【ホタルの嫁入り】9巻の発売日はいつ?あらすじや店舗特典まとめ

『ホタルの嫁入り』9巻は、2025年9月19日に発売されました。通常版は税込770円です。

9巻では、離れ離れになった桐ヶ谷紗都子と後藤進平が、それぞれの場所で「結ばれるための覚悟」を固めます。店舗別の購入特典は元資料では確認できませんが、単行本限定の描き下ろし漫画や、紙版の帯を使った発売記念企画が用意されました。

『ホタルの嫁入り』9巻の発売日はいつ?

『ホタルの嫁入り』9巻の発売日は、2025年9月19日(金)です。

橘オレコ先生による本作は、小学館のコミックアプリ「マンガワン」で連載されている、明治時代を舞台としたラブサスペンスです。愛が重すぎる殺し屋・後藤進平と、余命わずかな華族令嬢・桐ヶ谷紗都子の命懸けの関係が描かれています。

9巻の基本情報は次のとおりです。

項目内容
書名ホタルの嫁入り 9
著者橘オレコ
発売日2025年9月19日
出版社小学館
レーベルマンガワンコミックス
定価770円(税込)
判型B6判
ページ数192ページ
ISBN9784098542505
電子版各主要電子書店で配信

電子版の販売価格は書店によって表示が異なる場合があります。ポイント還元やキャンペーンも変動するため、現在の価格は利用する電子書店で確認するのが確実です。

なお、作品名を「蛍の嫁入り」と漢字で検索する人もいますが、正式な表記は『ホタルの嫁入り』です。

8巻は2025年6月18日、9巻は同年9月19日、10巻は同年12月19日に発売されました。9巻は、物語が大きく動いた8巻の約3か月後に刊行された一冊です。

この時点でシリーズ累計発行部数は300万部を突破。1巻が2023年6月19日に発売されてから約2年で到達した数字であり、進平の危うい愛と紗都子の毅然とした生き方が、多くの読者を引きつけてきたことが分かります。


『ホタルの嫁入り』9巻のあらすじは?

9巻で描かれるのは、紗都子を取り戻そうとする進平と、進平のもとへ向かう覚悟を固める紗都子です。

8巻では、天女島に現れた紗都子の父・桐ヶ谷十兵衛とその兵士たちによって、進平が銃撃されました。三枝をはじめ多くの人々も傷つき、目の前で惨劇を見た紗都子は深い心の傷を負います。

9巻の紗都子は、その衝撃から立ち直れないまま憔悴しています。しかし、ある人物の来訪をきっかけに、進平と結ばれることを改めて決意します。

一方の進平は、紗都子を奪還するため、再び冷酷な殺し屋としての顔を解放します。守りたい人を取り戻すためなら、自分の手がどれほど汚れても構わない。その危うさこそ、進平という人物が抱える愛の形です。

二人は同じ場所にいません。それでも、それぞれが相手へ向かう覚悟を決め、季節外れのホタルに導かれていきます。

※画像はAIによるイメージ

9巻を象徴するのが、紗都子の「命懸けの嫁入り」という決意です。

物語の始まりで彼女が進平に結婚を持ちかけたのは、殺し屋から生き延びるための咄嗟の方便でした。けれども9巻では、その言葉が自ら選び取った本物の意志へと変わります。

ここが、とても重い。

ただ恋人のもとへ行くのではありません。余命を告げられ、家のために生きることを望み、誘拐や島での過酷な体験を経た紗都子が、それでも自分の人生を誰と歩むか決めるのです。

進平の愛は激しく、ときに相手の自由まで奪いかねません。対する紗都子の決意は、その愛に流された結果ではなく、自分の意志で進平を選び直す行為に見えます。

進平は力ずくで距離を縮めようとし、紗都子は選択によって距離を越えようとする。方法はまるで違うのに、二人の気持ちだけが同じ地点へ向かっていくのです。


『ホタルの嫁入り』9巻の特典は何?

『ホタルの嫁入り』9巻には、単行本で読める描き下ろし漫画が3ページ収録されています。

これは特定店舗だけの購入特典ではなく、9巻そのものに収められた追加エピソードです。累計300万部突破を記念し、通常よりボリュームを増やした内容として案内されました。

描き下ろし漫画では、進平が紗都子と一緒に寝たいと言い出し、二人でひとつの布団に入るための「練習」をします。

本編では奪還や負傷、家同士の思惑といった緊張が続くだけに、この短いエピソードが持つ意味は小さくありません。進平が求めているものが、劇的な逃避行だけではなく、好きな人の隣で眠るという慎ましい日常でもあることが伝わってくるからです。

ただの甘いおまけに見えますが、進平にとって「一緒に眠る」という行為は、無防備な自分を相手に預けることでもあります。

刃を持つ手ではなく、布団の中でどう振る舞えばよいのか分からない手。その不器用さを見ると、彼の愛が危険な執着だけでできているわけではないと気づかされます。

欲しかったのは、案外こんな夜だったのかもしれない。

店舗別の購入特典はあった?

提供された小学館の書誌情報および発売告知では、アニメイト、書泉、紀伊國屋書店などの店舗名が付いた限定イラストカードやペーパーの案内は確認できません。

したがって、「9巻を特定店舗で買えば必ず限定特典が付く」とは断定できません。描き下ろし漫画3ページは店舗特典ではなく、コミックス収録内容として区別しておく必要があります。

発売当時、書店が独自に配布物を用意していた可能性までは否定できませんが、少なくとも今回の元資料には具体的な店舗名、特典の絵柄、配布条件の記載がありません。

現在は発売から時間が経っているため、仮に店舗独自の特典が存在した場合でも配布が終了している可能性があります。中古商品には特典が付属しないこともあるため、特典を目的に購入する場合は商品説明や付属品欄の確認が必要です。

紙版の帯を使ったサイン色紙プレゼント

9巻の発売時には、著者・橘オレコ先生の直筆サイン入り色紙を抽選で5名に贈る企画も実施されました。

応募には、紙のコミックスの帯折り返し部分に付いていた応募券が必要でした。その応募券をはがきに貼り、必要事項を記入して送る形式です。

締め切りは2025年11月30日(日)の当日消印有効でした。すでに受付を終了しているため、現在購入した9巻から新たに応募することはできません。

この企画は先着順の店舗特典ではなく、応募者の中から当選者を決める発売記念キャンペーンです。帯そのものが応募に必要だったため、発売当時の紙版を保管している人にとっては、9巻という一冊の記憶を残す要素にもなりました。

発売記念の無料試し読み企画

9巻の発売と電子版配信を記念して、小学館eコミックストアをはじめとする主要電子書店では、「マンガワン女子部新刊フェア」が実施されました。

期間は2025年10月2日まで。『ホタルの嫁入り』のほか、橘オレコ先生の『プロミス・シンデレラ』『#バツイチアラサー女子と男子高校生』なども対象作品として案内されていました。

こちらも期間限定企画であり、現在は終了しています。新しい無料公開や割引が実施される場合は条件が変わるため、各電子書店の最新表示を確認してください。


9巻で描かれる紗都子と進平の覚悟を考察

9巻は、二人が再会へ向かう巻であると同時に、物語冒頭の「偽りの求婚」が本物へ変わる巻だと考えられます。

最初に結婚を提案したときの紗都子は、生き延びるために言葉を武器として使いました。結婚という約束は進平を味方につけるための手段であり、そこに恋愛感情はありませんでした。

ところが9巻の紗都子は、苦しみも危険も理解したうえで、自ら嫁入りを選ぼうとします。結婚を「命を守るための嘘」から、「命を懸けても貫きたい意志」へ反転させたのです。

この変化は、紗都子が進平を愛するようになったというだけでは説明しきれません。彼女はずっと、自分の命を桐ヶ谷家のために役立てようとしてきました。そんな彼女が初めて、自分自身の願いを人生の中心に置こうとしているように見えます。

綺麗な恋の成就に見えますが、まだ二人の愛が健全な形に落ち着いたわけではありません。

進平は紗都子を奪還するため、冷酷な殺し屋へ戻ります。その姿には「助けたい」という優しさだけでなく、「誰にも渡したくない」という激しい独占欲も混ざっています。

彼は相手を思うほど、刃を強く握ってしまう。愛する人を守る方法を、壊すこと以外にほとんど教わってこなかった人物だからです。

その一方で、描き下ろし漫画の進平は、紗都子と同じ布団で眠るために練習をします。本編で見せる圧倒的な力とは対照的に、ごく普通の親密さを前にすると、彼はひどく不器用です。

ここに進平の殺した本音があるように思います。

彼が本当に欲しいのは、敵を排除した世界そのものではありません。紗都子が隣にいて、明日も同じ場所で目を覚ますという確かな日常なのでしょう。

けれども、そんな小さな願いを素直に口にする方法が分からない。だから彼の愛は、「奪う」「離さない」「邪魔者を排除する」という極端な表現になってしまいます。

強い言葉や行動の奥に、見捨てられることを恐れる幼い心が隠れている。そう考えると、進平の愛は恐ろしいのに、同時にどうしようもなく寂しいのです。

一方の紗都子も、ただ進平を救う聖女ではありません。彼女自身が限られた命と家の責務に縛られ、誰かに必要とされることで自分の存在価値を確かめてきた人物です。

進平の執着は、そんな紗都子に「家のため」ではない生きる理由を突きつけます。危うい二人が惹かれ合うのは、お互いの欠けた部分を綺麗に埋めるからではなく、欠けたままでも相手を選ぼうとするからではないでしょうか。

※画像はAIによるイメージ

そして、9巻のホタルは単なる再会の道しるべではないと、僕は感じています。

ホタルの光は強くありません。暗闇を消し去ることも、遠い未来まで照らすこともできない。それでも、目の前の一歩を進むには十分な光です。

余命を抱える紗都子と、未来を信じる術を知らない進平。永遠を約束しにくい二人にとって、短い時間を懸命に光るホタルほど似合う導きはありません。

離れていても同じ光を見つめ、互いへ向かう。それは運命に救われたというより、暗闇の中で相手を選び続けた二人への、ほんの小さな祝福に見えます。

もう、しんどいほど切実です。

どうか進平の手が刃を握るためだけではなく、紗都子の手を取るために使われてほしい。どうか紗都子の嫁入りが、家や命に強いられたものではなく、彼女が選んだ幸福へつながってほしい。

9巻は、その祈りを読者にも抱かせる一冊です。


『ホタルの嫁入り』9巻の発売日・特典まとめ

『ホタルの嫁入り』9巻は、2025年9月19日に小学館から発売されました。定価は税込770円、B6判192ページで、ISBNは9784098542505です。

物語では、紗都子を取り戻すために殺し屋としての本性を解放する進平と、進平との結婚を自ら選ぶ紗都子が描かれます。離れた二人を季節外れのホタルが結ぶ、再会への重要な一冊です。

単行本には、二人がひとつの布団で眠る練習をする描き下ろし漫画が3ページ収録されています。これは店舗限定ではなく、9巻に収められた追加エピソードです。

元資料では店舗別の限定ペーパーなどは確認できません。一方、紙版の帯を使って応募する直筆サイン入り色紙の抽選企画は実施されましたが、応募は2025年11月30日で終了しています。

殺し屋へ戻る進平の激しさと、共に眠る練習をする進平の不器用さ。その両方を並べて読むことで、彼が「離さない」という言葉の奥に隠している寂しさが、いっそう鮮明になります。


よくある質問

『ホタルの嫁入り』9巻はいつ発売された?

2025年9月19日に発売されました。紙版の定価は770円(税込)で、B6判・全192ページです。

『ホタルの嫁入り』9巻に描き下ろし特典はある?

単行本には描き下ろし漫画が3ページ収録されています。進平と紗都子が、ひとつの布団で一緒に寝るための練習をするエピソードです。

9巻の店舗別購入特典は現在も手に入る?

今回の元資料では、店舗名が明記された限定特典は確認できません。発売記念のサイン色紙プレゼントも、2025年11月30日で応募を終了しています。

執筆:相沢 透

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