『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』の出版社は小学館?漫画と小説のレーベル・作者を紹介

小説と漫画の書籍が並ぶ明るい書店のライトノベルコーナー。出版社やレーベルの違いをイメージした構図 未分類

『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』の出版社は小学館です。小説はガガガ文庫、漫画はマンガワンコミックスから刊行されています。

原作小説の著者は猿渡かざみさん、イラストはAちきさん、漫画版の作画は鉄山かやさんが担当しています。刊行レーベルの違いや最新刊、作品が書籍化された経緯まで整理します。

『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』の出版社は小学館?漫画と小説の違い

『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』は、小説版も漫画版も小学館から出版されています。

ただし、出版レーベルや制作に携わる人物は異なります。原作小説を探しているのか、コミカライズ版を探しているのかによって、確認する名称が変わる点には注意が必要です。

小説と漫画の出版社・レーベル一覧

まず、基本的な出版情報を比較してみましょう。

項目 小説版 漫画版
出版社 小学館 小学館
レーベル ガガガ文庫 マンガワンコミックス
作品名 塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い 塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い@comic
原作者 猿渡かざみ 猿渡かざみ
イラスト・作画 Aちき(イラスト) 鉄山かや(漫画)
キャラクター原案 Aちき Aちき
第1巻発売 2019年12月18日 2020年9月18日
最新刊 本編13巻 11巻
最新刊発売日 2026年10月16日 2026年10月9日

※2026年10月20日時点。小説には本編とは別に6.5巻があり、合計14冊が刊行されています。

漫画版については、資料によって「裏少年サンデーコミックス」と表記されることもあります。

実際、過去の書誌資料にはこの名称が使用されていますが、小学館コミックの2026年10月刊行一覧では、第11巻が「マンガワンコミックス」として掲載されています。

つまり、レーベル表記に違いがあっても、出版社が別々になったという意味ではありません。

ここは少し紛らわしいですね。

出版社は作品を刊行する会社、レーベルはその会社が書籍を分類・展開するためのブランドです。小説と漫画でレーベルが違っていても、どちらも小学館の作品という理解で問題ありません。

『塩甘』は小説から生まれた作品

本作の公式略称は『塩甘』です。

もともとは猿渡かざみさんが、2019年6月19日に小説投稿サイト『小説家になろう』で連載を始めた物語でした。

投稿時のタイトルは『塩対応の佐藤さん、この前ナンパから助けてからなんか俺にだけメチャクチャ甘くない?』。

現在のタイトルよりも、主人公とヒロインの関係が直接的に伝わる名称だったのです。

その後、書籍化に伴って『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』へと改題され、2019年12月18日に小学館のガガガ文庫から第1巻が発売されました。

そして2020年5月には漫画版の連載が始まります。

小説が先に誕生し、その人気を背景に漫画へと展開した作品というのが、出版の基本的な流れです。

出版社が小学館であることはアニメの原作表記からも確認できる

2026年10月6日にはテレビアニメも放送を開始しました。

アニメの作品情報でも、原作は猿渡かざみさんによる小学館「ガガガ文庫」刊の小説として紹介されています。

アニメーション制作は手塚プロダクションが担当していますが、これは書籍の出版社とは別の役割です。

映像制作会社と原作出版社を混同しないことも、作品情報を確認するうえで重要でしょう。

2019年の小説書籍化、2020年の漫画連載開始、2026年のテレビアニメ化。

同じ出版社のもとで、物語が異なる媒体へと広がってきたことが分かります。

※画像はAIによるイメージ

『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』小説のレーベルと作者は?

原作小説は、小学館のライトノベルレーベル「ガガガ文庫」から刊行されています。

著者は猿渡かざみさん、イラスト担当はAちきさんです。

2019年12月に書籍化されて以来、2026年10月現在も刊行が続いています。

原作者・猿渡かざみさんが描く両片想いの物語

本作の中心にいるのは、高校生の押尾颯太と佐藤こはるです。

こはるは、学校では誰に対してもそっけない態度を取るため、「塩対応の佐藤さん」と呼ばれています。

しかし、その態度は他人への無関心から生まれたものではありません。

本当は臆病で、人との距離の取り方が分からないほど人見知りなのです。

そんな彼女と距離を縮めていくのが、実家のカフェ「cafe tutuji」で働く押尾颯太。

颯太は中学時代からこはるに恋をしていますが、実はこはるも同じ頃から颯太を好きでした。

つまり、二人はお互いの気持ちに気づいていない両片想いの関係から物語を始めます。

個人的に面白いと感じるのは、タイトルの「俺にだけ甘い」という言葉です。

一見すると、他人には冷たいヒロインが主人公だけを特別扱いする物語に思えます。

ところが実際には、こはるは誰かを拒絶したいのではなく、自分の気持ちをうまく表現できない少女です。

颯太は、そんな彼女の不器用さを少しずつ理解していきます。

塩対応という外側の印象と、本人が抱える優しさや不安との落差こそ、この物語の特徴なのでしょう。

小説という形式は、そうした感情のすれ違いや、表面には出てこない心の動きを追うのに適しています。

イラスト担当はAちきさん

原作小説のイラストを担当しているのはAちきさんです。

ライトノベルでは文章だけでなく、表紙や口絵、挿絵も作品の印象を形作る重要な要素になります。

とくに『塩甘』は、他人から見える表情と、親しい相手にだけ見せる表情との違いが重要な作品です。

学校で周囲から距離を置かれているこはると、颯太の前で見せる不器用な素顔。

この二つの側面を視覚的に捉えられることは、物語の理解にもつながります。

Aちきさんは漫画版でもキャラクター原案としてクレジットされています。

したがって、原作小説のイラストと漫画版のキャラクター設定には、同じ人物が関わっていることになります。

なお、漫画版の各ページを描いているのはAちきさんではなく、鉄山かやさんです。

この役割の違いは、作者を調べる際に押さえておきたいところです。

小説は何巻まで発売されている?

2026年10月20日時点で、原作小説は本編13巻まで発売されています。

最新の第13巻は2026年10月16日発売です。

小学館の書誌情報では、税込定価814円、文庫判280ページ、ISBNは9784094533132となっています。

また、本編とは別に『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い 6.5』が、2022年6月17日に発売されています。

そのため、巻数には少し注意が必要です。

  • 本編:第1巻から第13巻までの13冊
  • 番外編的な位置づけの6.5巻:1冊
  • 合計:14冊

「既刊14巻」という情報と「最新13巻」という情報は、必ずしも矛盾していません。

巻番号だけを見れば13巻ですが、6.5巻を加えると刊行冊数は14冊になるからです。

また、小説投稿サイトでの連載は2021年3月に終了しています。

ただし、これは物語そのものの完結を意味しません。作者は書籍での執筆に注力する方針を示しており、その後も新刊が発売されています。

小説版の刊行状況を調べる場合は、投稿サイトでの連載終了と、書籍シリーズの継続を分けて考える必要があります。

※画像はAIによるイメージ

漫画版『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い@comic』の出版社と作者は?

漫画版『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い@comic』も、小学館から刊行されています。

原作は猿渡かざみさん、キャラクター原案はAちきさん、漫画を担当するのは鉄山かやさんです。

小説版とは異なり、漫画版では鉄山かやさんが作画を通じて登場人物の表情や場面の流れを表現しています。

漫画は鉄山かやさんが担当

漫画版は2020年5月15日に『マンガワン』で連載を開始しました。

続いて同年5月22日から『裏サンデー』でも掲載されています。

どちらも小学館が展開する漫画媒体です。

そして2020年9月18日、漫画単行本の第1巻が発売されました。

小説版との違いは、原作者が変わったことではありません。

猿渡かざみさんが作り上げた物語と登場人物を、鉄山かやさんが漫画として描いているのです。

原作の颯太とこはるの関係はそのままに、読者が二人の表情を直接見られる形式になっています。

これは、両片想いを扱う作品では大きな意味を持つと私は考えます。

たとえば、好きな相手を前にしてうまく話せない場面。

文章なら、何を考えているのかという内面を言葉で説明できます。

一方、漫画では表情の変化やコマの間隔、視線の向きなどを通じて、言葉にならない感情を伝えられます。

もちろん、どちらが優れているという話ではありません。

同じ出来事でも、媒体によって読者が受け取る情報の順序や印象は変わるのです。

だからこそ、小説版と漫画版は単なる同一内容の置き換えではなく、異なる読み方ができる作品として成立しているのでしょう。

漫画のレーベルは「裏少年サンデーコミックス」ではない?

漫画版のレーベルを調べると、「裏少年サンデーコミックス」と「マンガワンコミックス」の両方の表記が見つかります。

ここで大切なのは、情報を確認した時期と、どの書誌資料を参照しているかです。

過去の書誌資料では「裏少年サンデーコミックス」という記載があります。

一方、小学館コミックの2026年10月刊行一覧では、『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い@comic』第11巻が「マンガワンコミックス」に分類されています。

小学館の電子コミックストアでも、漫画単行本のレーベルは「マンガワンコミックス」と表示されています。

そのため、2026年10月時点の出版社公式の刊行情報を基準にするなら、漫画版は「マンガワンコミックス」と説明するのが適切です。

ただし、過去の資料に見られる別の表記を、すべて誤りと扱うのも正確ではありません。

レーベル名の掲載方法が資料ごとに異なる場合があるため、具体的な書籍を確認する際は、ISBNや発売日も併せて見ると区別しやすくなります。

なお、連載媒体である『裏サンデー』と、単行本のレーベルは同じ意味ではありません。

『マンガワン』や『裏サンデー』は作品が掲載される媒体であり、「コミックス」と付くレーベル名は単行本の出版情報を表します。

似た名前が並ぶので混同しやすいのですが、役割はそれぞれ異なります。

漫画の最新刊は11巻!発売日と書籍情報

漫画版は2026年10月9日に第11巻が発売されました。

小学館が公開している書誌情報は次のとおりです。

  • 書名:塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い@comic 11
  • 出版社:小学館
  • 原作:猿渡かざみ
  • キャラクター原案:Aちき
  • 漫画:鉄山かや
  • 発売日:2026年10月9日
  • 定価:770円(税込)
  • 判型:B6判
  • ページ数:176ページ
  • ISBN:9784098548460

電子版も同じ2026年10月9日に配信されていますが、販売価格は各電子書籍ストアで確認する形式です。

価格や取り扱い状況は変わる可能性があるため、最新情報は小学館の書誌ページなどで確認してください。

第11巻では、新たな登場人物も交えながら、押尾颯太と佐藤こはるの恋愛関係が描かれます。

小学館の内容紹介によれば、姫茴から大切な話を告げられた颯太の返答や、クリスマスを迎えた二人の関係が見どころになっています。

この時点で颯太とこはるは交際して半年。

かつて両片想いだった二人が、恋人として距離を縮めていく段階へ進んでいることが分かります。

また、佐藤雪音という人物の登場も紹介されており、新章での人間関係の広がりがうかがえます。

初期の物語では、互いに好意があることを知らないもどかしさが中心でした。

しかし、交際が始まった後には、好きだからこそ迷うことや、相手との距離感に悩むことが新たなテーマになっていきます。

「塩対応」と呼ばれていた少女の変化を、連載が進んだ漫画版でも確かめられるわけです。

漫画版の評価とアニメ化のつながり

漫画版は『みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2022』で男性部門賞を受賞しています。

また、2024年4月時点では、電子版を含むシリーズ累計部数が120万部を突破していました。

これは小説と漫画を含むシリーズ全体の数字であり、漫画単独の発行部数ではありません。

そこから2026年10月のテレビアニメ放送へと展開しています。

アニメでは押尾颯太を石橋陽彩さん、佐藤こはるを伊藤美来さんが演じています。

原作出版社は小学館のままですが、漫画やアニメに展開することで、作品に関わるクリエイターは増えていきます。

重要なのは、媒体が変わっても、物語の原作者である猿渡かざみさんの名前が共通していることです。

作者を確認する際には、原作・漫画・キャラクター原案という役割を区別することで、作品の成り立ちがより明確になります。

※画像はAIによるイメージ

小説と漫画、どちらの出版情報を確認すればいい?

作品を調べるとき、検索結果に原作小説と漫画版が混在することがあります。

その場合は、まずタイトルに「@comic」が付いているかを確認すると区別しやすくなります。

小説版の表題は『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』、漫画版は『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い@comic』です。

作者欄でも見分けられます。

猿渡かざみさんとAちきさんの組み合わせなら小説版、そこに鉄山かやさんの名前が加わっていれば漫画版と判断する手掛かりになります。

また、巻数だけでは必ずしも区別できません。

小説にも漫画にも第1巻から始まる独立した巻番号があるため、「第11巻」という情報だけで種類を判断するのは避けたいところです。

ISBNまで確認すれば、特定の書籍をより正確に識別できます。

こうして見ると、出版社・レーベル・作者の情報は、単なる書籍の付属情報ではありません。

どの媒体で、誰が、どのように作品を表現しているのかを示す情報でもあります。

物語の入り口が小説であっても、漫画であっても、その中心には猿渡かざみさんの描いた不器用な恋があります。

同じ作品のはずなのに、文字で読む場合と絵で読む場合では、胸に残る場面が少し違って感じられることもあるでしょう。

そこにメディアミックスの面白さがあるのだと、私は思います。

まとめ:出版社は小学館、小説と漫画ではレーベルと担当者が異なる

『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』の出版社は、小説・漫画ともに小学館です。

小説はガガガ文庫から刊行され、猿渡かざみさんが執筆し、Aちきさんがイラストを担当しています。

漫画版は鉄山かやさんが作画を担当し、2026年10月の小学館公式刊行一覧ではマンガワンコミックスとして案内されています。

原作は2019年12月に書籍化され、漫画版は2020年9月に第1巻が登場しました。

2026年10月現在、小説は本編13巻と6.5巻、漫画は11巻まで刊行されています。

出版社は共通でも、レーベルと制作担当者は異なる。

この違いを押さえておけば、原作小説と漫画版の情報を混同せずに確認できます。


よくある質問

『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』は小学館以外からも出版されていますか?

2026年10月現在、ここで紹介した日本国内の原作小説と漫画単行本は、どちらも小学館から刊行されています。

レーベル名が異なっていても、出版社は同じ小学館です。

原作小説の作者と漫画版の作者は同じ人ですか?

原作者はどちらも猿渡かざみさんですが、漫画版の作画は鉄山かやさんが担当しています。

Aちきさんは小説のイラストと、漫画版のキャラクター原案を担当しています。

『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』は完結していますか?

2026年10月時点で、原作小説・漫画版ともに完結したという情報はありません。

『小説家になろう』での公開終了は、書籍版の完結とは別の出来事です。

相沢 透(あいざわ・とおる)

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