ジバニャンの声優は、ゲーム・テレビアニメ・劇場版を通して小桜エツコさんが一貫して担当しています。
主要な日本語版では声優交代が確認されておらず、あの愛嬌のある声は、長年にわたって小桜さんと共に育てられてきました。
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ジバニャンの声優は誰?答えは小桜エツコ
『妖怪ウォッチ』のジバニャン役を担当している声優は、小桜エツコ(こざくら・えつこ)さんです。
テレビ東京のアニメ公式ページ、レベルファイブの映画公式ページ、シリーズ周年企画などでも、ジバニャン役として小桜さんの名前が掲載されています。
小桜さんは2月22日生まれ、東京都出身。所属事務所はリル・ポータで、血液型はO型です。
以前は「小桜エツ子」という表記で活動していましたが、現在の芸名はカタカナの「コ」を使った「小桜エツコ」です。古いアニメの放送情報やエンドクレジットで「小桜エツ子」と表示されていても、別人ではありません。
ここは「ジバニャンの声優」を調べる際に、意外と混乱しやすいポイントです。
2014年当時のテレビ東京の番組情報には「小桜エツ子」と記載されている例がありますが、その後の公式情報では「小桜エツコ」に統一されています。名前の表記は変わっていても、声を担当している人物は同じ小桜さんです。
ジバニャンとはどんなキャラクター?
ジバニャンは、車にひかれて亡くなった猫が妖怪になった「ネコの地縛霊妖怪」です。
赤い体、二本の尻尾、腹巻きのような模様が特徴で、主人公の天野ケータや妖怪執事のウィスパーと行動を共にします。公式のキャラクター紹介でも、ジバニャンはネコの地縛霊として説明されています。
戦うときの必殺技は、素早いパンチを連続で繰り出す「ひゃくれつ肉球」。一方で、チョコボーを好み、面倒なことを嫌がり、家で気ままに過ごす姿も印象的です。
強そうに振る舞っていても、根っこには寂しさや未練がある。私はそこが、ジバニャンが単なるマスコットで終わらなかった理由だと感じます。
かわいいだけではないんですよね。
笑わせた直後に、かつての飼い主との記憶を思い出させる。強気な言葉の奥に、捨てられたくない気持ちがにじむ。小桜さんの声は、その振れ幅を子どもにも伝わる形で表現しています。
小桜エツコはいつからジバニャンを担当している?
『妖怪ウォッチ』シリーズは、レベルファイブから2013年7月11日に発売されたニンテンドー3DS用ゲームを起点として広がりました。小桜さんは、このゲーム展開からジバニャンの声を担当しています。
テレビアニメは2014年に放送が始まり、小桜さんの声によるジバニャンが広く知られるようになりました。
放送当時のテレビ東京公式番組情報にも、ジバニャン役として小桜さんの名前が明記されています。2014年7月に放送された、ジバニャンの過去を描くエピソード「ジバニャンの秘密」でも担当は変わっていません。
その後もテレビシリーズ、ゲーム、映画、記念番組などで小桜さんが起用されてきました。
シリーズ10周年企画のWebラジオでも、小桜さんは「ジバニャン役」としてMCを務めています。作品の外側にある記念企画でも、小桜さんとジバニャンが強く結びつけられていることが分かります。
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ジバニャンの歴代声優は?日本語版で交代したことはある?
結論から言うと、確認できる主要な日本語版では、ジバニャンの声優は小桜エツコさんが継続して担当しています。
「歴代声優」という言葉から複数のキャストを想像するかもしれませんが、ジバニャンについては、アニメのシリーズ変更や映画展開を経ても、基本的に声優は交代していません。
主要な出演媒体を整理すると、次のようになります。
時期・媒体 主な作品・企画 ジバニャンの声優
2013年 ゲーム『妖怪ウォッチ』 小桜エツコ
2014年以降 テレビアニメ『妖怪ウォッチ』 小桜エツコ
2014年 『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』 小桜エツコ
2015年 『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』 小桜エツコ
2016年 『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』 小桜エツコ
2021年 『映画 妖怪ウォッチ♪ ケータとオレっちの出会い編だニャン♪』 小桜エツコ
2022年~2023年 『妖怪ウォッチ♪』特別編・映画展開 小桜エツコ
周年企画 8周年・10周年記念番組 小桜エツコ
各映画の公式キャスト情報でも、2014年、2015年、2016年、2021年の作品でジバニャン役は小桜さんです。2022年公開の特別編『ジバニャンVSコマさん もんげー大決戦だニャン』でも、小桜さんの出演が案内されています。
映画版でもジバニャンの声優は小桜エツコ
2014年12月20日に公開された『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』では、天野ケータ役を戸松遥さん、ウィスパー役を関智一さん、ジバニャン役を小桜エツコさんが担当しました。
同作では、妖怪ウォッチが消えてしまったことをきっかけに、ケータたちが過去へ向かいます。
ジバニャンだけでなく、その過去と関係するアカマルやブチニャン、武士妖怪のブシニャンなど、猫系妖怪の物語が大きく扱われました。
続く2015年12月19日公開の『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』でも、小桜さんがジバニャンを担当しています。ケータ役の戸松さん、ウィスパー役の関さん、コマさん役の遠藤綾さんら、テレビシリーズでなじみ深いキャストも続投しました。
2016年12月17日公開の『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』は、アニメと実写を行き来する構成が特徴です。
実写世界ではケータ役を南出凌嘉さんが演じましたが、アニメパートのジバニャンの声は小桜さんが担当しました。映像表現が大きく変わっても、キャラクターの声は維持されたわけです。
この選択は、かなり重要だったと私は考えます。
見た目まで現実の質感に近づく作品では、キャラクターの印象が揺らぎやすくなります。そこで聞き慣れた声が残ることにより、「このキャラクターは間違いなくジバニャンだ」という安心感が生まれました。
声がキャラクターの帰る場所になっていた。そんな印象があります。
テレビシリーズが変わっても声優は変わらない?
『妖怪ウォッチ』では、作品名や設定を変えながら複数のテレビシリーズが展開されました。
2019年には、ケータ、ウィスパー、ジバニャンたちの日常へ戻る形で『妖怪ウォッチ!』が発表されました。レベルファイブは新シリーズについて、ケータと妖怪たちが繰り広げる物語が新要素と共に帰ってくると案内しています。
その後の『妖怪ウォッチ♪』でも、ケータとジバニャンを中心とする親しみやすい世界観が引き継がれました。
2021年公開の映画公式情報でも、ジバニャン役は小桜さんです。シリーズ名に「!」や「♪」が加わっても、中心キャストの関係は保たれていました。
一方、『妖怪ウォッチ シャドウサイド』や『妖怪学園Y』では、従来シリーズとは異なる世界観や新しいキャラクターが前面に出ています。
『妖怪学園Y』で小桜さんが演じたのは、ジバニャンではなく猫妖怪のモモです。声優が同じでも、モモはジバニャンの単純な名前違いや声優交代後の姿ではありません。別のキャラクターとして整理する必要があります。
ここを混同すると、「ジバニャンの声優が途中で別役に変わった」と誤解してしまいます。
シリーズの世界観が刷新された時期にも、小桜さんは猫系キャラクターを任されていました。しかし、それはジバニャン役の交代ではなく、小桜さんの持つ声質や演技がシリーズ全体で信頼されていた結果と見るのが自然です。
ブシニャンやワルニャンの声優も小桜エツコ?
小桜さんは通常のジバニャンだけでなく、ジバニャンと深い関係を持つ複数の派生キャラクターも演じています。
資料上では、ワルニャン、トゲニャン、ブシニャン、ブチニャン、モモタロニャン、キンタロニャン、ウラシマニャンなど、多数の猫系妖怪を担当しています。
同じような輪郭や語尾を残しながら、それぞれの性格を声だけで分けるのは簡単ではありません。
ワルニャンでは不良らしい荒さを強め、トゲニャンでは怒りや刺激を前面に出し、ブシニャンでは古風で堂々とした響きを加える。元のジバニャンらしさを消さず、別キャラクターとして成立させる必要があります。
個人的には、この「似ているけれど同じではない」という演じ分けこそ、小桜さんの技術が分かりやすく表れている部分だと思います。
単に声色を変えるのではなく、ジバニャンから派生した存在であることを、息遣いや語尾の感触に残しているんです。
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小桜エツコはどんな声優?ジバニャン役に合う理由
小桜エツコさんは、子ども、動物、妖精、小柄なキャラクターを数多く演じてきた声優です。
代表作には『妖怪ウォッチ』のジバニャン、『ケロロ軍曹』のタママ二等兵、『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』のポッチャマ、『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』のミルモなどがあります。
公式プロフィールでは、『クレヨンしんちゃん』の桜ミミ子や『宇宙人ムームー』のムームーなども主な出演作品として紹介されています。
これらのキャラクターには、ある共通点があります。
体が小さく、見た目はかわいい。それなのに感情や欲望はかなり強い。怒ったり、嫉妬したり、威張ったり、失敗して慌てたりする姿が、作品の笑いにつながっています。
小桜さんの声は高く明るい一方、ただ柔らかいだけではありません。
少しざらついた響きや、言葉を強く押し出す力があります。そのため、ジバニャンの丸い見た目に愛らしさを与えながら、負けず嫌いな性格や意地っ張りな部分も表現できます。
ジバニャンの声は「かわいい」だけではない
ジバニャンの声を思い出すと、まず独特の語尾や元気な叫び声が浮かぶ人が多いでしょう。
しかし、物語を追っていくと、小桜さんの演技には声量を抑えた場面の細かさがあることに気づきます。
ジバニャンは、もともと飼い猫のアカマルでした。
事故で命を落とし、飼い主だったエミちゃんの言葉を誤解したまま地縛霊妖怪になります。明るく振る舞っていても、自分は弱かったのではないか、愛されていなかったのではないかという傷を抱えています。
その傷が表に出る場面では、普段の騒がしい声が急に小さくなります。
私は、この落差がすごく好きです。
大げさに泣き叫ぶのではなく、いつもの調子を保とうとしながら、声の奥だけが少し沈む。そこで初めて、ジバニャンの強がりが見えてきます。
マスコットキャラクターは、かわいさが強調されるほど感情が単純に見えがちです。
けれど小桜さんのジバニャンは、食いしん坊で怠け者という表面の下に、未練、孤独、忠誠心、照れを同居させています。だから笑えるし、ときどき不意に泣かされるのでしょう。

語尾の「ニャン」が不自然に聞こえない理由
猫をモチーフにしたキャラクターは、語尾に「ニャン」を付けることがあります。
ただし、毎回同じ調子で付けると、セリフが記号的になり、感情が伝わりにくくなります。
小桜さんの演技では、喜んでいるとき、困っているとき、怒っているときで「ニャン」の長さや高さが変わります。
勢いよく言い切る場面では語尾まで前へ押し出し、気まずい場面では小さく逃がす。泣きそうな場面では、言葉の終わりがわずかに揺れる。
つまり「ニャン」は飾りではなく、感情の一部になっています。
アニメを見ている子どもは、発声技術を分析しながら聞いているわけではありません。それでも、ジバニャンが本気で怒っているのか、照れ隠しをしているのかは伝わる。
声優の技術は、意識されないほど自然なときに最も強く働くのかもしれません。
小桜エツコの受賞歴から分かる評価
小桜さんは、2014年度の第9回声優アワードでキッズファミリー賞を受賞しています。
また、2015年に発表された「ファミ通アワード2014」では、キャラクターボイス賞の受賞者として小桜さんの名前が掲載されました。『妖怪ウォッチ2 元祖/本家/真打』も同アワードのムーブメント賞に選ばれています。
この評価は、単に人気作品へ出演したというだけではないでしょう。
子どもが繰り返しまねしたくなる声でありながら、大人が聞いてもキャラクターの背景を感じられる。その両立が、ファミリー向け作品で長く活躍する小桜さんの強みです。
ジバニャンが流行した時期には、キャラクターの姿だけでなく、口調やセリフの言い方まで広く知られるようになりました。
キャラクターの声が遊びや会話の中へ入り込んだという意味で、小桜さんの演技は『妖怪ウォッチ』の社会的な広がりにも大きく貢献したと考えられます。
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ジバニャン声優・小桜エツコの代表的な出演作品
小桜エツコさんの代表作を知ると、なぜジバニャンの演技に説得力があるのかが見えてきます。
ここでは、ジバニャンと共通する魅力や、反対にまったく異なる表現が分かる作品に絞って紹介します。
『ケロロ軍曹』タママ二等兵
『ケロロ軍曹』で小桜さんが演じたのは、ケロロ小隊の新兵・タママ二等兵です。
テレビアニメは2004年から2011年にかけて放送され、タママ役は小桜さんの代表的な仕事の一つになりました。
タママは、表面上は無邪気でかわいらしいキャラクターです。
しかし、嫉妬心が強く、感情が爆発すると表情も声も一変します。甘える声から激しい叫び声まで、一つのセリフの中で急激に変化することもあります。
この二面性は、ジバニャンの演技にもつながっています。
ジバニャンも普段は愛嬌たっぷりですが、怒ったときや必殺技を放つときには勢いが増します。かわいさを壊さずに声へ攻撃性を加える技術は、タママ役で培われたものと考えられます。
2026年の『新劇場版☆ケロロ軍曹 復活して速攻地球滅亡の危機であります!』でも、小桜さんはタママ二等兵役として出演しています。長期間を経ても代表役を任され続けている点は、声とキャラクターの結びつきの強さを示しています。
『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』ポッチャマ
『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』では、ヒカリのパートナーであるポッチャマを演じました。
ポッチャマは誇りが高く、少しお調子者で、失敗しても簡単には弱音を吐きません。ジバニャンとは作品も設定も異なりますが、強がりの奥に寂しさや優しさを隠している点はよく似ています。
言葉らしい言葉をほとんど話さないポケモン役では、名前をもとにした鳴き声や息遣いだけで感情を伝えなければなりません。
喜び、怒り、焦り、照れ、決意を短い音へ詰め込む経験は、ジバニャンの動物らしさを表現するうえでも生かされているはずです。
ポッチャマはテレビシリーズだけでなく、劇場版や後年のシリーズにも登場し、小桜さんが声を担当しています。
長く愛されるキャラクターを複数持っていることは、小桜さんが「一度聞けば覚えられる声」と「繰り返し聞いても疲れにくい演技」の両方を備えている証しではないでしょうか。
『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』ミルモ
『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』では、妖精のミルモを演じました。
ミルモは作品の中心人物であり、かわいらしい外見に反して、ぶっきらぼうで面倒くさがり。甘い物が好きで、主人公を助けながらも素直に感謝や好意を表現しません。
もう、ジバニャンと並べると共通点が多いんですよね。
食べ物への執着、気まぐれな態度、強がり、情の深さ。見た目の愛らしさと、きれいごとだけでは動かない人間臭さが同居しています。
小桜さんは2002年から始まった同シリーズでミルモを演じ、テレビアニメで初主演を果たしました。
ジバニャンより前に、作品の顔となる小柄なキャラクターを長期にわたって演じていた経験は大きかったはずです。
ミルモでは、乱暴な言い方をしても視聴者に嫌われない声の温度が必要でした。
ジバニャンも、怠けたりわがままを言ったりします。それでも憎めないのは、セリフの奥に親しみや優しさが残っているからです。
『あたしンち』石田ゆり
『あたしンち』では、みかんの同級生である石田ゆりを演じました。
石田は独特の行動や話し方で周囲を戸惑わせることがありますが、本人には悪気がありません。静かな日常会話の中で、少しずれた面白さを成立させるキャラクターです。
ジバニャンやタママのように派手な叫び声が中心ではなく、間の取り方や淡々とした発声が笑いにつながります。
この役を見ると、小桜さんが勢いだけでキャラクターを演じているのではないことが分かります。
声を張らず、相手との会話にわずかな温度差を作る。日常アニメだからこそ見える、細かなコメディー演技です。
『僕のヒーローアカデミア』リカバリーガール
『僕のヒーローアカデミア』では、雄英高校の保健室を担当するリカバリーガールを演じています。
子どもや動物の役が多い小桜さんにとって、年長者として若者を見守り、必要なときには厳しく注意する役柄です。
リカバリーガールの声には、ジバニャンのような幼さはありません。
その一方で、小柄な体から強い言葉を発し、コミカルさと頼もしさを同時に表現する点には、小桜さんらしさがあります。
代表作を横に並べると、小桜さんの声が一種類ではないことがよく分かります。
高い声という共通点だけで語るのはもったいない。演じるキャラクターの年齢、性格、体格、物語上の役割に合わせ、声の重心そのものを変えています。

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ジバニャンの声優が長く交代しない理由を考察
ここからは、公式発表された理由ではなく、作品と声優の関係を見てきた筆者としての考察です。
ジバニャンの声優が長期間変わっていない最大の理由は、小桜エツコさんの声がキャラクターデザインと同じくらい、ジバニャンの人格を形作っているからだと考えます。
ジバニャンは赤い猫妖怪という、ひと目で覚えやすいデザインをしています。
しかし、姿だけでは、ここまで人間味のあるキャラクターにはならなかったでしょう。
語尾の「ニャン」、チョコボーを求めるときの浮ついた声、ケータへ文句を言うときの遠慮のなさ、過去を思い出したときの小さな声。その積み重ねによって、ジバニャンは動く記号ではなく、一人の友達のような存在になりました。
ジバニャンの声はシリーズをつなぐ共通言語
『妖怪ウォッチ』シリーズは、ゲーム、テレビアニメ、劇場版、スマートフォン向け作品、周年企画など、異なる媒体へ広がってきました。
媒体が変われば、画面の大きさも物語のテンポも変わります。
ゲームでは短いボイスで性格を伝える必要があり、テレビアニメでは会話の流れを作り、映画では感情の起伏をより大きく表現しなければなりません。
そのすべてで同じ声が聞こえることにより、受け手は迷わずジバニャンだと理解できます。
2014年の第1作映画から2015年、2016年、2021年の映画まで、小桜さんが継続してジバニャンを演じていることは、シリーズの連続性を支える重要な要素です。
私は、長期シリーズにおける声優の役割は、単なる音声の担当ではないと思っています。
作品の時代が変わり、子どもの視聴者が成長し、新しい世代が入ってきても、声が同じなら世界への入口は残る。
久しぶりにジバニャンの声を聞いた瞬間、放送を見ていた部屋や、ゲームを遊んだ時間まで戻ってくる人もいるでしょう。声は物語だけでなく、視聴者の記憶とも結びついています。
かわいさと生活感を両立できる声
ジバニャンは、妖怪でありながら非常に生活感のあるキャラクターです。
家で寝転がり、食べ物を欲しがり、テレビのアイドルに夢中になり、面倒な頼みには渋い顔をする。特別な力を持ちながら、行動だけを見ると妙に人間くさい。
この生活感を成立させるには、作り込まれすぎた「かわいい声」だけでは足りません。
少し乱暴で、少しだらしなく、ときには本気で不機嫌になる必要があります。
小桜さんの声には、キャラクター商品としての愛らしさと、物語の登場人物としての生々しさが同居しています。
ここが、ほかの猫キャラクターとは違うジバニャンの個性です。
かわいく聞こえるから人気になったのではない。かわいくない感情まで隠さず表現したから、結果的にかわいく見える。
私はそう考えています。
原作ゲームとアニメを見比べると演技の違いが分かる
ジバニャンの声の魅力をより深く知りたい場合は、ゲームとアニメでセリフの長さを比べてみると面白いです。
ゲームでは、戦闘中の掛け声や短いリアクションなど、限られた音声だけでジバニャンらしさを示します。短い一声の中に勢いと愛嬌を詰め込む演技が中心です。
一方、アニメではケータやウィスパーとの会話が増え、言葉と言葉の間にある迷いや照れまで表現されます。
さらに劇場版では、過去への未練や仲間との絆など、テレビの日常回とは異なる重い感情が扱われます。
同じ声、同じキャラクターでも、媒体によって演技の密度が変わっているんです。
ジバニャンを「語尾にニャンを付ける元気な猫」とだけ見ていると、この違いを見落としてしまいます。
ゲームで性格の核をつかみ、アニメで日常の表情を知り、映画で感情の奥を見る。順番に触れるほど、小桜さんが作ってきたジバニャン像の厚みが感じられるはずです。
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ジバニャンの声優と歴代作品を振り返って分かること
ジバニャンの声優は、小桜エツコさんです。
2013年のゲーム展開からテレビアニメ、複数の劇場版、周年企画まで、確認できる主要な日本語版で一貫してジバニャンを演じてきました。シリーズ10周年企画でも、公式にジバニャン役として紹介されています。
「歴代キャスト」という観点では、複数の声優が交代してきたキャラクターではありません。
むしろ注目すべきなのは、一人の声優が長く担当しながら、ゲーム、テレビ、映画という異なる表現に合わせてジバニャンの感情を広げてきたことです。
小桜さんは、タママ二等兵、ポッチャマ、ミルモ、石田ゆり、リカバリーガールなど、幅広いキャラクターを担当しています。
その経験から生まれた、かわいさ、強がり、嫉妬、寂しさ、生活感の混ざった声が、ジバニャンというキャラクターに深みを与えました。
ジバニャンは見た目だけなら、親しみやすい赤い猫妖怪です。
けれど声を聞けば、負けず嫌いで、寂しがり屋で、好きなものには一直線な性格まで伝わってきます。
キャラクターの絵に声を加えたのではなく、声によって心が生まれた。
小桜エツコさんとジバニャンの関係を振り返ると、そんな言葉がいちばんしっくりきます。
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- ・キャラクターの判断に至るまでの思考過程
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- ・感情表現の行間や余白
「あの行動、そういう意味だったのか」と後から腑に落ちる体験は、
原作を読んで初めて得られることが多いです。とくに完結済み、もしくは終盤に入っている作品ほど、
先に原作で全体像を把握したほうが満足度が高くなる傾向があります。
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「いつか読むつもり」の作品があるなら、先に確保しておくほうが無難です。
よくある質問
ジバニャンの現在の声優は誰ですか?
ジバニャンの声優は小桜エツコさんです。テレビアニメ、ゲーム、劇場版、シリーズ周年企画などで継続して担当しています。
ジバニャンの声優は途中で交代しましたか?
確認できる主要な日本語版では、ジバニャン役の声優交代はありません。古い資料では「小桜エツ子」と表記される場合がありますが、「小桜エツコ」さんと同一人物です。
ジバニャン以外の小桜エツコの代表作は何ですか?
『ケロロ軍曹』のタママ二等兵、『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』のポッチャマ、『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』のミルモ、『あたしンち』の石田ゆりなどが代表作です。



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