『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』は完結した?漫画・原作小説の連載状況と最新刊情報

カフェの窓際で向かい合う高校生の男女と、机に置かれた小説と漫画。柔らかな午後の日差しが差し込む青春ラブコメ風の情景 未分類

『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』は、2026年10月20日時点で完結していません。漫画は11巻、原作小説は13巻まで発売されており、物語は続いています。

漫画版には休載期間があり、Web小説版も公開を終了しているため、打ち切りや完結を心配する声が生まれました。しかし、小学館からは2026年10月にも新刊が発売されており、シリーズ全体が終了したわけではありません。

『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』の漫画は完結した?最新11巻と連載状況

漫画版『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い@comic』は、2026年10月時点で完結していません。

小学館の漫画アプリ「マンガワン」などで作品が掲載されており、2026年10月9日には単行本11巻が発売されました。最終巻であることを示す公式発表も確認されていません。

ただ、ここで気になるのが、過去に掲載された休載のお知らせです。

読者としては、連載の更新が止まると、どうしても不安になります。まして本作は、少しずつ縮まっていく二人の距離そのものが魅力の物語ですから、続きを待つ時間も長く感じられるのではないでしょうか。

漫画版は2020年5月から連載開始

漫画版は2020年5月から連載が始まりました。

原作は猿渡かざみさん、キャラクター原案はAちきさん、漫画を担当しているのは鉄山かやさんです。

掲載先のマンガワンでは「隔週金曜」という更新ペースが案内されています。ただし、休載が入ることもあるため、隔週で新しい話が必ず公開されるという意味ではありません。

掲載履歴では、第100話が2025年10月31日、第101話が11月14日、第102話が11月28日、第103話前編が12月26日付で確認できます。

さらに、2026年10月時点の掲載一覧には第103話後編や第104話の先読み表示もあります。

つまり、過去の休載告知だけを見て「2024年から更新されていない」と判断するのは正確ではありません。

休載のお知らせが残っていることと、作品が終了していることは別の問題です。

漫画の最新刊は2026年10月9日発売の11巻

小学館の公式書誌によると、漫画版11巻は2026年10月9日に発売されています。

基本情報は次のとおりです。

項目 漫画版11巻
発売日 2026年10月9日
出版社 小学館
原作 猿渡かざみ
キャラクター原案 Aちき
漫画 鉄山かや
定価 770円(税込)
ページ数 176ページ
ISBN 9784098548460

11巻では、姫茴薫から大切な話があると呼び出された押尾颯太が、彼女の想いに向き合うことになります。

さらに、季節はクリスマスへ。

付き合い始めて半年を迎えた押尾君と佐藤こはるは、恋人同士でありながら、キスのタイミングに戸惑っていました。

そこに佐藤さんのいとこ・佐藤雪音が登場し、二人の関係に新しい出来事が訪れます。

注目したいのは、小学館が11巻について、新章に入ることを紹介している点です。

物語を締めくくる巻ではなく、新しい人物や展開を描く巻として案内されているのです。

すでに恋人同士になった二人が、それでも相手との距離感に悩んでいる。

この不器用さが、なんとも愛おしい。

最初の両片想いが終わったからといって、二人の恋が完成したわけではないことが、最新巻の内容からも伝わってきます。

漫画版9巻から11巻までの発売間隔

漫画版の近年の刊行日を確認すると、次のようになっています。

  • 9巻:2024年11月12日発売
  • 10巻:2026年3月18日発売
  • 11巻:2026年10月9日発売

9巻から10巻までは約1年4か月の間隔がありました。

一方、10巻から11巻までは約7か月です。

この差を見るだけでも、刊行ペースが一定ではないことが分かります。

新刊の発売間隔が長かったことは事実ですが、2026年には漫画単行本が2冊発売されました。少なくとも、発売が止まったまま作品が放置されているという状況ではありません。

※画像はAIによるイメージ

原作小説『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』は完結した?13巻までの刊行情報

原作ライトノベルも、2026年10月20日時点で完結したという公式発表は確認されていません。

2026年10月16日に第13巻が発売されており、これが現時点の最新刊です。

ここは特に注意してほしいところです。

古い作品紹介ページには「原作小説10巻まで発売中」と書かれていたり、2026年春の情報では12巻が最新刊として紹介されていたりします。しかし、現在は13巻まで刊行されています。

原作小説は2019年12月からガガガ文庫で刊行

『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』は、もともと2019年6月にWeb小説として始まった作品です。

その後、小学館のガガガ文庫から2019年12月に書籍版が刊行されました。

小説の著者は猿渡かざみさん、イラスト担当はAちきさんです。

原作では、佐藤さんと押尾君、それぞれの視点から相手への気持ちが描かれます。

周囲から冷たい印象を持たれている佐藤さんが、実際には極度の人見知りで不器用な女の子だったこと。

そして、誰にでも優しく接する押尾君にも、佐藤さんだけが知っている少し意地悪な一面があること。

同じ相手を見ているはずなのに、周囲と本人とでは見えている姿が違う。

その小さな認識のずれが、二人の恋愛を支えています。

僕は、この作品の魅力は単純な「塩対応と甘い態度のギャップ」だけではないと感じています。

誰にも理解してもらえなかった自分の一面を、たった一人が見つけてくれること。その安心感が、物語の根底に流れているように思うのです。

原作12巻は2026年3月18日に発売

原作小説12巻は、2026年3月18日に発売されました。

税込定価は814円、280ページの文庫本です。

物語の舞台では春が過ぎ、佐藤さんたちは高校3年生として受験勉強に取り組んでいます。

そんな時期に、甘井先輩からバーベキューへの誘いが届きます。

押尾君と佐藤さんだけでなく、蓮や円花、ツナちゃん、演劇部の三人娘、凜香や姫茴さんなど、いつもの顔ぶれも集まるにぎやかなイベントです。

ところが、甘井先輩の目的は単なる親睦会ではありませんでした。

二人は、普通の高校生カップルらしいショート動画を撮影してほしいと依頼されます。

与えられた期限は3週間。

SNSをきっかけに距離を縮めてきた二人が、今度は恋人として過ごす日常を映像に残すことになるのです。

この展開には、初期の物語との面白いつながりがあります。

かつて写真を撮ることが苦手だった佐藤さんが、今では大切な人との時間を動画という形に残そうとしている。

撮影するものが変わっただけでなく、彼女を取り巻く人間関係も変わったのだと感じられます。

最新13巻は2026年10月16日発売

原作小説13巻は、2026年10月16日に発売されました。

小学館が公表している書誌情報では、定価814円(税込)、280ページ、ISBNは9784094533132です。

13巻の中心となる出来事は、高校生活最後の体育祭です。

12巻で撮影した青春動画が思いがけず話題になり、押尾君と佐藤さんは学校でも知られる存在になってしまいます。

二人にとっては、ただ仲良く過ごす日常を記録したつもりだったのかもしれません。

ところが周囲の注目が集まったことで、体育祭でも落ち着いて競技に参加しにくい状況になります。

佐藤さんは人前で慣れないチアダンスを披露することになり、押尾君も注目を浴びながら高校最後の体育祭に参加します。

さらに、蓮や円花、凜香、姫茴さんたちも騒動に巻き込まれていく展開です。

受験勉強という現実的な課題がある一方で、仲間たちと過ごせる高校生活には終わりが近づいています。

その限られた時間を、二人はどう過ごすのか。

13巻は物語が続いていることを示すだけでなく、登場人物たちが高校生活の終盤を迎えていることも伝える一冊です。

なお、原作には通常巻とは別に短編集の6.5巻も刊行されています。

そのため、通常巻の巻数と、短編集を含めた刊行冊数は区別して考える必要があります。

※画像はAIによるイメージ

なぜ『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』は完結・打ち切りと噂されたのか?

完結や打ち切りを心配された背景には、大きく分けてWeb小説版の公開終了と、漫画版の休載という二つの事情があります。

ただし、どちらも現在刊行されている書籍シリーズが終了したことを意味するものではありません。

Web小説版が削除されたことによる誤解

本作は、Web小説投稿サイト「小説家になろう」で公開されていた時期があります。

その後、Web版は公開を終了しました。

2026年9月17日に公開された関連解説記事では、書籍化に伴ってWeb版と書籍版の内容に違いが生じたことや、作者の執筆状況などが公開終了の背景として紹介されています。

ただし、これらは二次的な解説情報であり、当時の作者本人による説明の全文まで確認できたわけではありません。

確実に言えるのは、Web小説版の公開終了後も、ガガガ文庫の書籍版は刊行を続けているということです。

Webで作品を読んでいた人が、ある日そのページを開けなくなれば、打ち切りを疑うのも無理はありません。

けれど、Web版の公開停止と書籍版の完結は、別々に確認しなければならない出来事です。

作品の公開場所が変わることと、その物語自体が終わることは同じではないのです。

漫画版では2024年と2026年に休載告知が掲載

漫画版のマンガワンには、2024年11月29日付で「休載のお知らせ」が掲載されています。

さらに、2026年2月6日付の休載告知も掲載履歴に残っています。

こうしたお知らせが複数回出たことは、連載を心配する読者が増えた理由の一つでしょう。

また、作画担当の鉄山かやさんについては、2025年4月18日にヘルニアの症状が落ち着きつつあることや、隔週連載のペースを徐々に取り戻したいという趣旨のSNS投稿をしたと紹介されています。

休載のすべてが同じ理由によるものだと断定することはできませんが、作画担当者の体調が連載ペースに影響していた可能性は考えられます。

実際、マンガワンに残る休載告知へのコメントには、作者の体調を気遣い、無理のない更新を望む読者の声も見られます。

ここで重要なのは、長期間更新が途絶えたことと、出版社が連載終了を決定したことを混同しない姿勢です。

2026年には漫画版10巻と11巻が発売され、原作小説も12巻と13巻が刊行されました。

こうした具体的な刊行実績は、単なる噂よりも現在の作品状況を判断する有力な材料になります。

漫画11巻と小説13巻では、描かれている時期も違う

もう一つ、見落としたくない点があります。

漫画の最新11巻で中心となるのは、交際半年を迎えた押尾君と佐藤さんのクリスマスです。

一方、原作小説13巻では、二人は高校3年生となり、最後の体育祭を迎えています。

つまり、漫画と原作では物語上の進行段階に差があります。

小学館のガガガ文庫による漫画11巻の紹介でも、原作7巻に相当するクリスマス編に入ることが案内されています。

漫画が原作の最新刊まで描き終えたわけではないのです。

この点を踏まえると、漫画の連載期間が長いことや、主人公たちがすでに交際していることだけを根拠に「そろそろ完結する」と考えるのは早計でしょう。

原作には、漫画でまだ描かれていない出来事が残されています。

もちろん、コミカライズが原作のすべてを同じ順序と分量で描くとは限りません。

それでも、漫画11巻が新章として紹介されていることを考えると、現時点で最終回を前提にする根拠は乏しいと判断できます。

筆者が考える、二人の恋がまだ続く意味

ここからは、作品の構造について少しだけ考えてみたいと思います。

『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』は、もともとお互いに好意を抱いているのに、その気持ちをうまく伝えられない二人の関係から始まりました。

漫画3巻では、すでに二人が恋人同士になったことが描かれています。

一般的な両片想いの物語なら、そこを大きな結末として描くこともできたでしょう。

しかし、本作はそこで終わりませんでした。

僕は、この選択に作品らしさが表れていると思います。

好きな気持ちが伝わったからといって、相手の考えていることがすべて分かるわけではありません。

恋人になっても、緊張して話せなくなる日があります。相手を大切に思うほど、何気ない一言を口にできなくなることもあるでしょう。

漫画11巻で二人がキスのタイミングに悩んでいるのは、その分かりやすい例です。

すでに交際して半年。

それでも、相手にどう近づけばいいのか分からない。

……付き合えたからって、急に器用になれるわけじゃないんですよね。

そして原作13巻では、二人の関係が学校中に知られるほど注目を集めています。

初期の佐藤さんは、人との距離を縮めること自体が苦手でした。その彼女が、今では大勢の視線を受けながら、大切な人を応援する立場になっています。

ここには、一つの変化が見えます。

かつての二人にとって重要だったのは、誰にも知られていない相手の素顔を、自分だけが知っていることでした。

ところが物語が進むにつれ、その特別な関係は周囲にも知られるようになりました。

それでも、二人だけが知っている気持ちや表情は残っているのでしょうか。

個人的には、ここが今後の物語を見るうえで興味深い部分だと考えています。

最初の恋が「誰も知らないあなたを見つける物語」だったとすれば、その先は「周囲に知られるようになったあなたを、それでも変わらず好きでいられるか」という物語にもなり得るからです。

もちろん、これは作品の設定と近年の展開から考えた僕自身の解釈であり、作者が今後の結末として明言したものではありません。

また、作中では高校卒業が近づいていますが、卒業と同時に完結するという正式な発表も確認されていません。

二人が卒業後にどのような道を歩むのか、次の巻でどんな出来事が待っているのかについては、現時点で断定できない状況です。

2026年10月6日にはテレビアニメの放送も始まりました。

原作小説、漫画、アニメという異なる媒体で、同じ二人の恋が描かれている現在。それぞれの進み方を区別しながら見守ることが大切だと思います。

※画像はAIによるイメージ

ここまでの情報を整理すると、2026年10月20日時点で『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』の漫画版と原作小説は、どちらも完結が公式に発表された状態ではありません。

漫画は11巻、原作小説は13巻が最新刊です。

休載やWeb小説版の公開終了が「打ち切り」「完結」と結びつけられた面はありますが、2026年にも新刊が発売された事実があります。

最新巻で二人の関係はまだ動いており、物語の結末や最終巻の時期は明らかになっていません。


よくある質問

『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』の漫画12巻はいつ発売される?

2026年10月20日時点で、漫画12巻の正式な発売日は確認できていません。最新11巻は2026年10月9日に発売されており、次巻については小学館やマンガワンの公式発表を確認する必要があります。

原作小説14巻の発売予定は決まっている?

原作小説は2026年10月16日に13巻が発売されたばかりで、14巻の正式な発売日は現時点で確認できていません。通常巻とは別に短編集6.5巻がありますが、これを14巻として数えるわけではありません。

2026年10月開始のアニメは原作の最終回まで描く?

2026年10月6日にテレビアニメの放送が始まりましたが、原作小説13巻までの内容をすべてアニメ化するとは発表されていません。アニメの最終回と原作小説・漫画の完結は別のため、混同しないようにしましょう。

相沢 透(あいざわ・とおる)

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