期待したいのは、声の大きさが変わることではなく、言葉の向きが変わることです。
以前は自分の失敗を避けるために言葉を選んでいた西が、相手へ伝えるために言葉を選べるようになる。
問いかけられてから返事を作っていた西が、自分から相手へ聞きたいことを口にする。
短い相づちの中に、会話を終わらせたくない気持ちが混ざる。
そうした変化であれば、西らしさを保ったまま成長を示せます。
大森さんは第5話から第12話まで、西の基本的な声を大きく作り変えず、相手との距離に応じて緊張の割合を調整してきました。
第2期では、その積み重ねが恋愛関係の進展によって、さらに細かく問われることになります。
山田から好意を伝えられたとき、西は内心でどれほど多くのことを考えるのか。
そして、その中からどの言葉を実際に声へ変えるのか。
大森さん本人が語った「心の声が饒舌」という西の特徴は、恋愛が進むほど重要になるはずです。
好きな相手だから、たくさん話したい。
好きな相手だから、失敗したくない。
この二つの感情が同時に強くなると、西の内面と外面の距離は、むしろ一時的に広がる可能性もあります。
その矛盾を、大森さんがどのような間や語尾で表現するのか。
私は、大きな告白のせりふ以上に、告白の前後にある短い返事や息の変化を聞き届けたいと思っています。
まとめ
『正反対な君と僕』で西さんの声優を担当しているのは、81プロデュース所属の大森こころさんです。
西役と本田役の追加キャストは2025年10月17日に発表され、大森さんは公式コメントで、西を「とても内気だけど、誰よりも心の声が饒舌」な人物と表現しました。
大森さんは以前から原作のファンで、公式ポッドキャストでは、アニメ化を知る前から西を意識したボイスサンプルを作っていたことも語られています。
大森さんの西役が印象に残る理由は、単に小さく柔らかい声だからではありません。
口に出せないほど多くのことを考えている西の内声と、勇気を振り絞って相手へ届ける外声を分け、物語が進むにつれて二つの距離を少しずつ縮めているからです。
演技の変化を確認するなら、西と山田が知り合う第5話、自分の感情に迷う第7話、気持ちを自覚する第11話、横浜デートが描かれる第12話が重要です。
第2期では、山田との関係がさらに進む中で、西がどのように自分の言葉を選ぶのかが焦点になります。
声を聞けば、西が何を言ったのかが分かる。
原作へ戻れば、西が何を言えなかったのかまで想像できる。
その二つを行き来したとき、大森こころさんが西の沈黙に込めた感情が、より鮮明に見えてくるはずです。
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「この先どうなるかは分かっているつもりだけど、
細かいところまでは知らないまま」そう感じた作品ほど、原作を読むと印象が変わることがあります。
とくにブックライブの初回特典は、原作に手を出すか迷っている層にかなり寄せた設計です。
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- ・試し読みが多く、合わなければ買わない判断がしやすい
- ・PayPay、LINE Payなど普段使いの決済に対応
- ・まとめ買い前提でも本棚管理がしやすい
「原作は高いから後回し」という理由は、少なくとも初回では成立しにくい条件です。
💡 原作を読むと、アニメで分からなかった理由が見えてくる
アニメは分かりやすさとテンポを優先します。
その結果、次の要素は削られがちです。
- ・キャラクターの判断に至るまでの思考過程
- ・後半展開につながる伏線や説明
- ・感情表現の行間や余白
「あの行動、そういう意味だったのか」と後から腑に落ちる体験は、
原作を読んで初めて得られることが多いです。とくに完結済み、もしくは終盤に入っている作品ほど、
先に原作で全体像を把握したほうが満足度が高くなる傾向があります。
📣 よくある利用者の反応
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迷っている間に失効するタイプの特典なので、
「いつか読むつもり」の作品があるなら、先に確保しておくほうが無難です。
よくある質問
『正反対な君と僕』西さんの声優は誰ですか?
西さんの声優は、大森こころさんです。
大阪府出身で、81プロデュースに所属しています。
大森こころさんは『正反対な君と僕』の原作ファンですか?
大森さんは公式コメントで、原作が大好きで、以前から西を演じたいと思っていたことを明かしています。
公式ポッドキャストでは、アニメ化を知る前から西を意識したボイスサンプルを作っていたことも語られました。
西さんが本格的に登場するのは何話ですか?
西と山田の関係が本格的に描かれるのは、第5話「考える人、考えない人」です。
第7話、第10話、第11話、第12話と追っていくと、大森こころさんが声の間や明るさを少しずつ変えていることが分かります。
大森こころさんの生年月日は公表されていますか?
81プロデュースの公式プロフィールでは、誕生日が11月17日、出身地が大阪府と公表されています。
生まれた年は現行の公式プロフィールに記載されていないため、年齢を確認する際は情報源に注意が必要です。
執筆:相沢 透(あいざわ)


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