タコピーの原罪 続編はある？タイザン5の今後の展開とファンの期待を紹介

「タコピーの原罪」――あの衝撃的で美しくも痛ましい物語に、続きはあるのか？そんな問いが、今も多くの読者の胸に残っている。

2022年に完結したタイザン5先生の代表作は、わずか16話で社会現象を巻き起こした。現在、そのアニメ化が進行中であり、放送直前のタイミングで「続編」の可能性が改めて注目を集めている。

本記事では、「タコピーの原罪」の続編の有無に関する最新情報から、タイザン5先生の現在と今後の動向、そしてファンが期待する展開のリアルな声まで、徹底的に掘り下げていく。

たとえ公式が沈黙していても、物語を愛する我々の想像力は止まらない。あの涙の先にある“もしも”を、一緒に考えてみませんか？

「タコピーの原罪」とは？──タイザン5が描いた原罪の寓話

短期連載ながら社会現象に──全16話の衝撃

『タコピーの原罪』は、2021年12月から「少年ジャンプ＋」で連載された、タイザン5氏による全16話完結のウェブ漫画です。連載当初はわずか数ページの掲載ながら、その内容はSNSを中心に瞬く間に話題となり、最終的には単行本2巻で累計120万部を突破。少年漫画という枠を超えて、“人の心の闇”を真正面から描いたことで多くの読者の記憶に深く刻まれました。

物語の舞台は、ごく普通の小学校。しかし、そこにやってくるのが“幸せを届ける星”から来た宇宙生物・タコピー。この明るくポジティブな存在が、地球の子どもたちが抱える想像を絶する“原罪”と向き合う──そのギャップこそが、本作の構造的な衝撃でした。

16話という短さの中に、いじめ、家庭崩壊、自殺、再生といったテーマが緻密に織り込まれ、読み手の倫理観と感情を強く揺さぶります。そのラスト1話、わずか数ページで描かれる“赦しと希望”の余白は、完結後も議論の的となり、「続編はあるのか？」という声が絶えず上がり続けているのです。

筆者自身も当時、1話を読んだ瞬間に「これはただの癒し系マスコット漫画じゃない」と直感しました。むしろ、子ども向けの仮面を被ったまま、読者の心を刃物のように切り裂く構成。その“痛さ”こそが、タコピーの魅力であり呪いでもあるのだと思います。

たった16話の作品が、これほどまでに長期的な“感情の残響”を残すことは稀です。読後、ふとした瞬間にタコピーの「しあわせになってほしいッピ」という言葉が蘇ってくる。だからこそ今、多くのファンが“続編”という形で、もう一度あの問いかけに向き合いたいと願っているのかもしれません。

タコピーとしずかの関係が刺さる理由

『タコピーの原罪』において、物語の核となるのがタコピーとしずかの関係性です。地球の常識に疎いタコピーと、虐げられる日々の中で心を閉ざした少女・久世しずか。その二人が出会った瞬間から、物語は“幸せ”と“罪”の意味を問う静かな地雷原へと踏み込んでいきます。

タコピーの「助けたい」という純粋な想いは、読者にとって癒しであると同時に、時に“善意の暴力”にもなりうる。その描き方があまりに繊細で、ただのヒューマンドラマに留まらず、人間関係の“翻訳不可能性”という構造すら浮かび上がらせているのです。

一方、しずかは最初こそ感情を見せませんが、タコピーとの交流を通じて徐々に変化し、心を開いていきます。しかしその変化は、彼女の人生の軌道を修正するものではなく、むしろ“不可逆の選択”へと導くことに。この構図が、読者に「もし自分だったら？」という視点を強烈に突きつけてくるんですよね。

筆者としては、この“希望のように見せかけた逃避”の構造が、あまりにリアルで、胸を抉られました。タコピーが差し出す手は確かに温かい。でも、その先にあるのは「問題の解決」ではなく「記憶のやり直し」。それが意味する“原罪”とは何か、読後にずっと考えさせられるわけです。

この二人の関係は、単なる友情や家族愛では語れません。むしろ“赦し”と“諦念”の混ざり合った、不器用な魂の触れ合い。だからこそ、あの16話で終わってしまうことが惜しまれ、続編の可能性がこれほどまでに切望されているのだと思います。

アニメ「タコピーの原罪」配信情報と注目ポイント

ONA（オリジナルネットアニメ）としてのアプローチ

『タコピーの原罪』が、2025年6月28日より全6話のONA（オリジナルネットアニメ）として配信されることが正式に発表されました。連載終了から約3年の時を経て、アニメという新たな表現形式で“あの物語”が蘇ります。制作スタジオはEnishiya、監督・脚本は飯野慎也氏が務めることが明かされ、SNSでも大きな話題を呼びました。

このONAというフォーマット、実はかなり重要です。テレビ放送とは違い、尺や構成、演出の自由度が高く、“原作の持つ空気感”を損なわずに再構築できる土壌がある。全6話という構成も、原作の16話を無理なく再編するには理想的な尺設定と言えるでしょう。

また、ONAは視聴者が“自分のタイミング”で見ることができるという点で、物語の感情曲線を途切れずに味わえるのも魅力。『タコピーの原罪』のように、読後の余韻が深く残る作品にとっては、この形式こそが最適解だったのではないかと感じます。

筆者自身、ONAという言葉を聞いた瞬間に「これは“商業性”ではなく、“物語の真実性”を優先したアニメ化だな」と確信しました。限られた話数の中で、どこまで原作のエッセンスを凝縮し、再解釈してくるのか──その挑戦に、いま胸が高鳴っています。

タコピーというマスコット的存在の“可愛さ”だけでなく、その裏に潜む“重さ”をどう描くか。ONAというフォーマットだからこそ、その陰影にリアルな息遣いが宿るはずです。

キャスト・スタッフ陣から読み解く演出の方向性

今回のアニメ『タコピーの原罪』では、ボイスコミック版から引き続き、タコピー役を間宮くるみさん、久世しずか役を上田麗奈さんが担当します。この続投は、ファンにとって非常に大きな安心材料であり、作品への理解度がすでに高いキャスト陣が物語の深層をどう表現してくれるのか、大きな注目が集まっています。

また、監督・脚本には飯野慎也氏、キャラクターデザインには長原圭太氏、音楽には『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』などでも知られる藤澤慶昌氏が参加。制作スタジオのEnishiyaも、丁寧な画づくりで定評がある新鋭です。この布陣からは、決して“子ども向けマスコット作品”にはしないという強い意思が感じられます。

特に音楽面での藤澤氏の起用は、“言葉にできない感情”を旋律で表現するという方向性を強く意識している証拠。原作における“沈黙の重さ”を、アニメでどう補完するのか。そのカギを握るのは、まさに彼の音の設計なのかもしれません。

筆者としては、このキャスト・スタッフ陣の人選に「これは間違いなく“あの空気”を壊さない」と確信しました。視覚だけでなく、声と音、間と空白、すべてを総動員して、“タコピーの世界”を再構築しようとする本気度が伝わってきます。

アニメ『タコピーの原罪』は、ただの映像化ではありません。それは“もう一度、この原罪に立ち会う儀式”なのです。そしてその始まりは、2025年6月28日──私たちはまた、あの涙と祈りの物語に出会うことになります。

「タコピーの原罪」続編はあるのか？──現状と展望

公式発表から読み取る“今”と“未来”

現時点で、アニメ『タコピーの原罪』の続編やスピンオフに関する公式発表は一切ありません。2025年6月28日から配信予定のアニメ版は、全6話構成の完結型。つまり、原作漫画の全16話をアニメとして丁寧に再構成し、物語としての終着点をきっちり描き切る形式が採用されています。

制作サイドからも「全6話で完結」という明言がなされているため、「アニメ2期」や「タコピーの原罪 続編」の制作がすでに進行しているという情報は確認できません。ただし、それが“今後も永遠にない”という意味ではないのです。

まず押さえておきたいのは、タイザン5作品における“反響の規模”です。『タコピーの原罪』は、連載当初からSNS上で爆発的な反応を得て、連載終了後も考察・感想投稿が継続的に続くという稀有なケース。つまり“熱量の高さ”と“話題性”が非常に強く、アニメ化発表時も大きな注目を集めました。

筆者自身もこの状況を見ながら、「仮に続編が作られるとすれば、アニメ放送後のファンの反応が最大の指標になる」と感じています。ONA（オリジナルネットアニメ）という配信形式は、SNSとの相性が非常に良く、リアルタイムで感想が拡散されやすいため、いわば“続編の種”がまかれている状態とも言えるのです。

だからこそ、“今ないから永遠にない”と断定するのはまだ早い。この物語が再び動き出す可能性は、視聴者の共鳴と熱狂にかかっているのかもしれません。

ファンの声とSNSの動向──スピンオフ希望は届くか

「タコピーの原罪 続編」の可能性について、最も大きな力を持っているのは“ファンの声”です。実際、アニメ化発表以降、SNSでは「続きが見たい」「スピンオフでもいいから描いてほしい」といった投稿が数多く見られます。特に、物語のその後を補完するような“別視点の物語”や“もしもルート”への欲求は、非常に根強いものです。

これに対し、原作者であるタイザン5先生は公の場で続編についてのコメントをしていません。しかし、過去作『一ノ瀬家の大罪』においても、“家族の罪と赦し”というテーマを軸に物語を展開しており、ある種『タコピー』のスピリットを引き継いでいたとも言えます。

筆者としては、「スピンオフ」こそが現実的な続編の形だと感じています。例えば、別の子どもとタコピーが出会った世界線。あるいは、しずかの視点をさらに深掘りした短編。そんな形であれば、原作の結末を損なわずに“もう一度、あの世界に触れる”ことが可能なのではないでしょうか。

SNSやレビューサイトにおけるリアルな読者の声は、いまや創作の起点にもなり得ます。多くのファンが「まだ終わってほしくない」と叫び続けることで、その声が制作陣や出版社に届く可能性はゼロではありません。

「続編はあるのか？」という問いに、明確な答えはまだない。けれど、“あってほしい”という祈りがある限り、この物語は終わらないのです。

タイザン5の現在と次回作──“罪”を描き続ける作家の軌跡

『一ノ瀬家の大罪』を経て、次は何を描くのか

『タコピーの原罪』で一躍脚光を浴びた漫画家・タイザン5。その後、彼は2022年11月から『週刊少年ジャンプ』本誌にて新作『一ノ瀬家の大罪』を連載。こちらも“罪と再生”という重厚なテーマを軸に、家族の記憶喪失という設定から始まる物語を展開しました。最終的に2023年11月に全48話で完結。こちらもまた読者に強い余韻を残す作品となりました。

この流れを受け、現在、タイザン5氏の次回作に関する公式発表は出ていません。連載終了から半年ほど経った今も、新作や連載準備中といった情報は確認されておらず、次の一手が注目されています。ただし、作者本人が“罪”というモチーフを一貫して描いていることは明白であり、次回作においても何らかの形で“道徳”や“人間の闇”に切り込む内容が予想されます。

筆者は『一ノ瀬家』を読んだ時、「あ、これは“タコピーの後日談”ではないけれど、“魂の系譜”として地続きなんだ」と強く感じました。記憶、罪、家族、そして赦し──タイザン5が描く世界は、いつも「人間の弱さ」から始まり、そこに希望の光を差し込むような構造を持っています。

また、ジャンプ＋というプラットフォームにおいては『タコピーの原罪』が大成功を収めた前例があるため、今後もウェブ連載形式での新作投入が見込まれるでしょう。紙媒体にとらわれない柔軟な表現スタイルこそが、彼の物語世界と相性が良いのです。

次回作がいつ発表されるかは未定ですが、タイザン5という作家の筆が再び動き出す瞬間、その作品はまた“何かの原罪”を私たちに問いかけてくるに違いありません。

作家としての文体とテーマ性の進化

タイザン5という作家の凄みは、わずか数ページで“読者の感情を操作できる”という特異な筆力にあります。『タコピーの原罪』においても、『一ノ瀬家の大罪』においても、それは顕著でした。ページをめくるたびに胸をえぐられ、あるいは静かに涙がこぼれてしまう。そんな体験を、意図的に設計できる作家はそう多くはありません。

また彼の作品には、“構造の美しさ”があります。例えば、『タコピー』では幸せを届けにきた異星人が、地球の倫理にぶつかって崩壊していくという悲劇的な構造。一方『一ノ瀬家』では、家族全員が記憶を失った状態からの再構築という、まるで記憶のパズルを解くような構成でした。

このように、“人がなぜ間違いを犯すのか”という問いを物語構造そのものに練り込んでいくスタイルは、タイザン5独特の文体と呼ぶにふさわしい。そして、それこそが多くの読者を魅了する理由でもあるのです。

筆者自身、タイザン5作品を読むたびに“物語というよりも、告白を聞かされているような気持ち”になります。決して心地よいだけではない。でも、そこにある真摯さに、こちらも思わず正座して読み込んでしまうのです。

もし彼が今、新たな原稿に向き合っているのだとしたら──それはきっと、またしても我々を“人としての根本”に向き合わせてくれる、容赦ない物語になることでしょう。

「タコピーの原罪」続編の可能性を考察する

もし続編があるなら──あり得る3つの展開パターン

『タコピーの原罪』のアニメ化が決定した今、最も気になるのは「続編があるとしたら、どのような物語になるのか？」という問い。原作漫画はすでに完結しており、構成的にも完結型のフィナーレを迎えた作品です。それでもなお、心に刺さる“余白”の存在が、読者に続きの物語を想像させる──そこにこの作品の“生きている力”があります。

まず考えられるのは、しずかのその後を描く正統派の続編。原作のラストに漂う「赦しの余韻」や「記憶の再生」のイメージを引き継ぎ、あの事件の後を生きるしずかが何を選び、どう成長していくのかを描く展開です。これはファンの間でも最も期待値の高いパターンでしょう。

次にあり得るのが、タコピーが別の子どもに出会うパラレルな物語。この場合、タコピーという存在は変わらず登場するものの、登場人物や舞台設定は全く異なる“再構築型スピンオフ”になります。『タコピーの原罪』の構造が持つ普遍性──つまり「救いたいという善意が引き起こす悲劇」というテーマ性は、他の舞台でも成立しうるのです。

三つ目は、しずか視点でのリテリング（再語り）。原作では読者の視点が時折切り替わるものの、しずかの“本音”や“未語りの内面”は、常にどこか遠くにあった。彼女が何を思い、どんな祈りを込めてタコピーと接していたのか──その“心の声”を中心に描くことで、まったく新しい印象を持つ物語が生まれるはずです。

筆者としては、どのパターンも実現可能性はゼロではないと考えます。むしろ、いずれかのアプローチで“原罪の続き”が語られる未来があっても不思議ではない。それだけこの作品は、構造的にも感情的にも“続きを望ませる設計”になっているのです。

“原罪”というテーマは再び語られるのか

『タコピーの原罪』という作品がこれほどまでに人の心に残るのは、単なる“悲しい話”や“問題提起”ではなく、その根底にある“原罪”というテーマの重みゆえです。原罪──それは人間が生まれながらに抱える業であり、赦されることのない“過ちの起源”。この言葉をタイトルに掲げた時点で、本作は読者に“逃げ場のない問い”を突きつけています。

では、その“原罪”は、続編という形で再び語られるのか？結論から言えば、語られる可能性は十分にあると思っています。なぜなら、原罪とは物語的に「終わらせることができない問い」だからです。完結してもなお読者に思索を促す“未解決のテーマ”──そこにこそ、続編の意義が宿るのではないでしょうか。

原作が示した結末は、たしかに物語としては閉じていました。でも“人としての在り方”という問いは、いまも我々読者の中で生き続けている。だからこそ、続編があるならば、それは単なるエピソードの追加ではなく、“もう一度罪と向き合う覚悟の物語”になる必要があります。

筆者としては、むしろ“続編”が語られないままであったとしても、このテーマは形を変えて何度でも我々の前に現れると思っています。タイザン5が描いてきたのは、特定のキャラクターの物語ではなく、“人がなぜ赦せないのか”という永遠の問いなのです。

だからきっと──たとえ「タコピーの原罪 続編」という形で語られなくても、我々はまた、別の形であの問いと再会することになるのでしょう。そしてその時も、私たちは“しあわせ”とは何かを、自分の中に問い直すのです。

まとめ：続編の有無にかかわらず、「タコピーの原罪」は終わらない

読後の余韻と共に生きる読者たちへ

『タコピーの原罪』は、全16話という短さの中に、これほどまでに深くて痛くて、温かい問いを詰め込んだ奇跡のような作品でした。その問いとは、「幸せとは何か？」「罪は贖えるのか？」「誰かを助けたいという気持ちは、正義なのか？」──そして、それに対する明確な答えを一切提示しないことで、むしろ私たち読者自身に“考えること”を委ねてきたのです。

アニメ化にあたり、2025年6月28日から配信される全6話は、原作に忠実でありながらも、新たな表現によって“再び問いを立て直す”ような構造になるはず。そこで描かれるのは、ただの映像ではなく、“問い直しの時間”なのだと筆者は考えています。

そして、続編があるかどうかに関係なく、この物語はすでに我々の中で生き続けています。SNSで語り合い、誰かと感想をシェアし、ふとした日常の中で「あの時、タコピーが…」と思い出す。物語が完結してもなお、感情がずっと残り続ける──そんな経験ができる作品は、そう多くはありません。

筆者としても、『タコピーの原罪』は“読んだ”というより、“一緒に痛みを共有した”という感覚に近いです。そしてそれが、読み返すたびに新しい発見と問いを運んできてくれる。物語を消費せずに、じっくり心の中で育てていく感覚。これこそが“本当に強い物語”の証なのだと思います。

だからこそ、続編があってもなくても構わない。すでに“問いかけ”は私たちの中に種をまいたのです。そしてそれを咲かせるかどうかは、読者それぞれの心に託されています。

私たちができる「続編への祈り」

とはいえ──やっぱり「続編が見たい」という気持ちが消えないのもまた本音です。あの痛みの先に、しずかがどう生きたのか。タコピーが本当に“幸せを届けられた”のか。その答えが見たい、語ってほしい、という祈りは、今なお多くのファンの胸にあります。

その祈りを届ける方法は、実はとてもシンプル。作品を語り続けること。アニメ版を視聴し、SNSで感想を共有し、誰かに『タコピーの原罪』を薦めること。創作は“声”に反応します。読者の熱量が高まれば高まるほど、続編やスピンオフの可能性は現実味を帯びていきます。

筆者もこの原稿を書きながら、何度も泣きそうになりました。タコピーの笑顔、しずかの沈黙、あの最後の“しあわせ”という言葉──それらが何度も胸を打ち、手を止め、そしてもう一度続きを書かせました。これは物語の続きではないけれど、確かに“語りの続き”なのです。

「タコピーの原罪 続編はあるのか？」という問いに、まだ公式の答えはありません。けれど、私たち一人一人の中には、その答えがもう宿っている。あの物語がくれたものは、希望ではなく、祈りだったのかもしれません。

そしてその祈りは、いつかきっと、かたちになる日が来ると信じています。タコピーが届けたかった“しあわせ”は、今もまだ、私たちの中で探されているのだから。